「スリーピーホロウ」ティムバートン監督
舞台は18世紀のアメリカ。ニューヨークから距離のある
辺境の村「スリーピーホロウ」が舞台。
最初は中世版「金田一少年の事件簿」のようなものを
想像していたんですけど、すっごい裏切られました。
それも「良い方」にw
この監督ティムバートンは、異名の「鬼才」のとおり
独自の世界観を打ち出せる、世界でも数少ない監督です。
今作品でもその世界の完ぺきさと、無茶くちゃさで
多いに楽しませて貰いました。
ジョニーデップ、クリスティーナリッチ、の役者名を
ふっとばすほどのシナリオ。それも完全に確信犯ですね、
このシナリオは。
辺境の村で首刈り殺人が連続して起こる。当時の宗教的な
断罪裁判に嫌気がさしている捜査官(ジョニーデップ)は
この村での捜査をまかされ、科学的理知的なステップで
事件の解決を望むが・・・という内容。
まず驚かされるのが、圧倒的な「18世紀的リアルさ」です。
人物の肌の色から、家屋、風景、村人達の演技の物腰に至るまで
手抜き無し!! これぞ完ぺきな仕事の代名詞と言わんばかりの
迫力。 そしてそれよりもスゴイのが、物語の超努級の
馬鹿バカしさ。 それも、見ていて違和感があるのに納得させ
られてしまう、という表現のしにくい楽しさ。これは
映画を学ぶ人や、映画マニアを自称する人なら見ておくべき
作品でしょう。 これだけの予算をかけ、完ぺきなシナリオに
そってフィルムを回し、バカをやっている映画はここ数年
見なかったものです。
いわゆる「役者の味」みたいなものは、あまり見受けられません。
演技派俳優ジョニデとクリスティナを使っているのに
「誰だれの映画」になっていないのは、素晴らしいこと
だと思います。 こういう下らない映画を、僕は
諸手を上げて応援しちゃいますよ!!!
頑張れ、ティム!! 2度見る映画じゃないけどねっ!!w