ジャストシグナル推薦曲2001年
私の好みにより、それぞれの月に発売されたJPOP女性の新曲の中から
1〜2曲ずつ選んで書くページです。
(ここのページに書いてある月は発売の月であり、
表紙のページの「○月の推薦曲」の月とは一ヶ月ずれていることが多いのでご了承下さい。)
- 2001/11/7[トマトスープ/拝郷メイコ]
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メロディ、声、雰囲気とも好み。文句なしの1曲。
最初はしっとりとした曲と思いきや、中盤からの盛り上がりが
優しく、そして深く、胸に伝わってくる。
下手に色気とか何かがある声よりも、こういった素朴感のあり
純粋さを感じられる声のほうが、ずっと私好みだ。
3曲以上選ぶ場合、デビュー曲は2番目に置く場合が多いのだが、
非常に心に残った曲なので、先頭に置くことにした。(というか、デビュー曲だよね?確認できてないんだけど)
先月の推薦曲、柴田淳さんの「ぼくの味方」と好対照な曲だと感じた。
アーティストが新人であること、一人称が「僕」であること、
雰囲気がしっとりしていること、など、共通点は多い。
歌詞は、どちらも、
どことなく頼りなさそうな、それでいて情熱的な男の子が、恋する相手に歌ったような歌。
ただ、一方は幸せな未来、もう一方は寂しい別れが歌われる。
どちらも比喩など技巧が凝らされていて、深みを感じる。
声は、柴田淳さんは、まったりと包み込まれるような感じであるのに対して、
拝郷メイコさんの声は、奇麗だけどどことなく儚げで、包み込んであげたくなるタイプ。
- 2001/11/[冷たい世界/大木彩乃]
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ようやく選べた、といったところ。
何度もチャンスがありながら、ほとんど「巡り合わせ」のせいで
なかなか推薦曲にすることができなかった。
大木彩乃さんは聞きゴコチ良く、純粋なようでいて、クセのある歌詞だったりすることもある。
しかし、今回は純粋な愛情がとても心地よかった。
冬の風がどんなに冷たくても、彼女の声で心が温かくなれる、といったところかな?
大木彩乃さんの歌は、もともと「ひんやり系」というか、涼しげな印象があったけど、
声は温かい歌にも似合うと思う。
- 2001/11/21[Nothing Can Stop Us/新井裕子]
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私が新井裕子さんびいきであることは特に隠してもいないが、
新井裕子さんのシングル(A面)でこの歌ほどハマった歌はない。
ある意味、「新井裕子らしさ」を再考させられた歌。
明るく、前向きで、元気で。
マンネリも、細かい駆け引きも、全部まとめて打ち破ってきた感じ。
とにかく好みで、この歌を推薦曲にしないでどうする、というタイプなのだが、
まだまだ新井裕子らしさ本領発揮ではあるまい。
今後にも期待したいところ。
「推薦曲」の、単なる順番の話。
今回この歌を先頭に持ってきても良かったのだが(新井裕子さんはまだデビュー2年目だし、
ある程度ベテランの大木彩乃さんをラストにしようかと最初は考えた)
新井裕子さんの曲を選ぶのは2度目なので、この曲を最後に回した。
でも、元気さ、前向きさ、私の「好み」という点では、先頭にふさわしいかもしれない。
まあ、ちょっとした気持ちの問題ではある。
- 2001/10/31[ぼくの味方/柴田淳]
- 柴田淳さんのこの歌は、私の中の位置付けとしては、elliottの「ひまわり」に近いかもしれない。
ロマンチストな、ある意味頼りなさそうな男の子の、一途な恋愛感情が歌われる。
クセになる、というのか、頭から離れられなくなるタイプの歌。
メロディは良いのだけど、格別良いというわけでもないと思うのだが、不思議な魔法でもかかっているのだろうか?
