6章:私立王国の採択戦(各論) 投稿者:むくまろ  投稿日:04月28日(水)19時25分05秒

東京:あまりに多いので「生命線」と「トピック」に限定します。
保守系進学校の象徴である「開成」「桜陰」、リベラル系の象徴である「麻布」「女子学院」は、全国的にインパクトがあるので必須。お嬢系の象徴である「双葉」もはずせない。特に「開成」は全国でも「灘」の次に大事だと思う。
新興勢力等その他の有力校は熾烈な競争にさらされているので、スムースに運ぶでしょう。
面白いのは巣鴨、攻玉社、城北の「右より」校で、楽しい採択戦になると思います。特に城北は兄弟校の「城北埼玉」がつくる会を支援しており、日本一楽な採択戦になるのでは。

神奈川:生命線としては、
栄光学園、キリスト教系の東日本の最高峰として全国的にも大事な採択戦。
フェリス、日本屈指の「あこがれ校」としてその影響力は絶大。
桐蔭、進学・運動とも全国屈指の「新興勢力の象徴」。私立校による「学校見学」が日本一多いので影響力大。「マンモス校、右より」という美味しい学校でもある。
公文国際:あの「公文」の作っている学校。民間教育最大手の公文と協力できればその波及効果は絶大。
あとは聖光、サレジオ、横浜双葉、浅野あたりははずせない。

京都:「洛星、洛南」に尽きる。リベラルでキリスト教系の洛星と、スパルタで仏教系の洛南の対比が面白い。つくる会としては校風と京大合格者1位の影響力を考えて洛南は必須。洛星も何とかして下さい。当分公立は無理なんだから。

大阪:「星光、清風南海」は必須。特に清風南海は「右より、スパルタ」なので最優先させるべきだと思う。公立も「北野・天王寺・三国ヶ丘」など強いが年々少しずつレベルが落ちてきている。それ以下にも躍進しつつある私立が多数あり、当面公立などやっている暇はないだろう。どうせやっても無駄だし。

兵庫:「灘」は必須。長い目で見れば此処さえ押さえておけば何とかなると思う。最重要校である。此処が取れるかどうかが最大の「生命線」であり、兵庫だけの問題ではない。それ以外も甲陽、六甲、白稜、淳心、神戸女学院、滝川と蒼々たる顔ぶれである。北部も三田学園は必須。

奈良:「東大寺」に尽きる。全国区であり「仏教系」の最高峰である。あとは西大和と奈良学園は必須。奈良や畝傍など良い公立もあるがやはりこの3校が先でしょう。

和歌山:「智弁和歌山」に尽きる。此処は県が東大合格者を増やすために誘致された「曰く付き」の学校でもあり、この県におけるダントツのトップ校である。後は「近大和歌山」だがここは県立より「まし」といったところである。

岡山:「岡山・白稜」を優先させるべきです。「尽きる」というほどではありませんが。後は広島県からの越境がいっぱいいて有名になった「金光」かな。

広島:中国の最高峰「広島学院」は必須。後は修道、ノートルダム、城北国立も複数あり、まあ、公立なんかどうだっていいや。

高知:「土佐・土佐塾・学芸」の3校を優先。この3校も全国区ではないし、公立もやたら弱いので県全体が低迷しているようです。

いやあ、予想通りの都府県が並びました。ちょっと怖いほどです。(笑)





7章:拮抗県の採択戦 投稿者:むくまろ  投稿日:04月28日(水)20時10分23秒

此処は県の上位2校の内1つが公立の県です。
「拮抗県」としましたが、中学において「あこがれ校」が1つある県ともいえます。
此処での戦略は当然「一点突破」です。
「つくる会」の教科書の良さをいくらアピールしたところで「証拠」がなければ横並び民族である日本人の先生を「好意」から「決断」まで持っていくのは大変です。これらの県では下記の「1校」さえ採択に持ち込めれば「良い教科書」の証明が済んでしまうので、公立における採択戦がぐっと楽になります。「あそこの使っている教科書を使わせたい」という方向で父兄を味方に付けられるからです。6章の県よりずっと単純な図式になります。

逆にその「1校」の採択に失敗すると、すべてが悪い方にスパイラルしていく可能性もあり、失敗は許されません。「この1校を落とすまでは『公立』はやらない」位の覚悟は必要だと思います。

自動車や家電を考えるまでもなく、商品を普及させるのは「気力」や「根性」ではなくて「需給バランス」と「あこがれ」です。この県では「あこがれ」を最大限活用するのが正しい戦略です。

