採択戦の手引き・・・採択の現状 投稿者:むくまろ 投稿日:04月23日(金)23時46分15秒
第1章は「採択の現状」です。
これを書いておかないと何が問題なのか分からなくなっちゃいますからね。
この分野に関しては池内様が本職なので充実した「補足」をお願いします。
実は、池内様の10個前の投稿で早速少し内容が変化することになってしまいました。(笑)
去年の暮れ、「審議官の更迭に反対するシンポ」に見学にいっていた私はパネリストの米田議員の話を聞いていました。(確かこの人は比例で当選したのに新進から自民に移って顰蹙買ってた人だなあ)なんて考えていたのですが、その中でこんな内容の話しがありました。
「社会の教科書を作っている会社の社長を全員勉強会に呼んで、『何であんな教科書を作るんだ』って問いただしたら、みんな口をそろえて『おっしゃることは尤もです、我々もあんな教科書作りたくありません、でもああ書くと売れるんです』と答えた。」と言うのです。
それから「国の礎になる大事な教科書の採択をあんな不透明な方法でマイナーな連中に任せるからこんな事になるんだ、やっぱり国が責任を持って採択の主導権を・・・・」と続くのですが、「採択の仕組み」をどうすべきかは此処では触れません。話しがややこしくなりますから。
ではその「不透明な方法でマイナーな連中」とは何でしょうか。
渡部昇一・谷沢永一両先生の「こんな歴史に誰がした」によると、これは「大同協文書を盾にした教職員組合の教師達」ということのようです。
教科書の採択は各自治体の「教育委員会」が行うのですが、これは建前であり「教育委員会」は、「教科書選定委員会」に仕事を委託し、「教科書選定委員会」は「調査委員会」に実務を委託します。
「調査委員会」には、「現場の教師」が「匿名」で選ばれます。なぜ匿名かというと、接待攻勢にあうことが必至だからで、これは理解できます。
この本では大阪の例が出ていますが「匿名」をいいことにこの「調査委員会」のメンバーは全員が教職員組合の組員なのだそうです。つまり、選ぶのはみんなアカ先生、ということになります。
しかし、アカ先生はおしなべて不勉強ですから教科書のどの点を判断基準として良いか分かりません。そこで出てくるのが「大同協文書」です。
「大同協文書」とは、大阪の同和教育の研究会が出している冊子で、内容の大半は「教科書が支配者の人権抑圧と民衆の抵抗の歴史」になっているかどうかを具体的に細かくチェックポイントを設けて、すべての教科書を採点する。」というものです。
この点が高くないと「人口密集地」の大阪で採択されないのですから大変です。教科書会社は争ってこの「文書」を求め、出来る限りこの「チェックポイント」に忠実な教科書を作ろうと「努力」します。このチェックポイントには勿論「南京」も入っています。事実上の「検閲機関」です。
教科書の採択を牛耳っているのは「大阪の同和教育のアカ教師による研究会」ということに現状ではなってしまっています。この事実があるので、私は公立における教科書の採択戦に相当な危機感を持っています。正攻法で闘うのは本当に大変だなあ、と取り組んでおられる方々には頭の下がる思いです。健闘を祈っています。
PS・・・そのシンポジウムで「近隣諸国条項」が話題になりました。ある人が「近隣諸国条項でがんじがらめに・・・・」といったときにパネリストの岡崎久彦先生が「ちょっと見せて」といって近隣諸国条項を読み、嬉しそうに「ほら役人が逃げ道のない文書書くわけないんだよ。『必要な指摘があれば教科書に反映させる』って書いてあるということは『不必要な指摘だったので反映させませんでした』といって逃げられるようになってるんだよ、あんまり気にすることないよ」とおっしゃいました。(数ヶ月前のことなのでちょっと違っているかも知れません)
「役人の世界の奥深さ」を感じた一瞬でした。
世の中、面白いです。 投稿者:池内晴紀(考察中) 投稿日:04月24日(土)00時43分12秒
むくまろ様の仰せのこと、広島や大阪などの特殊地域では
その通りだと思います。
ただ、教科書選定にあたって、現場の教師を排除することは
絶対に不可能です。
方向性として、日教組やその他の外部組織の干渉を排除するのは可能です。
この部分が重要でしょうね。
しかし、これは、「つくる会」というより、新聞社など報道機関が不正を告発する方向でやらねばならぬ事です。
それから、調査委員会は匿名とおっしゃいますが、不思議な事に、教科書会社の営業マンは、せっせとその匿名のはずの選定委員のところに、菓子折を持って、通ってますよ(^^)
あ、これって、言っちゃいけなかったっけ?
