2001年3月31日(土)
去年に引き続きまたもや男二人ぶらり旅。
幼馴じみの気安さでいつも突発的に決まる温泉旅行である。
去年のこの土日は天人峡温泉にいたのだが今回は『白金温泉』というところに行くことになった。
土曜日出発だというのに話しを聞いたのが木曜の昼。後から聞いた話しでは予約を入れたのが金曜日の夕方。
行き先を教えて貰ったのが金曜の22時過ぎという、いつものことだけど向こう見ずな旅行計画である。
土曜日出発当日。昼まで仕事というあわただしい中、なんとか就業時間内に抱えている仕事を終わらせ、
12時の終業と共にそっこー家に帰り、着替えの下着だけを鞄につっこみ友達を迎えに行きました。
出発が遅いので行きはどこへも寄らずまっすぐホテルへ行くことに。
上川町国道沿いのそば屋でどうやって白金温泉まで行くかの打ち合わせを兼ねた昼食。
旭川市内を経由するとどうしても時間のロスになるので、
ショートカットするべく愛別町から道道へ入り、当麻町を抜け東神楽町へ出ることにしました。
そこで問題。東神楽町から東川町へ行くと天人峡へ通じる道があり、
その横が目的地の白金温泉と思っていたのだが、看板を見るとどうみても『旭岳』と表示されている。
車には地図を積んでいないし、道を聞こうにも人は歩いていないし、コンビニも近くには見あたらない。
でも遠い記憶の中に、国立大雪青年の家が側にあり、そこで歌った歌の歌詞の中には、
『十勝岳〜♪』というフレーズがあったハズと二人で確認しあい、
『旭岳は違うじゃん!』という結論になった。『じゃ十勝岳ってのはどこだ?』
とにかくもっと下の方だろうということで方向を修正し国道237号線を美瑛・富良野方面へと走る。
あったよあった美瑛町の奥の奥の方に。道道十勝岳温泉美瑛線を走ると白金温泉へ到着。やっぱり十勝岳の裾野でした。
なんだかんだいいながら無事着きましたよホテルに。どうにかなるもんだ。
12時半出発だから所要時間約4時間ってとこ。意外と近かったかな。
着いたのはいいけどまたまた問題が。白金温泉峡は小ぢんまりとしながらも7、8件の大小のホテル旅館が見えます。
その中に『白金観光温泉ホテル』と『白金温泉ホテル』の二つのホテルがあって、どっちに予約したのか覚えていないのです。
電話番号も控えてきていないので、とりあえず『白金温泉ホテル』の方へ行ってみることにしました。
駐車場へちょっと踏み入れたとたんに入り口からダダダーっと4人も男の人が走り寄ってきます。
こりゃ間違えたら嫌やなぁと内心どきどきしながら窓越しに確認を取ると、こっちであってたみたい。危ない、危ない。
車からおりると待ち構えていた男の人が『荷物お持ちします』と言われても二人ともディパック一つのみ。
『お前ら近所からきたんかい』というぐらい身軽な二人でなんかちょっと気恥ずかしかい。
一歩ホテルに入ると熱烈な歓迎コールがちょっとすごすぎで、
こりゃぁホテルから外へ買出しに行こうものなら『行ってらっしゃいませ』コールが延々と続くんだろうなーと思い、
外出するのは諦めることに(笑)
着いてすぐに浴衣に着替えてくつろぎタイム。
窓から外を見ると春とは思えない雪景色。さすが山の中。
夕食は部屋食なので18時に持ってきてもらうことにして、
それまで一っ風呂あびて部屋でゆっくりすることにしました。
ここのホテルは白金温泉の中でも老舗らしく客室数からいうと3番目の大きさだけど、
露天風呂は白金温泉の中で1番人気だという話しを旅行会社の友達に聞いた。
確かに露天風呂からは白金渓谷を展望でき絶好のロケーションである。
露天風呂から覗いた川の水は透明感に溢れ、山の空気は清清しく、
静かな山間の温泉で心からのリラックスタイムを楽しめます。
渓谷の底にあるという混浴露天風呂は冬期間は閉鎖ということで入れなくて残念。
泉質はマグネシウム・カルシウム系の硫酸塩泉、塩化物泉、炭酸水素塩泉、含鉄泉の複合泉で、
さらっとしていてなかなかいいお湯だ。
湯上りに安着祝いでビールで乾杯。昼間っから飲む酒ってのが旅行の醍醐味だよね。
1本、2本、3本と進むうちに18時になり夕食の時間。
お膳の品は13品也。最近温泉に行くとバイキングが多かったので部屋で食べるのが新鮮。
部屋食ってそのまま飲みつづけられるのがいいのかも。
お膳が運ばれて来た時に、ホテルの名前が入ったオリジナルの陶器に入った焼酎があるのを、
目ざとくチェックしておいたので、それをしっかり頼みました。
雲海の新得工場で作ってるようで、ようはサホロのことなのかな?でもサホロとはちょっと味が違ったような。
飲み飽きると温泉に入りホテル内のスナックでカラオケを歌い夜食にラーメンを食べ、
あっという間に一日が終わる。おやすみなさい
