確か、9月の連休だった(ハズ)と思います。
ふじやさんのお宝本棚から『トラブルバスター・シリーズ(著者:景山民夫)』を
読み進めていたんだけど、なかなか続刊が見つからなかったのよさ(パクリ)。
そんなくやしまぎれに(ぉぃ)、レンタルビデオで借りてきたのがコレでした…。
| タイトル | さすらいのトラブルバスター |
| 監督 | 井筒 和幸 |
| 主演 | 鹿賀 丈史 |
光あるところに影がある。
関東テレビの栄光の影には、人知れず局内の闇を斬る男の姿があった…。
総務部総務課制作庶務係・宇賀神邦彦、またの名をトラブルバスター!
…なんて、ハードボイルドを気取ったアウトサイダーの設定にはなっていますが
ここまでシリアスな話じゃないんですけどね(笑)。
なにせ、制作でヘマをやらかしたペナルティとして、腐れ縁にも近い田所局長から
やっかいばらいの役ドコロを押し付けられた…ってのがコトの起こりなんですから。
彼の武器はといえば、持ち前のコワモテと腕っぷしの強さ、それに神経の太さ(笑)。
本人もさることながら、彼を見こんだ局長にも「先見の明」ありかな…と思いきや!
そんな「ボスっぷり」は微塵にも感じられないような個性の持ち主なのよね(苦笑)。
で、今回の劇場版ですが…。
まずは、制作時代の大失敗からトラブルバスターにさせられるくだりでスタート。
それから、局内での騒動を軽くはさんで、同時進行のトラブルが3つ。
内訳はといえば、原作から2本(拳銃を預かる話とアイドル俳優のスキャンダル)と、
オリジナルのメインエピソードが1本(記憶喪失になった青年の身寄りを探す話)。
これは解決したけれど…といったところで幕とあいなります(ぉぃ)。
全体的な印象としては、シャレっ気の利いたハードボイルドというよりも、
仰々しめなコメディに「ギョーカイ」のウンチクをふりかけたような感じですね。
本編の軸といえば、濃厚なウマさの鹿賀さんと、記憶喪失の青年に扮する村田雄浩。
彼らとつながる役の久本さんとの絡みでグイグイ引っ張っていくところを見ると、
原作よりも、役者さんのセンスが優先されていたような気がします。
実際、よそのサイトでも原作とのギャップを指摘する声はあったんだけど
劇場版『トラブルバスター』がやろうとしたコトじたいは面白いと思いますよ。
たとえるならば、故・伊丹十三監督の『女』シリーズを狙った感じでね。
さしづめ『ギョーカイの男』なんだけど、この「ギョーカイ」のウンチク描写や
宇賀神ちゃんならではの「知恵」の見せドコロが少なかったのは、残念かしら…。
そういえば、思い出したことがひとつ。
これって、確か『男はつらいよ』か『釣りバカ日誌』の同時上映だったんですよ。
チョイ役に魚住さんや大神さんがいたから、日テレも絡んでるんじゃないかしら!?
となれば、あまりにも毒々しいモノは上映しない(できない?)ような気もするし、
痛くもない自分たちのハラをさぐられるようなモノは、さすがに作らないわな…。
ってなことを考えているうちに、探していた続刊が見つかったのには(驚)。
さて、続きを読みはじめましょうか…。
というわけで、今日のところはこの辺で。
じゃ、また。
追伸
原作と離れたなぁ…って印象だけど、山城新吾の田所局長は「いい感じ」でしたよ♪
宇賀神ちゃんへの口癖でもある「バカヤロー」も、サマになってたし(うふっ)。
もっと主役と絡んでほしかったなぁ…と思った原作ビイキは、私だけじゃないハズ。
それと、シャレっ気の利いたハードボイルドから取り除かれていたモノ…。
飼いネコ、緑色のクリームソーダ、15年モノのマスタング、プレハブ小屋の黒電話。
忘れてほしくなかったのが、田所局長のファッションセンス(残念!)。
| タイトル | 千と千尋の神隠し |
| 監督 | 宮崎 駿 |
| 主演(声の出演) | 柊 瑠美 |
そして、お話の後編は『千と千尋』へと移ります…。
宮崎さんが劇場版作品を手がけるのは最後…というニュースを読んでいたし、
複数のお友達サイトからおすすめがあったので、今回は行ってみようかな…と。
めちゃくちゃ興行館が多いから、どこへ行ってもよさそうなモノなんだけど、
「同じモノを観るなら!」というコトで、今回の狙いめは日比谷のスカラ座。
なんとかいう特殊な方式を採っているハコなので、画像がクリアなんですって!