おいら、調査委員会の教師のおっちゃんから、余った阪神タイガースの甲子園の入場券貰ったことある。
あ!これも言っちゃいけなかったっけ?
まあ、世の中、そう杓子定規にはいかないってことですかねえ。
大阪や広島など、特殊地域を除けば、一般に教科書選定には、営業の力量にかかっていると言っても、過言じゃないと思います。
それから、私、別に、教育のプロじゃないですから(^^;
ただの素人知識ですので、どうかご容赦ください。m(_)m
兵庫県では原則公開 投稿者:池内晴紀(兵庫会員) 投稿日:04月24日(土)09時05分11秒
教科書選定委員に関して、大阪は、調査委員会が非公開なのはおかしい!
すくなくとも、兵庫県では原則公開です。
だいたい、文部省の審議官でさえ、名前が公開されているのに調査委員会などという末端の組織が情報非公開を行っているのはおかしい。
この部分において、情報公開を求める運動をするのは有効でしょう。
大阪や広島など一部の地域では、非合法な圧力が、公然と行使されている部分はあるので、こういう部分は、「つくる会」一丸となって抗議行動をしていけばいいと思います。
ただ、自由主義者の集まりだけに、抗議デモとか苦手なんだ、これが。
私も抗議デモ嫌い。
色々と新しい方法論も考えていかねばなりませんね。
重大ミス! 投稿者:池内晴紀(ёжё)/ 投稿日:05月09日(日)20時10分22秒
柴犬様、むくまろ様、大変な間違いを犯してしまいましたっ!
教科書採択委員は、一般に対しては原則非公開ですっ!学校関係者間では、情報筒抜けなので、原則公開だと思いこんでましたっ!
学校関係者は、みんな、誰が採択委員か知ってます。ただし、規則上は、原則一般非公開だそうです。しかし、非公開ではなく、「一般には公開しない」だそうです。ややこしい言い方するから、間違ってしまいました!
間違った情報を流し、皆様に大変ご迷惑をおかけしました!
