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「アイズ・ワイド・シャット」(スタンリー・キューブリック)99

巨匠の遺作となった作品。僕はこの監督の作品群は好き嫌いがはっきり わかれるのですが、これは奇妙な世界観がよく出ていて同監督の 「時計じかけのオレンジ」よりもうまい表現になっていると思います。

倦怠気味の夫婦、トム・クルーズとニコール・キッドマン。妻の 浮気願望を知った医者のトム・クルーズはだんだんと不思議な世界に ハマリこんでいきます。その不思議さが半端でなく、想像を絶する ような空間へ導かれていく主人公にいつのまにか共感してしまい ます。
キューブリック監督は本当に「絵」としての映像撮りがうまいです ね、映像がそのまま監督の意向通りの主題になっているのが わかります。
愛の行方とは?人生の重みとは?などの複雑な問題を扱っている ようですが、結局答えは観客に委ねられるというパターンも キューブリック映画ならではですね。