◆嘘のような本当の話パート2(あなたに捧げる夜のバラード)

あなたは、こんな話信じますか?
今、あなたはテレホーダイを使ってアクセスしていますね。
ということは、早くても夜の11時、もしかすると午前0時を過ぎて、丑三つ時かもしれません。
このような時間帯は非常に危険でもあります。
何が起こるかわかりません。
これからする話は本当のことです。
ですから、気の弱いあなたはソッと出ていった方がよろしいかと思います。
その場合は決して振り向いてはいけません。
今から語る話は、かの有名な声優 白石冬美さんが昔、ラジオ番組「パックインミュージック」という人気番組で語っていたことです。
(勝手に引用してゴメンナサイ!)
20年も昔の話ですから、少しうろ覚えのところがありますが、大筋において次ぎのような内容だったように思います。

正確な場所はわかりませんが、白石さんは友人達と夜中に集まって話をしていました。
そのうちに、「都電のお化け」の話になりました。
真夜中に走る都電は、ぼんやりした青い光を放っており、運転手も乗客も、真っ青だとのことです。
その電車が真夜中の人通りのない、静かな道をチンチンと音を出しながら、走り抜けていくのだそうです。
一体その電車は何処に向かって行くのでしょうか。

その時です。
遠くからチンチンと都電が近づいてくる音がしてきました。
一同思わず「キャーッ」と悲鳴をあげ、凍り付きました。
あまりにもタイミングがよかったためです。
でも、よく考えてみると、こんな夜中に都電が走っているはずがありません。
それより何より、家の前を走っていた都電は数年前に廃止になっていたのです。

白石さんは、勇気をだして窓を開け、外を眺めたところ、まさに目の前を、青い光を放った電車がゆっくりと走っていったとのことです。

この話は本当です。

その証拠に、今、私がこの文章を書いている最中にも、家の外から電車の音が聞えてきたではありませんか。
時計を見ると夜中の3時・・・・。終電もとっくに終わっています。
私は勇気を奮って窓を開けました。

「アッ!!」
「何と電車が・・・。」

目の前を、ゆっくりと、走っているではありませんか。
そうです。すっかり忘れていました。
私の家の前には貨物列車の操作場があったのでした。(ジャンジャン!)

99/11/27