きっと、声の良さとメロディとの相乗効果もあるのだろう。
それにしても、今回の推薦曲は、選んだ曲そのものは普段の月以上に納得できるのだが、
選んだ経過に納得いかないものがある。
何しろ、有力な候補と思われた山野裕子、Tripmeter、three tight b、といったアーティストの曲、さらには小林直さえも、全く手に入らないままの選曲となってしまったから。
小林直は過去2度も推薦曲にしたことがあるし、three tight bは男女ツインボーカル、山野裕子やTripmeterは未知数、ということで、いずれにせよこの2曲を選んだ公算は大きいのだが、それにしても、新人はともかく、小林直さんの曲がことごとくCD店に置いてないとは、ちょっと見る目がないなあ、などと思ってしまう。小林直さんは固定ファン以外からも結構支持はあるんだけどな。
- 2001/10/24[包んであげたい/masumi]
- ゆったりしたメロディ、壮大なスケール。本当に包み込まれるほど雄大な印象の音楽だ。
「芸術」を感じる。ボーカルにすぅ〜っと包まれる感じ。
ЯKの音楽としては、去年の「彼方まで」に印象が近い。
その時のボーカルはRisaで、推薦曲には惜しくも選べなかった。さらにKOKIAの時代にも選べなかったのだが、
今回ようやくЯKから選ぶことができた。
- 2001/9/7[アイ/ハートバザール]
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自分の存在について考えさせられるような歌詞。意味など必要ない、ここにいて、アイを感じられるなら。
かなり抽象的な詞だが、暗くならず、開き直ってノッていける感じ。
「中性的」な声が魅力。「ボク」という一人称がよく似合う。
この歌を選んだ理由は、圧倒的なサビの勢いと、そして声に惹かれたこと。
- 2001/9/19[地平線/Pink Panda]
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恋愛か非恋愛かという分類を考えると、この歌のテーマは非常に微妙だが、まあ「非恋愛」で良いかもしれない。
前向きなポップス、スピード感がいい。
この歌の魅力は、まあ、なんといっても、サビ。メロディに勢いがあっていい感じ。
何となく何度も聴きたくなってしまう引力を感じる。
ハートバザールにしても、このピンクパンダ―にしても、
2001年になった今でも、魅力的なアーティストやバンドはどんどん登場してきている。
今回の新曲は、9月26日分を聴けなかったことが心残りだが、
私の推薦曲にはこの2曲で迷いはなかった。
- 2001/8/1[ひまわり/elliott]
- 8月1日発売だから「ひまわり」が似合うのであって、
9月の推薦曲としては、やや季節外れの感も否めないが、
そのマイナスを補って余りあるほど、あまりにも圧倒的に好みなので、
今回はelliottのひまわりを選ぶことにした。
(2曲選ぶつもりだったが、もう1曲は結局選びきれなかった)
2001年の私のベスト1位候補は現在のところ、もずく、小林直、2曲の「destiny」、
といったところが挙げられるが、elliottも有力な候補になると思う。
どこが好みといわれれば、声、歌詞、メロディ、雰囲気など、
全部と言えるかもしれない。
例えば歌詞。
恋愛をベースにして、例えば、「君に会えなければ今のボクはいないと思う」
「もしもまた生まれ変われるなら」など、印象的なフレーズがたっぷりある。
同じ言葉の繰り返しは最小限で、ボリュームたっぷりという印象。
- 2001/7/18[宿題/伊藤サチコ]
- 今月は迷ったが、「印象に残ったかどうか」を重視して選んだ。
「印象」となると、こういうクセのあるタイプが強いかもしれない。
夏休みとくれば「宿題」ということで、季節柄似合いそうな気もするし、
恋愛の歌が多い中、「非恋愛」の歌を選ぶのは、バランス的にも良さそう。
てなわけで、いい条件が揃ったのは事実。
でも、そういった理由で選んだわけではない。
選んだ理由は、声、そして、歌詞。
一見ほのぼのとしていて、さり気なくドキッとさせられる。
ある意味、痛い。奇麗事だけで生きていければいいのにね。
- 2001/7/11[オルゴール/長谷実果]
- この歌を選ぶとは思わなかった。当初は。
歌詞が推薦曲向きではないように思えたから。何となく。
その気持ちを変えさせたのは、歌詞の一部が心の波長に重なった一瞬だろうか。
悲しい気持ちを歌った曲は多いけど、この曲では「オルゴール」が
想いを表現するための道具として本当に効果的に使われていると思う。
じっくり聴くと、本当に悲しくなるのはなぜだろう。
他のポイントは、声の綺麗さかな。
今月は「他の月なら推薦曲にしてもいい」歌が他にもいろいろあったが、
その中で、あえて選んだ。
まだ2作目だっただろうか。今後も期待したい。
(今初めて気づいたけど、ジャケットの写真で宙に浮いているものは何だろう?)