私的な見解ですが私は学校の偏差値は、「あこがれ指数」だと思っています。

山梨:「駿台甲府」あこがれというほどでもないか。社会科左傾してるし。ここは気楽に臨んで5章に準ずればいいかも。

石川:「金沢大付属」国立だからちょっと難しいかな、でも「北陸のトップ校」なので是非押さえておきたい。

三重:「高田」に尽きる。県内ダントツのトップ校である。知名度は低いが。
あと「暁と三重」は何とかしておきたい。

徳島:「文理」は押さえておきたい。「尽きる」というほどでもないが。

愛媛:「愛光」に尽きる。四国の最高峰であり、西日本全域から生徒が集まっている。此処の採択戦が「四国」の生命線である。絶対はずせない。

福岡:「久留米大付設」は必須。あと九大の合格者が結構いる私立もあるのでそこも押さえておく。公立も強くて個人的には理想的な図式になっていると思う。

佐賀:「弘学館」に尽きる。日本一の躍進校であり、そのスパルタぶりは「人間ブロイラー」の異名を持つほど、後は「東明館」も押さえる。

長崎:「青雲」に尽きる。此処に勝たなければ何も始まらない。

大分:「岩田」は必須。全国的には無名だがかなりの力がある。「東明」も押さえておくべき。

鹿児島:当然「ラ・サール」全国区でありインパクトも凄い。此処の採択戦は九州の採択戦における生命線であり絶対に譲れない。あとは「池田・志学館・れいめい」は押さえたい。

沖縄:「昭和薬大付属」と、甲子園で優勝した「尚学」は押さえておきたい。

最後に、こうやって47都道府県を並べてみたのは「結構いろんな場所で私立が躍進してるんだな」というイメージを持って貰おうと思ったからです。
成功の秘訣として「時流に乗れ」という鉄則がありますが、公立と私立どちらが「時流」に乗っているかを考えて、採択戦に臨んで欲しいです。

柴犬様>場違いな文を載せることを快くお許し頂いて有り難うございました。
又元に戻りますね。
池内様>予告編、目次まで出した割には貧弱な内容でしたが、つきあっていただいて有り難うございました。「空論」になるのを補ってもらえたと思っています。又なんか考えついたら8章としてまとめたいと思います。



心より感謝申し上げます 投稿者:池内晴紀(感銘中)  投稿日:04月28日(水)22時42分57秒

むくまろ様>あなたのこの採択戦略文書が、日本の歴史を変えるでしょう。
この戦略文書を「つくる会」が受け入れる事によって、教科書採択への動きは飛躍的に向上することは間違いないです。
本当に大変な重厚な内容で、心からお礼を申し上げます。
まったくもって、貧弱どころか、すばらしい内容ですし、特に6章は圧巻でした。
あれを読んだとき、まさにこれだ!という思いがありました。
本当にすばらしい、本当にありがとうございました。




有り難うございます。 投稿者:むくまろ  投稿日:04月28日(水)23時17分48秒

池内様>過分な評価をいただき有り難うございます。ただ、もし本当だとしたらビックリしてしまいます。民間教育の世界をちょっとでもかじった人間なら「常識」だと思っていたことが全く出来ていなかったなんて、信じられません。よろしければ「現在の採択活動」を教えていただけませんでしょうか。
逆にそっちの方に関心が移ってしまいました。(笑)
あと、「つくる会支援」のページ見ました。あそこにも掲載されていてビックリしました。掲示板に表敬訪問しました。

柴犬様>10日ほど留守します。戻ってきたら又何か書きますのでよろしくお願いします。




政治家依存や組織拡大の無意味 投稿者:池内晴紀(兵庫会員)  投稿日:04月29日(木)11時17分54秒

はっきり言って、私も教育に関してはほとんど素人です。
その私でさえ、現状の採択戦にはきわめて強い危惧感を 感じています。
神戸での設立総会での濤川先生の戦略方針でも、「人々の力を結集して、政治家を動かし、教育委員会の採択方針を変えさせる」趣旨を大真面目で語っておられましたが、政治を裏方から見ている者として、保守政治家など何の役にも立ちません。(教科書採択に限っては)
彼ら市会議員、県会議員など、教育行政に与える影響力などまったくありませんし、ごり押しすれば越権行為として糾弾されます。
また、公立に関して言えば、教師たちの視線はもっぱら父兄に向いており、世論など関係ありません。
強引に現行の教師たちから採択権を取り上げれば、大騒ぎになって新聞ネタになるらいでしょう。
それよりも、自社製品の有益性を説き、私立有名校から使用が始まれば、それこそ、公立中学校も父兄からの要請の圧力には抗しきれないでしょう。
そこらへんの、皮膚感覚の採択戦略の意図が、どうも「つくる会」の会合を聞いていても、伝わってきませんでした。
支部会議においては、「告知ビラをつくって人集めをする」 「周囲の人々に呼びかけて、国民の歴史を買ってもらう」というものが主体でした。
私は思いあまって、小林よしのり氏に投書し、現状を訴えましたところ。
小林よしのり氏はゴーマニズム宣言で、「つくる会による教科書販売はもう結構!」と書き添えてくだっさっておられました。
心から感動しました。
とは、言うものの、つくる会の支部組織は所詮は素人の集団であり、そのような集団が組織強化を計ろうと思えば、まず、基本的に組織勢力拡大に走るのは当然の理屈ではあります。
もっと、扶桑社や、産経新聞社が、営業戦略を具体的に開示してくだされば、私どもとしてもやりやすいのですが。
ともあれ、むくまろ様の採択戦略文書が、今後の採択戦略の方向性を大きく軌道修正し、採択戦が大いなる成功の元に終結することを、心より信じております。



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