実験で爆発
実験で爆発、ドリフなんかのコントでよくありがちなネタである。
でも実際に起こることなんてそうまずないとおもっていた。
でも私はじっさいに「実験で爆発」させてしまったことがあるのです。
(ほんとは「爆発した」のではなく「勢いよく逆流してきた液体をぶちまけた」のだが友人たちには「爆発事件」として語り継がれているのでここではあえて、
爆発とかかせていただこうとおもう。)
そして、コントのように髪が逆立ち顔が真っ黒になることはなかったが
(まぁ、ほんとに爆発したわけじゃないから当たり前なんだけど)
使用していた液体が「濃硫酸と濃硝酸」だったから大問題だった。
高校三年の化学の授業での出来事である。
実験の内容的には簡単なものだった。ただ使っている薬品が
「濃硫酸と濃硝酸」
だったのでそれにさえ気をつければ何も問題はない。
化学の実験というとどうしても女の子の班は男の子達に比べて遅くなりがち
だったなか、私たちの班(わたしを含め4人)はいつもテキパキやっていて、
今回も早く終わらせようと4人はやる気にあふれていた。
実験は単純で2本の試験管にそれぞれ濃硫酸と濃硝酸が入っていて、
片一方にもう一方の液をいれて、ガスバーナーで熱されたビーカーの中の
お湯につけて湯煎し、ニトロベンゼンを合成するとかなんとかだったと思う。
早速わたしはその作業を始め、他の同じ班の子は今までの実験レポートの
まとめか何かをやっていたような気がする。
順調にこなし、試験管を右手に持って湯煎にかけた。
(余裕やんっ(関西弁))と私はすぐに終わるわーなんて思っていたその時、
「ボンッッッ」
「きゃぁああー」
音とともに試験管の中の液体(超危険)が一気に吹き出した。
試験管を支えていたわたしの右手に思いっきりかかって少し周りにも飛び散ったと思う。
一瞬にして教室中はパニックになり、女の子達はきゃーきゃー騒いでいた。
なぜ普通に実験をしていたのに失敗したのかというと、一方の試験管に液体を移すとき
どっちだったか一方にゴムの詮がしてあった。混合させ、湯煎するときには
その詮ははずしておかなくてはいけなかった。
なのに早く終わらせることばかりに意識が向かっていて、混合させた後
またその詮をして湯煎にかけてしまっていたのだ。
それで詮が飛んで中の液体が一気に吹き出したということだ。
なんという不注意ミスだろう。
濃硫酸と濃硝酸の混合液という超危険薬品のミックスを思いっきり右手に
浴びてしまった私は、とっさに水で手を洗おうとした。その時先生が洗面器のようなものにアンモニア水入れたものを持ってきてくれて、とっさにそれに手をつけた。
その時同じ班の女の子達が「痛ーい!痛い!痛い!」と叫んでいた。
そうやら飛び散ったしぶきが少しかかったみたいで必死で手や顔を洗っていた。
(あぁ、どうしよう、わたしのミスで他の人たちにまで被害が・・・)
何ともいえない責任を感じてはっきりいって自分の痛みは全然まったく感じなかった。
まぁ、ひどいやけど過ぎて感じなかったのかもしれないが、必死になって周りの子達に
「大丈夫?大丈夫?」
と声をかけていたと思う。さいわい彼女たちは一滴ずつ程度かかっただけで、
よく洗い流したら痛みは治まったようだ。
とりあえず他の人たちが大丈夫と分かって少しほっとしたら
とてつもなく手が痛くなってきた。そして今度は必死に水で手を洗い続けた。
冷たさで感覚がなくなるまで。
実験で爆発 2
「保健室から病院へ」へ続く
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