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「ヴァージン・スーサイズ」(ソフィア・コッポラ)99

この作品を紹介する前に、まず監督のプロフィールから・・・って 形で始まるレビューが多いんでしょうね。まぁ、巨匠フランシス・ フォード・コッポラ監督の娘さんだからしょうがないですね。

んで作品の方は巨匠なんて関係ないですw とても美しくはかなげ な姉妹達を見ていた、元少年の語りで物語は進みます。
門限などの厳しい家で育つ姉妹達とそれに付随する人間模様が 悲しく奇妙なほどリアルに描かれています。子供の頃の男女、それぞれ の憧憬はうまく噛み合わず、与えて欲しいものを与えて貰えない 姉妹。親としての義務を放置した父と、逆に縛り付ける母。
一昔前なら割と「アメリカだけの問題(またはアメリカ的問題)」と して片付けられているような事柄ですが、近年の日本でもこのような 家庭内の問題が浮上してきています。テーマは非常に身に染みて、 再考させられました。
しかし、その重いはずの内容がポップでキャッチーな雰囲気に なっているのは偏に監督の感性と、音楽衣装に細かく気を配って いるからでしょうね。それでいてテーマの持つ人生の苦労を 観客に理解させる、いや感じさせ浸透させるのは素晴らしいことだと 思います。

とっても監督の「これから」を期待できる作品なので、映画マニアの 人は特に見逃せませんよね。