- 2001/7/25[destiny〜21 another one〜/RAMJET PULLEY]
- 今月は3曲選んだ。
はっきり書いてしまうが、推薦曲数の枠を増やしたのは、この歌を選ぶためである。
聴いた頻度が圧倒的に多いし、この月、いちばん気に入った曲だし、
「推薦」する事には何の問題もない。が、
RAMJET PULLEYの曲を選ぶのは2度目。さらに、先月、
松橋未樹さんによるこの歌を選んでしまっていた。
「いろいろなアーティストのいろいろな歌を紹介する」つもりなら、
こういう「繰り返し」は避けたほうがいいはず。
今後のジャストシグナルの方向性にもかかわってくる。
でも選んだ。
やっぱり外せなかった。
カバーを選んだせいで原作者側による歌を選べない、というのは変だし、
本心から気に入った歌を選ばないで何が推薦曲か。
(それでも、ちょっと躊躇する気持ちがあったため枠を増やしたのだが)
今回の落ち着いたアレンジでも、やはり心地良く聞こえてくるのは、
曲そのものがしっかりしているためだろう。
オルゴールのような金属的なアレンジでも似合いそうな気がしてきた。
- 2001/6/21[アナタトイフ光/Guneco]
- Gunecoの不思議な魅力の光る歌。
好きな部分がいろいろある。
まず、出だしの雰囲気。ぞくぞくする感じ。
サビは個性的で珍しいタイプだと思う。
歌い方?、サビ前後の声も好き。
歌詞では、特に「落ちてゆく涙は 何の意味もない」
の部分がとても好き。個性的なメロディ以上に、歌詞に魅力を感じた。
それと、アレンジ。サビの賑やかさ、そして、
歌詞が「語り」のように重なっている部分。へえ〜っと感心してしまった。
- 2001/6/13[destiny/松橋未樹]
- この月は、じっくり聴けたし、自分の好みの歌をしっかり選ぶことができたと思う。
この「destiny」も推薦曲向きだし、メロディがとても心に残った歌。
前向きソングで、風が吹き抜けるかように流れの良いタイプの歌。
「恋愛」の歌ともとれるが、むしろ「未来への希望」を明るく歌った歌、という印象が強い。
- 2001/[わたし/岡北有由]
- メロディは単調な気もするのだが、かえってそれが歌詞の個性や声の良さを引き立てている。
私は声とメロディを重視することが多く、
好みかどうかを考えると、なかなか選ばないタイプの歌といえるが、
今回は「他の要素を引き立てる」という役割だと考えてみた。
歌詞を味わうべき歌。
「わたし」というタイトルだけあって、
自分の姿が描かれている曲。
ある意味、非常にわかりやすい歌詞。
難しい言葉、抽象的な言葉は使わず、普通の話し言葉にメロディをつけたような感じになっている。
- 2001/4[overjoyed/RAMJET PULLEY]
- 不思議な幻想的な雰囲気の歌。
ポイントは「余韻」だろう。
ややひそひそ気味だが、声の綺麗さが曲全体に及ぼす影響も大きいかもしれない。
全体的なアレンジ、メロディ。「総合力」という印象もあるが、
やはり雰囲気かな。
- 2001/4[私がいるよ/TOMATO CUBE]
- 掛け値なし、ひいき目も偏見もなしで、この月いちばん印象に残った曲。
トマトキューブを選ぶのは2度目だが、確か前回は20世紀最後に特別4曲選んだ時。
今回の歌のほうがさらに印象的だということで、再度選ぶことにした。
からっと晴れたような明るい雰囲気に澄み渡る声が響く。元気さが魅力。
お互い、励ましあう様子。傍から見ていると羨ましすぎる。
その後、かなりヒットしている様子。タイアップのせいかもしれないが。
- 2001/1[流れ星/もずく]
- (コメントは後日)
といいながら、ずっと書いてませんでしたね。
ごめんなさいです。
夜空の雰囲気を思わせる美しい声による歌。
現実を認めなきゃいけない、というのは悲しいけど、
でもその悲しさが、明るいメロディと綺麗な声で慰められているかな、という気持ちです。
深い歌です。
オリオン座が流れ星に変わる・・・壮大な時間スケールを超えた願い・・・
何度も聴いて、そして、ああこうだったんだな、と思わせるような歌詞。
前作のタイトル(「チビの損得」)や、ジャケット(前作含む)を見て思いました。
もずくさん、かわいらしいんですね(笑)
ちなみに、マキシシングルではありません。最近ほとんど見られなくなった、
細長い版のシングルです。