日本映画の中では、はじめてその方式で上映したのが『千と千尋』とのコト。
…というのは、keiさんの受け売りなんですけどね(爆)。
まぁ、有楽町→日比谷のルートは10数年前に行きつけていた場所だし、
耳よりな話も聞いて「いざ!」と思ったのはよかったけど、なかなか機会がなくて(泣)。
最初のチャレンジが、まずは8月の26日。
友達との待ち合わせ前だったけど、これは上映タイミングが合わなくて断念。
そして、次のチャレンジが9月の1日。
先日も伝言板へ書いたとおり、病院へ検査の結果を聞きに行った後なんですね(苦笑)。
上映までには時間があったから、久しぶりに「のほほ〜ん」としてました(笑)。
なつかしい日比谷シャンテをながめたり、日比谷公園の噴水広場でたたずんだり…。
そんなこんなで、いざ劇場へ♪
それにしても、開演の数十分前から列をなしているのには驚きました。
あまり広いハコではなかったので、その気持ちはわからないではなかったけど、
ここまでしないと一本の映画を観られないってのは、ねぇ…。
そして、イスとりゲームが苦手な私は、いい席がとれなかったのでした(苦笑)。
それはともかく、本編のコト。
反ミヤザキ的というか、あまりかわいげのない女の子が出てきたし、
その両親はといえば、いきなり反社会的な行動(盗み食い!)をするシマツ。
環境問題を投げかけたといわれる部分も、かなりストレートな調子だったし、
最初から「これでいいの!?」的なスタートでしたねぇ…。
それから、本編とは関係なさそうな「変なところ」に時間を割いていたし、
話のキモとなりそうな部分では、いきなりスッとんだ展開を見せるから
正直なところ「んっ!?」と思うトコロがありまして…。
でも、そうこうしているうちに、千ちゃんが「いい表情」を見せるのには(驚)。
そういえば、千ちゃんは10歳っていう設定だったと思うんだけど、
この年頃って「子供」という共通の判断基準の中で、女子が男子を超える時期だと思うんです。
さらに大きくなると、男子・女子っていう風に価値観が別れるからね。
この映画の中では、千ちゃんと「彼」との関係が発展することはなかったけれど
「子供」から「少女」へと成長するまでの記録としては、これでよかったかなぁ…と。
あっつ、そういえば!
今までに私が観てきたものもあやふやだし、宮崎さんの意図したものを知らないから、
ハッキリとしたことは言えないけれど…。
どっかで観たような連中が、以前とは違う役どころで活躍していましたよね。
あのシーンやアクション、どっかで観たような…っていうのもありましたっけ!?
それと、宮崎さんの「最後の劇場モノ」というコメントも考慮してみると…。
もしかしたら、今まで作り上げてきたものの「総決算」という意味があったのかしら!?
さしづめ、ミヤザキ版『ブラック・ジャック』みたいな感じでね(ぉぃ)。
最後まで通してみて思ったのは、やっぱりコレ。
変な理屈をこねるよりも、今回は「ザッツ・エンタテインメント!」を楽しむ方が吉ですね♪
なんですが、これだけでは「よもやま話」としてのおもしろみに欠けるので、
いつものとおり、みかわや流の「たとえ話」も加えちゃいましょう(ぉぃ)。
どこがつながるワケじゃないけど、なぜか『あのゲーム』の「におい」を感じましたっけ…。
さしづめ『千とぼくの夏休み』ということで(爆)。
あれっ、あまり違和感ないかも(笑)。
そして、劇場が明るくなったころ…。
ちょうどいい時間帯だったから、晩ごはんをかねての酒食を楽しんでまいりました(微笑)。
フトコロに若干の余裕があったので、今回はいつもより品のよいお店へと…。
いやぁ、いい一日になりましたです(ほろ酔い)♪
というわけで、久しぶりの観画記もこの辺でお開きに。
じゃ、また!
追伸
そういえば、もうひとつ気になったコト。
今回も、以前からの作品でなじんできた「ミヤザキ絵」というか、
おそろしいくらいのハイクオリティは健在だったと思うんだけど
全体的な絵を見ると、なんとなく「変」じゃありませんでしたか?
画面の中心にある人やモノは、今までの「ミヤザキ絵」なんですけど
ふと「ミヤザキ絵」とは異質なモノが混入したような違和感があって…。
たとえば、水面の波紋とか、電車が走っているときとか、
特に動きのある背景に多かったかしら!?
なんとなく、実写の背景をアニメに取り込んだような感じというか…。
この辺の様子とかをご存じの方、いらっしゃいますか(よわよわ)?
