5章:公立王国の採択戦 投稿者:むくまろ  投稿日:04月25日(日)20時22分02秒

>池内様、そうですね、名門私立でも「ゆとり教育」という言葉を使う校長がい ますが意味が違います。「たっぷり時間をかけて理解できるまで徹底的に演習する」のが「真のゆとり教育」である、とのことです。私も「時間を削る」ゆとり教育などは「まやかし」だと思っています。
よろしければ3月頃「なぜ削るのか」というスレッドを「未来ボード」に立ち上げていますのでご覧下さい。

今回からは各論になります。まず「公立王国の採択戦」について道県別に簡単にコメントします(まとめちゃう場合もあります)。ちなみに「公立王国」とは此処では便宜上「県内で1位、2位の高校が共に公立である県」と定義します。

これらの道県における採択戦は、県内に「あこがれの私立中」がないわけですから、原則として「現行通り」で構わないと思います。
ただ、県内に「国立中」があり、その中学校が地元のトップ公立高校に数十人単位で合格者を送り込んでいる場合は、その国立中の採択が長い目で見ると「生命線」になりますので、全力で勝ち取る必要があります。

また「佐賀の弘学館」のように1期生が「県内トップと同等」の結果を出し、2期目からは不動のトップ校になった例もありますので「私立の動向」には目を光らせておく必要があります。「東大・京大合格者を出した」「習熟度別クラスを導入した」「私大・地元国立大への進学実績が伸びている」など「勢い」を感じさせる一貫制私立が出てきたら注意します。

では道県別に

北海道:近年付属中を作った「函館ラサール」や「北嶺」等有力私立が結構あります。これらの学校の採択戦を勝っておくことは大切だと思います。
宮城:めぼしい私立はありませんが、それなりに「市場」があるようなので注意が必要だと思います。
茨城:「江戸川取手」「清真」「めい渓」は必須です、特に「江戸川取手」は将来的に「生命線」になる可能性があります。
埼玉:上位層が「東京」に結構流れているので難しいところです、取りあえず「西武文理」「栄東」位は押さえておいて欲しいものです。
千葉:「東邦」「渋谷幕張」「市川」は必須。特に「渋谷幕張」は絶対に押さえておく必要があります。10年後は県内のトップ校になっていると思います。
静岡:それなりに私立が伸びてきそうな気配があります。動向に注意が必要だと思います。
愛知:「東海」は全国区の進学校です。仏教系でもありますし絶対に採択に持ち込まなければいけないと思います。中部地方の私立の最高峰ですので、此処の採択戦は「中部地方の私立」すべてにとって「生命線」になります。あと「滝」「南山」は必須でしょう。この県がこの章にいるのは「旭丘」「明 和」「岡崎」という日本屈指の公立をこの県が抱えていることによるものです。
決して「私立の弱い県」ではありません。この県をこの章に入れるかどうかは非常に微妙でした。
香川:「大手前」は採択にこぎつけたいところです。
熊本:「真和」と「マリスト」は押さえておいて欲しいです。
宮崎:「日向学院」は押さえておいて欲しいです。
青森、秋田、岩手、山形、福島、群馬、栃木、長野、新潟、富山、福井、岐阜 滋賀、鳥取、島根、山口:今のところ目立った私立はないようですが動向に注意して現状通りの採択戦を行って良いと思います。




抜け穴について 投稿者:池内晴紀(兵庫会員)  投稿日:04月25日(日)21時19分10秒

むくまろ様>各方面に問い合わせて聞いてみたところ、やはり、教育指導要領に従わない教科書は、検定を通過しません。
高校教科書ならまだキャパシティがありますが、義務教育においては、教育指導要領の範囲を逸脱した教科書が検定をパスする可能性はゼロです。
「プログレス」に関しては、まず、教科書指導要領に従った教科書をパスさせ、「副読本」として「プログレス」を付随させたのではないかという事です。
教科書検定に則らない教科書を使用する最も典型的な抜け穴的手法です。
ですから、恐らく、「プログレス」には、内容の薄い「副読本」と「プログレス」の2冊セットになっているはずです。教科書としてパスしはのは、その「副読本」のほうでしょうが。(^^)
それから、ゆとり教育については、やはり公立中学の現場でも問題になっているそうです。
時間数の削減と、教材内容の過疎化で、現場からは「落ちこぼれが大量に発生する懸念がる。」との意見が多数よせられているそうです。



そういえば 投稿者:むくまろ  投稿日:04月25日(日)23時46分40秒

>柴犬様、プログレスの章でいいたかったのは「検定通ってるわけないプログレス使ってても大丈夫なんだからまして検定通っている「つくる会」の教科書なら楽勝」ということです。量的には他社と「同じくらい」じゃないと検定通らないと思います。