2章:教科書の内容における問題点 投稿者:むくまろ 投稿日:04月25日(日)02時13分48秒
>池内様、大阪が特別だったんですね。良かった良かった。1章を全面肯定されちゃうと、ずいぶん窮屈になるなあと思っていました。
今回は「公立における採択戦」での懸念事項です。素人の門外漢の視点によるものなので「杞憂」であることを本心から期待しています。
「営業」というものは相対する商品の内容が「どっちもどっち」の場合に最も効果を発揮するものです。今まで7社の教科書は内容に大差がなかったので「営業合戦」が盛んであったものと思われます。「つくる会」の教科書はコンセプトから何から全然違うわけですから「営業」の占める比重は低くなります。読み比べた時に抱く感想がまるで違うからです。尤も「扶桑社」がその点(手土産等)に抜かりがある訳ない、という気持ちも当然あります。
他社の教科書と「つくる会」の教科書を選定委員が読み比べた場合に、彼らが抱く感想は、
1.既存の教科書の方がよい。
2.どっちもどっちである
3.「つくる会」の方がいいような気がする。
4.絶対「つくる会」
の4つに分けることが出来ます。
迎え撃つ7社の身になってみるとこの中で1は問題ありません。2も「わざわざ代える理由」がないのですから問題ありません。4は仕方ありません(笑)。
従って7社の営業は当然3の人が「つくる会」への「好意」を「採択行動」へ移行させない為にどうすればよいか、ということを「テーマ」として考えます。
方法はいろいろあると思いますが誰でも考えつく簡単な方法として「過去問の活用」があげられます。
まず、47都道府県の過去問を数年分全部集めて、問題文、設問文、解答に使用されている文言をすべて集計してデータベース化します。そして「つくる会」の教科書を入手後にその「文言」を洗い出して比較検討します。
「つくる会」の教科書は採用されている文言が他の7社と結構違うため公立高校の過去問に対応できないケースが他社の場合と比較して比絶して多くなることは間違いありません。
そして「対応できてない箇所の一覧表」を営業マンに持たせて3の先生に
「つくる会の教科書を使うと公立高校の入試にこんなに不利になります」といわせるのです。
中学の先生は全員「子供を無事に進学させたい」と思っています。
立派な先生は「一人一人の希望が叶うように」、しょうもない先生でも「3月まで2次募集やら、中学浪人やらで追い回されたらかなわん」と思うからです。「公立高校の出題範囲を網羅していない教科書」というレッテルを貼って「好意」を「採択活動」につなげるのを阻止するのです。私ならそうします。
この戦術に対応するには「不利にならない」ことを説得する必要があるのですが結構大変なような気がします。
が、この話しにはオチがあります。実際には不利にならないからです。
というのも公立高校の入試問題は「その県が採択している教科書を比較検討して特定の教科書利用者が不利にならないように作られるに決まっている」からです。「つくる会」の教科書が採用された県は「共通して載っていること」のみが出題対象になるのですから「予想」が立てやすくなり、受験産業が喜ぶという意外な結果になることでしょう。この点を強調すれば何とかなると思うのですが、「網羅されていない不安」をどう取り除くかが「公立における採択戦」の鍵になるような気がします。
相手は「プロ」ですから、こんな単純な方法より効果的な防止策を色々と考えているに違いありません。その点に関してどの程度対策が進んでいるのかが気になるところです。
「網羅されていない不安」は、きわめて重要なファクターです 投稿者:池内晴紀(兵庫会員) 投稿日:04月25日(日)10時39分09秒
むくまろ様>「網羅されていない不安」これを取り除く事が
最大の懸案事項であることはたしかだと思います。
ただ、これまで外野から見てきた状況はといいますと、教科書会社の営業マンは、自社製品の有益生よりも、もっぱら、「高名な先生のご意見を拝聴させてくださいませ。」という態度の人が圧倒的に多いですし、そういう人物のほうが採択委員の先生には評判がいいです。
採択をする側にも、「どうせどこの教科書も同じ」という思いこみがありますので、後は、授業を進行するにあたっての利便性、使いやすさ、が最大の決め手になったりします。
よって、その地域の社会科教師や、信望の厚い元校長や、退職教職員連盟の世話役などとの接触も重要です。
こういう、一般教職員から信望を集めている人々からの「あの教科書は使いやするらしいよ」等の、口コミなども結構有力な判断材料になったりするものです。
(ただし、これらの人々は、本当に使いやすいと思わなければ、使いやすいとはいいません。)
又、一般的良識のある教師は、余り高額な賄賂などは返って嫌いますので、営業マンとしては、金品よりも、「先生のご意見を拝聴させていただく。」という謙虚な態度が好まれます。
その上で、相手の質問には、確実に答えなければなりません。その点、先の「網羅されていない不安」はきわめて重要なファクターですし、絶対に押さえておいて理論武装しておくべき点ですね。
なお、手土産には、教材の小道具になる「日本全史事典」や「漫画日本の歴史」などを、参考資料として提供するのが一般には喜ばれるようです。