さっそくですが、先日観てきた映画は『千と千尋の神隠し(監督:宮崎駿)』でした。
今まで、私がお話してきたモノと並べると「?」な感じもしますが、
ちょっとした歯車がクルクルッと回った…というような次第(微笑)。
この「よもやま話」をお届けするためのキッカケを…ということで、
今回は「俺とミヤザキ」というタイトルにしちゃいましょう(ぉぃ)。
まず、はじめてミヤザキ作品を観たのは『カリ城』でした。
高校生のときに、ちょうどTVでやっていたんですよ。
確か、あのときは「とっつあん、カッコええ…」と思っていたんだけど
その裏では、今で言う「クラリス、萌え〜」になってたコトを告白します(爆)。
でも、あのときから「キレイな絵だよなぁ…」とは思いましたネ。
そして、数年後。
大学のときに、某・業務用クイズゲームの問題を作るアルバイトをやりました。
私の担当したジャンルは「アニメ・特撮」だったんですが、
ちょうど、その中に「宮崎駿モノ」って項目があったんですよ。
ならば、このラインナップをひととおり観てみよう…ということで。
レンタルで『ナウシカ』『ラピュタ』『魔女宅』『トトロ』を集めてきました。
時間の関係で、1日で二本…という場末の二番館みたいなマネをしたけど(苦)、
確かに、おもしろかったですねぇ!
まさしく「ザッツ・エンタテインメント!」といった感じ♪
それから、ヒロインの女の子たちもかわいかったし(爆)。
ルックスだけじゃなくて、メンタルな部分でもネ。
で、その後はというと…。
実は観てなかったんです、これが(苦)。
というのも『豚』や『もののけ』のころになると、
しだいに「話が難しくなった、理屈っぽくなった」と言われはじめたし、
それに「ミヤザキ=超大作」って、無条件で絶賛される様子が報道されるにつれ、
個人的には「もう、いいやぁ…」と思うようになったのでした。
業界筋や仕事関係で聞くウワサ話にしても、あまり評判がよくなかったし…。
そんな私が、最後(?)のミヤザキ作品に臨みます…ということで(ぉぃ)。
じゃ、また!
先日、ひょんなことで会社の部長と気があって
加山雄三のCDボックス(5枚組)を借りるコトになりました。
それを聴いて以来、この映画を久しぶりに見ることができましたので
今回はコレをご紹介しようと思います♪
| タイトル | エレキの若大将 |
| 監督 | 岩内 克巳 |
| 主演 | 加山 雄三 |
半年くらい前からVTRを買っていたし、最後まで見てはいたんですが
CDボックスで「君といつまでも」や「夜空の星」を聴いたら、もう(微笑)!
それから、私の父や会社の部長といった「当時を知る人たち」に言わせると
「シリーズで一番おもしろかったのは、やっぱりコレ!」だそうですし(うふっ)。
というわけで(謎)。
ストーリーの方はといえば、もうお約束のカタマリ(ぉぃ)。
老舗のすきやき屋のボンボンで、大学のアメフト部では花形プレイヤーという
絵に描いたような好青年が、われらの若大将(笑)。
で、青大将が起こした交通事故の示談金を稼ぐために
得意のギターでTVの「勝ち抜きエレキ合戦」に挑戦…という次第。
その事故った相手が、えらいべっぴんさんというのもお約束ですよね(微笑)。
エレキ合戦で優勝したら、今度は大物のお嬢さま(これも美人!)に見そめられて
とうとうプロになってしまう…というのもスゴいです♪
この間にも、例のエレキ合戦では不良バンド(!)との確執があったり
若大将とヒロインをめぐっての三角関係が発生したり…とイベントがめじろ押し!
この後にも「ひと波乱」あるんだけど、今回はネタバレになるので割愛。
で、この映画のみどころをば。
まずは、タイトルどおりの「エレキとバンド」関係♪
例のエレキ合戦には若大将を中心とした即席バンドで出るんだけど、
役どころでは大学のアメフト部員の仲間が中心となっています。
ところが、このメンバーが強烈(笑)!
第一リード:若大将(加山雄三)
第二リード:近所のそば屋の出前持ち(寺内タケシ!)
リズム:青大将(田中邦衛)
ベース:アメフト部のマネージャー(?)
ドラム:アメフト部員(二瓶正也!)
そば屋の出前持ちを演じる寺内さんも楽しかったけど、それよりも♪
演技とはいえ、あの邦衛さんがエレキで「テケテケテケ…」やってるんです!