>池内様、わざわざお調べいただいて恐縮です、そういえば「プログレス」の教科書使ってる学校の女の子の机の上に使った形跡のない「ニュートータル」があって「なんだろう」と思ったことがあります。「副教材」だったんですね。(笑)
そういえば「歴史の流れ」を掴むためにどっかの文庫の全20巻くらいの「日本の歴史」を「副教材」にしている私立があったような・・・・




6章:私立王国の採択戦(概論) 投稿者:むくまろ  投稿日:04月27日(火)22時07分29秒

この章は県内の1位、2位校が私立である県についてです。

いわゆる「私立の強い県」ですが本来、こういうことはあり得ないはずです。
というのも公立がしっかりしていれば「安い方がいい」訳ですから、1.2校ならともかく上位に私立がずらり、というのは「公立の弱い県」といって過言ではないでしょう。

これらの地域で公立が弱い理由はもう語り尽くされていますので書きませんが、これらの県の人口密集地での採択戦は困難を極めます。1章で語られているような状況だからです。

私は池内様の地域が「公立一辺倒」というのを読んで目を疑いました。名門私立ひしめく「兵庫」の通学圏内の地域が採る戦略とはとても考えられなか ったからです。やっぱり「右」の人は「特攻」とか「玉砕」が好きなのかなあ等と余計なことも考えてしまいました。

此処での採択戦は、「私立最優先」が鉄則です。以下に理由を書きます。

左傾した地域における採択戦は当然保守王国より難しいし「イデオロギー」がらみですから「採択の先生」の考えを変えるのは困難です。「世論の力で押し切る」しか手がありません。
「世論」というのは残念ながら「国民の歴史」の部数や「つくる会」の会員数ではありません。先生に直接関係ないからです。社会現象になれば話は別ですが、それには本が1桁、会員数が2桁は足りません。

私の考えている「世論」というのは「父兄からの圧力」のことです。幸い、というか当然ですがこの地域においては学力の高い子やリーダーシップの取れるこの大半が私立に通っています。「つくる会」の教科書は3.4章の理由により、私立を席巻できるわけですからこうなると面白い事が起こります。

この地域は「学力と経済力が伴えば私立に行かせたい」訳ですから、「つくる会」の教科書が私立を席巻すると「学力と経済力がなければつくる会の教科書が使えない」という状況が生まれます。もっともこの地域の私立は「熾烈な争い」をしており、此処での私立の採択戦に勝てないようでは「論外」 になります。どれくらい熾烈化というと、今年東京の私立女子中は3割以上が定員を割っている事からも明らかです。左傾した私立もありますが「実績」の方が絶対大事ですから問題ありません。

この地域は「教育熱心な父兄」が大勢います。「プログレス」と違って「つくる会」は当然公立での採用が可能ですから、この状況を作って始めて「左翼の先生がつくる会の教科書の採択をじゃましている」現実を浮き彫りに出来ます。父兄を味方に付けうる状況が生まれるわけです。此処までが「地ならし」です。公立における「真の採択戦」は此処からになります。

次に各論になりますが、「国立」は割愛しました。別に進学に力を入れているわけではないからです。尤も、インパクトは相当のものですから「公立」よりは当然優先順位は高くなります。此処で該当するのは東京、京都、大阪、広島の国立のことをいっています。

あと、勿論人口密集地域以外は「公立」も大切です。例えば兵庫でも「北部」では「私立最優先」ではやることがないはずです。



その一言がほしかった! 投稿者:池内晴紀(末端会員)  投稿日:04月27日(火)23時20分24秒

むくまろ様>私が痛切に感じている点も、まさに第6章です。 会員数がいくら増えようが、本を何冊売ろうが、まったくそのような事は無意味なのです!
教師たちにとっては、父兄の圧力が一番なのです!
狭い狭い世界です。
兵庫県南部では、私立優先は鉄則です!
しかも「灘」というブランドを考えるならば、絶対に私立を主体にした戦略を先行させるのはセオリーです。
私も、NC4などで、何度か「本なんか何冊売っても無意味だ!」と言ったり、自分のHPで、「わーい!会員数が増えたー!なんて喜んでるらしいが、そんなもん、意味無しだ!」とも書きましたし、「会に入りたいけど、お金がありません。」と訴えてきた高校生に対しては「あなたの誠意だけで十分です。 会に入る必要性はありません!」と言ってきました。
やっと、やっと、私がバカになって言い続けてきた事の理論的実証がなされ、これほど嬉しいことはありません。
むくまろ様の理論的基盤をたたき台として、私も、一、一般会員として、本部に突き上げが出来るというものです。(;;)



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