翌日は8時に起床。朝食のバイキングを心ゆくまで堪能し、朝風呂にゆっくりつかり、
お土産屋さんを物色して、チェックアウトぎりぎりに出発。
お土産は『どら焼き』と『とうがらしうめ茶』なるものを購入。
どら焼きは色んな味があっておもしろい。えんどう、ごしょいも、かぼちゃ、グリーンアスパラどれもけっこーいける。
『とうがらしうめ茶』はもちろん普通に飲んでもおいしいのだけど、
今回は調味料として購入。パスタなんかの味付けに丁度いいかなと思って。
今日は天気が良い。宮沢りえが北の国からで入浴したことですっかり有名になった『吹上温泉』が近いので、
行ってみようという話しになり大雪青年の家を横目に高校時代を懐かしみながら進むことしばし。
しかし道路が冬期間閉鎖。どうやら山越えは冬は出来ないらしく、
白金温泉からはぐるっとまわって富良野から入るしかなさそうだ。それはあまりにも遠過ぎるので断念し、
美瑛の拓真館へ行くことに決定。何度も行っているのだけどつい足が向いてしまう。
道の途中『美郷不動尊』というところを見つけたので行ってみる。一緒に『名水の里』ともある。
看板の由来を読むと霊験あらたかな水のようだ。お不動様にお参りをし水も飲んでみる。すごくまろやかな水だ。
北海道各地の色々な場所で名水を飲んでみたがここのはかなり上位に位置する水だと思う。
こんな山奥なのに次から次へと人がやってきてはポリタンクに水をつめていく。かなり有名なところであるらしい。
冬の美瑛は景色はきれいだとは思うが春や夏や秋のもっともっと素晴らしい景色を知っているだけに、
ちょっと寂しいように思う。今の時期は春の準備で白銀の丘は融雪剤でマーブル模様だ。
そうこうするうちに拓真館に到着。
拓真館というのは世界的にも高名な風景写真家の前田真三氏の美瑛を中心とした写真を展示してあるところである。
ほんとに素晴らしい写真がたくさんあるので是非とも一度は訪れて欲しい場所の一つだ。
帰り道の途中美瑛の街中に近いというのに雌鹿がひょっこりあらわれびっくり。
後ろの車もとまり、その後ろの観光バスまでもとまりみんな車から降りて鹿を見ている。
鹿の方も何を思っているのか愛くるしい表情でそこから一歩も動かずにこちらを見つめている。
さて帰路である。国道237号線をさかのぼり国道40号線へと抜ける。
旭川市を抜け塩狩峠にさしかかる。三浦綾子の『塩狩峠』の舞台である。
最近では小泉今日子の『風花』でも一部ロケが行われたはずだ。
『塩狩温泉』という文字を見つけたので行ってみる。
ユースホテルに隣接しており食堂には『通算64泊目!』などどれだけ長く泊まったかという記録を自己申請している、
張り紙がいっぱいで読んで見ると楽しい。
タオルを持ってこなかったのでその場で200円のタオルを購入する。
銭湯よりも小さいんじゃないかと思えるような風呂場だ。
泉質は酸性の緑ばん泉。こーゆー場所に立ち寄るというのも旅のおもしろさだろう。
休憩所はおじいちゃん、おばあちゃんでいっぱいだったので30分程で温泉を後にする。
和寒町から剣淵町に入りまたもや温泉発見。
まだ髪も乾いていないのにとりあえず行ってみる。
桜岡景湖横に立つ剣淵温泉『レイクサイド桜岡』
名寄市近辺の情報に疎かったので剣淵温泉の存在を全く知らなかった。
大きなホテルでまだ新しいようだ。
風呂も立派でジェットバスなど近代的な温泉施設である。
塩狩温泉にしろ剣淵温泉にしろ露天風呂が大好きな俺としては露天風呂がないのが悔やまれる。
ここの泉質は弱アルカリ性低張性低温泉。酸性、アルカリ性と続けて入って体に問題ないのだろうか?
そのせいではないだろうが続けて温泉に入りすぎなのが良くなかったのか湯あたりしたようで、
ここでしばし休憩。一眠りした後今度は風連町へ向う。
目指す先はは風連町の物産館『雪の里』である。
ここの餅はとにかく美味しいのだ!
風連町の特産である餅米はその美味しさからモスバーガーやセブンイレブンの季節限定商品に使われたり、
赤福の原料としても使われているのだ。
ここの切り餅を家のお土産に購入し、車の中で食べるおやつに大福を購入。
ここのかぼちゃ大福と草大福がお気に入り。
風連町から裏道を通り下川町へ抜け帰路をひた走る。
最後に興部町に最近出現した巨大な風車を見物する。
かなり大きな建造物である。保守点検のために中を昇って行けるようには作られているそうだが、
あたりまえだが一般人の立ち入りは禁止。
まだ明るいうちに家に着いた。安着祝いでジンギスカンでまたいっぱい。
これで今回の旅は終わり。
今回はいつもよりゆっくりできた旅だったように思う。
今年は何回温泉に泊まることになるのだろうか。


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