森喜朗首相の「神の国」発言と説明は次の通り(いずれも要旨)。
【15日の神道政治連盟国会議員懇談会】
神様を大事にしようという最も大事なことを国民は忘れているのではないかということから神道政治連盟、そして国会議員懇談会を設立した。
みなさんの大変なご努力で「昭和の日」を制定しようとしている。天皇陛下のご在位十年をお祝いさせていただいたり、先帝(昭和天皇)陛下ご即位六十年のお祝いとか、ややもすると政府側が、若干及び腰になるようなことをしっかりと前面に出して、日本の国、まさに天皇を中心としている神の国であるということを、国民のみなさんにしっかりと承知をしていただく、その思いでわれわれが活動して三十年になる。
われわれの社会を考えると、鎮守の森を中心に地域社会を構成してきたように思う。
地球社会に共通なのは人の命が大事だということ。人間の体ほど、不思議なものはない。神様からいただいたものということしかない。神様であれ、仏様であれ、それこそ天照大神であれ、神武天皇であれ、親鸞聖人であれ、日蓮さんであれ、宗教は心に宿る文化だ。そういうことをもっとみんな大事にしようということを教育の現場で何で言えないのか。信教の自由だから触れてはいけないのか。そうではない。信教の自由だからどの宗教も、神も仏も大事にしようということを、学校でも社会でも家庭でも言うことが、今の日本の精神論から言えば一番大事なことではないかと思う。
【16日の記者団とのやりとり】
神道政治連盟の三十周年で結成当時の経緯の紹介をした。日本の悠久の歴史と伝統文化という意味で申し上げている。戦後の主権在民と矛盾するものではない。戦前は天皇と結び付けて戦争をした。そこで、主権在民、信教の自由をうたい、侵略戦争を廃棄するということを国是とした。何ら矛盾しないわけで、天皇のことは悠久の歴史と日本の伝統文化を表現しているということだ。
伝統文化というのはどこにでもある。ギリシャにはギリシャ神話があり、旧約聖書だってある。そのことを批判することはできない。(戦後は)戦争を否定し、信教の自由を誓い、天皇を象徴とし、新しい民主主義の体制にした。それをどうこうしようという話ではない。