◆彼はスイカかヒョウタンか?


彼ってな〜に?
今まで幾度となく我家のベランダ植物小群のことを紹介してまいりましたが、その中でも異色の存在があります。
スイカやメロン、トマトにバジルなどに混ざって、とりわけ異彩を放つこの植物は一体何でしょう?
人間社会でも変わり者といわれる人はいるものですが、(お前のことだろうって?そういう問題は後回しにするとして)
彼は(何となく共感を覚え、敢えてこう表現するとしよう)可哀相に隅の方に追いやられて、いわば窓際族のような存在になってしまっています。
それでも決していじけることなく、むしろ堂々とさえしています。

彼は元々スイカの苗ということでホームセンターで買ってきました。
ところが、醜いアヒルの子ではありませんが、成長するにつれ、他のスイカ達と明らかに風貌が異なってまいりました。
それで、あれよあれよという間に、このような姿になってしまったのです。

一体どうしてしまったのでしょう?
彼の身の上に何があったというのでしょうか?
これには、いろいろな説があります。
 私が毎朝水をやりながらオイシクナレ!オイシクナレ!と呪文を唱えていたために、スイカが食べられまいとして変形したのだとか、いや、もともとホ−ムセンタ−の店員さんが札を付け間違えただけだとか、でも実際のところ全くわかりません。

お盆になり、スイカは食べられてしまいましたが、(小粒だけど甘かった!)彼は見事に生き残りました。
それどころか写真になり、パネルにもなって我家の壁に掛けられています。
えらい出世です。
彼の正体は何だったのでしょう?
瓢箪にしては丸っこいし、それとも干瓢?

そんなことは今ではどうでもいいことです。
眺めているだけで何となくホッとし、だんだん我が家の一員というような気がしてきて、愛着がでてきました。
植物とは不思議なもので人の心を和ませるもののようです。
我家にとって一風変わったお客様でしたが、かえって私達を楽しませてくれました。
とりわけ暑い今年の夏の一種の清涼剤です。
  
99/8/24