それに、意外な才能を見せたのは二瓶さん。
私たち以降の世代だと「ウルトラマン」のイデ隊員で有名な役者さんだけど、
けっこうドラミングもイケることが判明(驚)。
でも、スゴかったのはバンドマンだけじゃありませんでした(笑)。
TV「勝ち抜きエレキ合戦」の司会者は内田裕也さんだし
不良バンドのリーダー役が、ちょっとフケ気味だけどジェリー藤尾さん。
寺内さんを含めて、当時のロック界ではドンと呼ばれた面々ばかりのような…。
次のポイントは、若大将たちがやっていた「アメフト」のコト。
劇中では、当時の日本的な名称で「アメラグ」と言っていましたが
得点や制限時間といった基本的なルールから戦略的なフォーメーションまで
私たちの認識している「アメフト」とは違っているのにビックリしました。
でも、当時はアレが正規のルールだったらしいんですけどね…。
今でこそ、日本のTVでもNFLのスーパーボウルが中継されたり
学生リーグ選手権とかが取り沙汰されるようになってきましたが
当時だったら、競技じたいが「知る人ぞ知る」存在だったのでは!?
ビートルズの来日前にして、あれだけセンスのある曲を作っていた加山さん。
そして、一般的な知名度が低かったスポーツ競技を取り上げる先見の明。
と考えると、実に流行の最先端をつっぱしっている映画だったんですよね…。
今まで「若大将」をワンパターンの青春映画としか認識してなかったのですが
この一本で、シリーズを見る目が変わったような気がします。
それと、もうひとつ。
さっきも少し触れたけど、男女4人による「ふたつの三角関係」が交差する状況は
ドラマとはいえど、けっこうイタい部分があったかも…です(汗)。
・強烈なアプローチ(青大将→ヒロイン、大物のお嬢さま→若大将)
・美男と美女をめぐっての対決(青大将→若大将、大物のお嬢さま→ヒロイン)
・見事なフリっぷり、フラレっぷり(ヒロイン→青大将、若大将→大物のお嬢さま)
そんなこんなでドロドロしそうな状況が展開されたにもかかわらず、
いざ、ヒロインや若大将のピンチともなれば!
真っ先に手を貸すのは青大将や例のお嬢さまだったりするところが、実はステキ♪
打算のあるおつきあいをしていたら、ここまで尽くせないよな…。
たとえ、それが「フッた、フラレた」の関係を過ぎてしまった後でも
自分を気に入ってくれた人のコトを信じられるし、お互いの存在を大事にできる。
こんな「本当のトモダチ=真友」な関係が続けられるのって、いいよね♪
私、めちゃくちゃうらやましくなってしまいました(照笑)。
そんなこんなで(謎)。
今日のところは、この辺でお暇したいと思います。
じゃ、また。
先日、ウチの母がデパートの友の会みたいなところから招待券をもらってきたので
新宿まで『どら平太』を観に行ってきました。
そういえば、映画を劇場で見るのも久しぶりですからね…。
| タイトル | どら平太 |
| 監督 | 市川 崑 |
| 主演 | 役所 広司 |
それはともかく『どら平太』の出だしはこんな感じ。
とある小藩に役人も手をつけられなかった悪の巣窟があって、
ここを立て直すために新しい奉行が着任したのはいいんだけど、
それがえらい変わり者で、ついたあだ名が『どら平太』ってなところですね。
何よりも、豪胆な役どころに役所さんならではの骨太な演技がマッチして
かなり魅力的なキャラクターになっていたと思います。
久しぶりの時代劇ということで、かなり役所さんもノッていたみたいですし。
他にも敵役の文太さんや味方側の片岡鶴太郎や宇崎竜童とかの芸達者がそろって、
私も「いいぞ、よしいけぇ!」ってな感じで話にハイっていました(微笑)。
しかし、周りの観客の皆さんが…(苦)。
ちょっと封切から日がたっていたし、内容が時代劇ということもあって
中高年が多いのは覚悟していましたけどね。
題名を「ドラえもん、ドラえもん…」と連呼するオジさんはかわいい方で(ぉぃ)、
見ればわかる画面の状況を一所懸命に解説しあってる夫婦連れや
さほどおかしくもないところでゲラゲラと笑ってるオバさん連中、
さらに上映の真っ最中でも平気で出入りしてる方々はいるし、
挙げ句の果てには、どこからともなく携帯の着信音が鳴りだすシマツ。
いちばん分別をわきまえているはずの方々がコレですからねぇ…。
ふだんは温厚な私ですが、さすがに今回はイライラしちゃいました(苦)。
今のご時世、公衆道徳という概念は崩れかかっているんでしょうか…。
映画じたいはメチャおもしろかったんですが、なんとなく後味の悪い一日でした。