悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか!

2016  01  02  03  04  05  06  07  08  09  10  11  12
2017  01  02  03  04  05  06  07  08  09  10  11  12
2018  01  02  03  04  05  06  07  08  09  10    

2016.11.30:

昨日の朴大統領「辞任」の談話、与野党のゴタゴタに乗じて辞任の引き伸ばしを図っているとの説があるが、首をかしげる。
憲法で自発的な辞任は想定外であるのだから、「辞任します」という言葉は使えない。だからさっさと決めてくれと言っているのであって、この場合、与党の側で弾劾を避けているのがおかしいと考える。
今日も労働組合が辞任を要求してストをやったし、世論の大勢は辞任の声が強い。だったら早急に引導を渡せばいいのである。
何となく天皇の退位問題と似ている。

2016.11.29:

今日は大きなニュースが流れた。韓国の朴槿恵大統領辞任である。
ただ、彼女の物言いはやや屈折していて、正しくは「任期短縮を含め進退問題を国会の決定に委ねる」とのこと。つまりいつ辞任するかは国会で決めてくれというものである。
韓国の憲法では自発的な辞任は規定されていない。よって「辞任します」という言葉は使えないとのこと。だが今回の彼女の発言は事実上の辞任であるとの見方が強い。
いずれにせよ国民の支持を完全に失った大統領はもはや他に選択肢はなくなったのである。
とかく韓国の大統領には利権の疑惑が付きまとう。過去の大統領でも自殺に至った例もある。それだけ姻戚関係などによるコネが幅を利かす社会なのである。私も韓国の企業とのつきあいがわずかばかりあったが、社長の息子のみならずいとこなども雇われていることが多かった。学歴社会でもあるが、コネ社会でもあり、そのことが大きな所得格差と結びついているので、今回のような事件に対しては相対的貧困層が猛烈に怒るのである。
北朝鮮の不穏な動きに対して国内の団結が必要な時期ではあるが、不正を見逃したままの見せ掛けの民主主義はありえない、そういう選択を韓国国民がしたと、私には見える。

2016.11.28:

国内でもそうだが、海外のトボけた客とやりとりしていると疲れることがある。
国内のトボけた話は25日に書いたが、今日は海外編。
契約はFOB(船に積むまで)なので、梱包ができたらすぐに船の手配を頼もうと思い、先に客先側の乙仲の日本窓口はどこかと質問した。
するとまずは梱包の概略重量を聞いてきた。何かおかしいなと思いつつも「200Kg以下」と回答した。ところがである。
返ってきたメールの内容は、ドイツの乙仲名と航空便にする(軽いからだろう)ということであった。
すかさず私は回答を書いた。
1.ドイツの乙仲本社ではなく、日本の窓口を教えてくれ
2.信用状の条件では航空便は使えない
この返事を出した以降、今日は何も連絡が来なかった。
こちらの要求も無視し、信用状も頭に入っていない、ひとりよがりの担当者にかかると無駄な時間をつぶす。この話は典型例である。

2016.11.27:

今日は丸一日雨で、いやいやながらも少し買物に出かけただけだった。
キューバのカストロ元議長が90歳で死去した。冥福を祈る。人は高齢による衰弱に勝てない。過去のアジ演説は影を潜め、やがて晩年を迎えたのである。
1962年のキューバ危機で米ソの核戦争寸前の対立に巻き込まれ、誤ってソ連の核ミサイルを受け入れてしまったことが、革命当初の全方位外交をダメにしてしまった。以来アメリカとの対立はオバマ政権との国交回復まで続いた。
しかし彼が死ぬ前にそのことを見届けたことは幸せだったに違いない。
ところがトランプはアメリカとキューバの関係を短絡的にしか知らないようで、オバマが何故国交回復したかを理解せず、「独裁者が死んだ」と弔意も示さずにコメントした。彼は金儲けのためのえげつない手口の知識はあっても、政治の世界はまったくの素人であるにもかかわらず、不遜な態度で外交についてコメントしたようである。

2016.11.26:

東京都の豊洲新市場移転問題、小池知事は18人の名前を挙げて処分を発表したが、腑に落ちないのは何故盛土をしない方向で決めたのか、その理由は今もってはっきりしないことである。
いくら都の幹部とはいえ、個人的な意向で勝手に決めるものではないはず。ゼネコンを儲けさせるためというには見返りがあったのかを含めて動機が希薄である。
それで私が個人的に怪しいとにらんでいるのは石原元都知事と、彼の腹心であり、当時都庁内部で独裁・恐怖政治を敷いていた浜渦元副知事である。
現在両名ともにマスコミがクローズアップして取り上げておらず、そのことが逆に不信感を抱かせるのである。
浜渦の名前は東京ガスから都が土地を買い取った問題で疑惑の人物として知られた男だが、盛土の問題で石原と共に「知らなかった」とは言えない立場にあったはずである。
しかし小池知事は処分の理由について詳しくを語らない。それもそのはずで、浜渦は小池知事を支援していた。
このあたり、マスコミは詳しいことを知っているはずだが、明白な証拠を示せないのか、ずっと黙っままである。今後都民・国民に明確な事実を示せるかどうかが彼女に対する評価の試金石になるだろう。

2016.11.25:

