◆秋真っ盛りの紅葉狩り日記


オンマ風穴
山肌に小さな岩穴があり
そこから風が吹き出ている。





伊香保のまゆみさん達







野生のリスも見かけました








森林公園管理所









 春のお花見と同じく秋の紅葉狩りも場所選びが難しいですよね。いつ頃が見頃かの下調べが必要だと実感しました。
過去形で書いているのは実際行った所がまだ色づいていなかったからです。
 何処に行ったのかって?
私が行ったところは、かの有名な伊香保温泉。伊香保は思ったほど高い所でもなく、榛名湖付近でもせいぜい海抜1,000m強とのことで赤城山に比べるとかなり低い印象を受けました。
 皆様は伊香保というと何を思い浮かべますか?
一般的にはまず温泉に入って石段を上下し、徳富蘆花や竹久夢二記念館を見学した後、榛名湖まで足を伸ばして周辺を散策し、ガラス工芸を見て最後に湯の花まんじゅうをお土産に買って帰るというところではないでしょうか?
私も湯の花まんじゅうは大好きです。
そんなことはどうでもいいのですが、あっそうそう紅葉の話だったですよね。
 伊香保付近は紅葉真っ盛りだと本当に奇麗なのですが、残念なことに時期が早かったみたいです。
遠目で見る山の頂上付近はわずかに色づいているのですが、周辺部は緑真っ盛り。特に今年は天候がおかしくて、紅葉の季節が遅れているのではないでしょうか?
でもその代わりといってはなんですが、いい場所を発見しました。
伊香保の街を抜け出て榛名湖へ向かう途中、最後に気持ちいいほどの直線道路がありますよね。
大体の人はここで心が踊って、ついでに車まで躍らせてスピ−ドアップするのですが、その直線道路の手前左手に慎ましやかに「伊香保森林公園」という看板が目につきます。紹介したい場所はここです。

伊香保森林公園

その入口を入ると細い坂道が続き、少々不安になりますが、やがて小さな駐車場に着きます。そこがお目当ての場所です。
そこの看板には周辺部の案内に加えて、この公園内に生息している野鳥を紹介しています。その数24種類。
耳をすますと確かに聞きなれない鳥の鳴き声が聞こえ、目をこらすと白黒の鳥とかあまり見たことのない鳥影?が目に飛込みます。
 その駐車場を降りて行くとすぐにベンチがあり、そこに座り静かに目を閉じると自然そのものが心に染み入るようで、何とも表現しようもない安堵感に包まれます。
目を開けてあらためて周囲を伺うと「オンマ風穴」という看板が立っています。
確かオンマというのは母親という韓国語のはずだが、どういうことかしらと思い近づくと小さな穴があちらこちらにあいていて、そこから冷たい風が吹き出てきます。
説明書きを見ると榛名山が遠い昔噴火した時にできた風穴で以前は風でなく、硫化水素が吹き出していたとのこと。
ネ−ミングの由来までは書いてありませんでしたが、山の側面あちこちから吹き出している風が何とも不思議でした。
 そこからさらに降りて行くと「まゆみが原」といって「まゆみ」が群生している場所に着きます。
「まゆみ」をご存知ない方もおられると思いますので簡単に説明すると、勿論まゆみさん(どこの?)のことではありません。
「まゆみ」はニシキギ科の落葉低木で細工物用として珍重されていて、弓(ゆみ)を作るのに有用な木とされています。丁度小さく赤い実がなっていました。
紅葉するととても奇麗だとのことです。
「まゆみが原」までは駐車場から歩いて(下って)5〜6分ぐらいでしょうか。
そのまま下っていってもいいのですが、果たして何処まで行くものやら全くわからなかったので、一旦駐車場に戻りました。
そしてあらためて案内図を見ると、上から下に下るだけでなく、逆に下から上に登るル−トもあることがわかりました。
伊香保の街と榛名湖の中間ほどにスケ−トセンタ−がありますが、そこの道を入って5分程車を走らせると公園の管理所があります。
そこを基点として登って行ったら先程の場所にでます。
 伊香保森林公園は人もまばらで、森林浴には最適の穴場だと思います。
皆様も伊香保に行く機会がありましたら、寄り道をしてみてはいかがですか?
                                    10/22/1998