◆ますますどうでもいい猫の話


再び登場!
ネコの「ニャン太郎」
前回の話でも書きましたが、猫は実に自分勝手です。
自分が利用できると思えば、とことん利用し、必要なくなれば
手のひらを返すように、すたこらさっさと去ってしまいます。
でも、これは言い換えれば逞しいということではないでしょうか。
特に猫の集中力には目を見張るものがあります。
何かを捕まえようとするとき、物陰に身を潜め、絶対に相手から
目を逸らしません。
時間をどれだけかけようとも決して諦めず、チャンスをうかがいます。
そしてチャンスとみれば、身を低めて相手に近づき一気に飛びかかります。
その動きは実に見事です。
初志貫徹、目標を持てば達成しようという意志には脱帽さえします。
その姿が特に顕著になるのは春先ではないでしょうか。
春といえば“あれ”の季節ですね。
“あれ”とは何かと細かく追求されても困るのですが、つまり「恋の季節」のことです。
我家のかつての飼い猫「ニャン太郎」も普段はボケッとしているようでも、その季節になると目つきが変わったものです。
出陣の朝になるとソワソワし始めます。
折角ですからお弁当でもと思いますが、気がつくと何時の間にか出ていったようです。
一旦出陣すると、なかなか戻ってきません。
一週間程経って帰ってきた姿をみると、すっかり痩せこけ、しかも真っ黒です。
おそらく、その間は全く食事を摂らずにいたのでしょう。
食事を与えるとガツガツと猛烈な勢いで食べ続けます。
三日間ほど我家に滞在すると、ふっくらとした元の姿に戻ります。
そしてまた出陣です。
再び出陣したことを考えると、おそらく前回は理想の相手にめぐり会わなかったのでしょう。
その姿を見ていると“頑張れ!!”とついついエールを送りたくなります。
それにしても、食事もせずに目的を遂げようとする姿勢には見習うものがあります。
そのくらいの意欲をもってすれば、ダイエットは簡単にできるだろうにとも思います。
それとも“恋やつれ”というところでしょうか。
いずれにせよ、我が愛する「ニャン太郎」は出たり入ったりを何回か繰返した後、とうとう帰ってきませんでした。
戦死してしまったのでしょうか?
それとも無理なダイエットがたたって何処かで行き倒れになってしまった
のでしょうか?
もしかすると理想の相手に出会って、幸せに暮らしているのかもしれません。
もしそうなら便りくらいくれてもいいのにと思いますが・・・。
やはり猫は自分勝手の性格のようです。
99/10/13