◆我家からも見えた


我家から眺めた部分月食
7月28日 晩 「部分月食」を見ることができた。
「部分月食」は1年10ケ月ぶりとのことである。
8時30分頃には最大40%も欠けた。
この日、私の住む熊谷市ではあいにく薄曇がかかり、おぼろ月夜となってしまったが、でもそのことで、かえって幻想的な雰囲気に包まれ、より楽しむことができた気がする。
私は8時頃からベランダに陣取り月見と洒落込んだが、月を眺めると次第に右端から欠けてきて、その部分が次第に大きくなり、やがてこの写真の通りの姿になった。
この写真は私が双眼鏡にデジタルカメラを付けて撮影したものである。にわか仕立てであったため、くっきりとした映像にならなかったが、それでも月の欠けた部分をぼんやりと確認することができた。

この月食はご存知のように太陽、地球、月が一直線に並ぶために起こる
現象であるが、天動説が支持され、地球が平らであると思われていたコペルニクス以前は月食はどのように理解されていたのであろうか?非常に興味深い。

それにしても、これほどゆったりと月を眺めたのは何年ぶりであろうか。
月を眺めていると不思議と心落ち着く。
オオカミやその親戚の犬達が月をみて吠える気持がわからぬでもない。
それにはおそらく夜間という時間帯も影響しているのであろう。
「ひとよ ひとよ ひとみごろ・・・」というが(これは全く意味が違うかな?)
夜月を眺めている後ろ姿は何となく奥ゆかしく、思慮深い人物に映る。
だが、昼間見る月ではこうはいかない。
昼間車が飛び交い人々が行き交う渋谷の交差点にたたずみ、ぼんやりと月を眺めている後ろ姿には何となく近寄りがたい危ない雰囲気が漂うものだ。

夜ベランダにたたずみ、蛍族ならぬ月見人になってしばし時を過ごすと、「昔の人もこうして月見をしていたのだな」と、何となく感慨深い気持になり、時の壁を越えて昔の人が急に近くなったような気がしてきた。

99/7/28