|
ついに梅雨に入った。
今年はカラ梅雨なのか雨が降る気配はない。
それでも我家では深刻な状況になる。
何故か?
蒸し蒸しとした日が続くと心も「蒸し蒸し」体も「蒸し蒸し」全て蒸し蒸しムシムシとどうも気分が滅入ってしまう。
これ以上読むとむず痒くなる諸君は遠慮なくページを変えてもらっても一向に差し支えない。
ところが滅入った気分を嘲笑うように元気になるものもいる。
そう「水蒸し」???いや「水虫」と書くのかな?
治療薬を発見すればノーベル賞ものとかつて言われた代物だ。
その正体はカビ・・医学的には白癬・・原因は糸状菌、通称白癬菌である。
そいつは足の角質を食い荒らしながら進み、奥の方に住みついてしまう実に厄介なやつである。このようなものに対しては敬語を使う必要はない。
我家では昨年来悩まされてきた。
この事実を告白しても「お付き合いをやめた」などとはどうか言わないで欲しい。
治療には酢が効くと何かで読んだので、女房殿と話し合い通販で「木酢」というのを買ってみた。
これを靴下状のビニールの中に入れ、それに足を浸け、その上から靴下を履き1時間程すると効果があるという。
早速試してみた。
木の香ばしい匂いが漂い何だか効く気がしてきた。
1時間経って足を出すと足がふやけていた。
少しは効果があったのだろうか。
今回は試しに二回分購入しただけだったため二日で終わったが、時期をみてもう一度挑戦してみることにしよう。
ところでこの靴下風のビニール袋・・・よく考えたものだ。
何とかこれを利用出来ぬものか?
そうだこの手がある。
これも何かで読んだことだが、水虫には温泉治療が効くという。
その理由は「硫黄」にあるとのことである。「硫黄」が水虫を退治してくれるのだ。
幸い硫黄を常水に加熱溶解したものが市販されている。
これをビニール袋に入れてみることにしよう。
早速薬局で購入し、女房が留守の間にそっと試してみることにした。
硫黄溶液を適度に薄めビニール袋に注いだ。
これに足をしばらく浸けておくと水虫を退治出来るに違いない。
私はそっと足を入れた・・・・・つもりがバランスを崩しコケてしまった。
「シマッタ!!」
あっという間に硫黄液が絨毯の上に飛び散った。
と同時に物凄い臭いが部屋の中に広がった。
諸君もご存知のように硫黄は臭い。
丁度腐った「ゆで卵」のような臭いなのだ。
私は慌てて近くにあった雑巾で一生懸命に拭き始めたが、臭いが取れるどころか益々強くなってしまった。
どうやら擦り込んでしまったらしい。
「どうしよう!!」
「女房が帰ってきたら何て言い訳したらいいんだ!!」
「そうだ!女房は花粉症にかかり鼻が利かないのだ。」
私は女房の花粉症にかけるしかないと思った。
「ピンポーン!!」チャイムが鳴った。女房が帰ってきたのだ。
私は緊張した。
女房は部屋に入るなりこう叫んだ。
『な〜に???このイオウ(異様)な臭いは???』
|