◆(続)髪の毛のこころ

以前に「髪の毛のこころ」を書いたところ、数名の方からメールを頂きまして、反響の大きさにビックリしました。皆さんこの手の話題には関心があるのですね。中には養毛剤の紹介もして下さる方もいて・・・。
先日お風呂に入り、シャンプーで髪の毛を洗い、鏡など見ていると何となくそのことを思い出しました。
更に少しばかり後退したような・・・。
この悩みは女性諸氏にはわからないと思います。
我が女房殿もそんな気持も知らずに「隠そうとせず男らしく堂々としたら」などとのたまわっています。

でも受取り方は年代によって大きく異なるようですね。
まず、20代はまだ希望を持っている状態。でも父親の頭を思い浮かべたりして不安半分というところでしょうか。
30代は仕事が乗ってくる年代。自信に溢れてくる時だけに、髪の生え際が日々後退する姿に自信を失いそうになり、必死になって現実を否定しようとしますが、友人達は容赦なくそのことに言及し、こころが揺れる頃。
40代に入ると周囲の誰もそのことに触れなくなります。
皆がその話題を持ち出さないことで、かえって現実が身に染みてきます。
「受け入れなければならない」と理性は囁いていますが、こころの中ではまだ「何とかなるのでは」と無理矢理希望を持ちたいと思う年代。
でもスーパーなどを歩くと、ついつい「紫電改」などに目がいってしまう自分が悲しい。

ところで何故男性は髪の毛にこだわってしまうのでしょうか。生えるものは何でも嬉しいと「ネギが生えた」のところで書きましたが、ないものが生えるのは確かに嬉しいですが(???)逆に本来あるものがなくなっていくのは何となく悲しいものです。
これは秋になって木の葉が落ち葉になっていく姿に似ています。
でも皆さん考えてもみて下さい。
木の葉が落ちた銀杏の木も欅の木もそれなりに味わいがあって美しいではないですか。
人間もそうでない筈はありません。
髪の毛のなくなった男性も十分美しいではないですか!
もとい、味わいがあるではないですか!(と言い換える)
何時の間にか私は風呂場の鏡の前でコブシを振り上げていた。
突然風呂場のドアが開いた。
「あなた何しているの!!」
                                   99/5/23