仕事のほう、特に輸出はクリスマスまでが勝負。
今年はなぜか12月に入っての船積みが連続していて、来週から忙しくなる。しかも信用状の船積期限が1月3日とか1月6日というふざけたものがあって、これは前倒しで12月中に放り出さないといけない。そもそも客側の担当者がボケているのだが、ウチの営業はこういうものをチェックする能力が低い。ここにも「お客様は神様」のトラウマが染み付いていて、正常な判断が欠落しているのである。正直な話、年末年始は荷役の作業員はいないし、税関も休み。だから船会社は年末年始の配船をしないところが多いのである。
輸入のほうでも1件、クリスマスの頃に韓国からの入るものがある。
これは普段のパターンとは違う契約で、客先の最寄の港で船上渡し。つまり船を岸壁に横付けしたら契約終了で、船から荷物を降ろし、通関、工場までの輸送はすべて客先手配である。巨大な品物のために、道路の通行許可は国交省だけでなく、警察からも許可を貰わないといけない。これに客先担当者はビビッてしまって、まだ品物も完成していないのに、梱包が終わらないとわからない情報を要求してくる。
いちばんひどい質問は、まだどんな船を使うか決めてない(在来船の場合、通常は船積みの10日くらい前にスケジュールの空いているものを持ってくる)のに、船の幅を聞いてきた。岸壁に持ってくるレッカー車のリーチが船の幅いっぱいまで届くかどうかを心配しているのである。
しかしこれは明らかな誤解。船に荷物を載せる場合、船倉には船の中心線に対して左右対称になるように積むのが常識。そうでないと船の左右のバランスが狂って不安定になる。だからレッカー車のリーチは船の幅の半分まで届けば十分なのである。素人考えは役に立たない典型である。

2016.11.24:

今朝は少し寒いと思ったが、関東以北では雪が積もるほどの寒さ。11月の積雪はほとんど例がないらしい。
福島沖では今朝も地震。かすかな津波はあったが、影響はたいしたことがなかったようだ。ここしばらくは再び地震が来る可能性があるとの気象庁の予告は当たった。
これから季節は本格的冬に向けての準備期間。神戸でも色づいた木の葉が風に舞う光景が見られる。まだ木々が丸坊主になってはいないが、清掃車が枯葉を集めて回る風景が見られる。
来週後半は12月。既にショッピングセンターなどはクリスマス商戦が始まっている。

2016.11.23:

TPPが崩壊しかかっている。トランプが就任と同時に離脱を表明すると言っているし、今日もオバマが断念すると言った。
もともとTPPはあまりにも参加国の自主性を失わせるものであるし、交渉経過も内容も決まるまでは秘密というとんでもないものである。決定的なのは相手国の規制が気に食わなければ提訴できること。明らかに多国籍企業の身勝手な振る舞いを最大限認めるものである。
これがアメリカ国内の雇用を奪うとしてトランプ、クリントン両者共に反対した。しかしアベットラーは未だにしがみついている。もちろん日本の多国籍企業の要求を何とか通したいといういつものトップセールスの一環である。
大手新聞などは「保護主義が強くなる」としてTPP賛成に傾いているが、保護主義は何も悪いことではない。その国の事情に応じた規制を輸入品にも適用するのは当然のことで、無制限に認めることはできない。特に食料品は重要で、TPPで丸裸にされると、遺伝子組み換え農産物、BSEに感染した牛肉、虫などの異物が混入している率が高い缶詰が日本に入ってくることになる。さらには健康保険制度の破壊も懸念される。
アメリカのTPP離脱でアベットラーの面子は丸つぶれになるが、それよりも日本の国内法が破壊されることを防ぐほうを優先すべきで、TPP関連法案は廃案にすべきである。

2016.11.22:

福島を中心にM7.4の自身と津波が発生した。東日本大震災の余震だという。
5年を過ぎてもなお大きな余震が発生するところに、プレート境界型の大規模地震の大きさがわかる。阪神大震災は活断層による直下型で、余震が収まるまで1年もかからなかったのと大きな違いである。
今回の津波で5年前の恐怖を思い出した人は少なくない。悪夢が甦るのは辛い。私も震災の直後は余震におびえた時期があった。また今でも地震が来ると、今から揺れが大きくなるのではないかと一瞬身構えてしまう。
地震は不可避だが、恐怖を乗り越える名案はないものか。

2016.11.21:

貿易の仕事をやっていると時として面食らうことが起きる。
近く中央アジアの国に機械品を送るのだが、契約関係が複雑になっていて、なおかつどこに品物を送ることにするかで悩まされた。
そもそも元の契約書では、発注元はUAE(アラブ首長国連邦)、発注先は日本、向先は中央アジア某国となっている。つまり3国間貿易である。
ということで書類上これらの3箇所の位置づけが明確になっていれば問題は起こらない。ところが客先(UAE)側の乙仲が変なことを言い出した。
貨物の仕向港はイランのバンダルアッバスだというのである。もし船積み書類上にこの4箇所目の名前が出たら日本からの輸出通関で税関から「待った」がかかるのは必死である。つまり貨物は到着地であるはずの中央アジアに行かずに、よりによってイランで途中下車したままその先が行方不明になるからである。アメリカによるイラン制裁が解除されたとは言うが、実際はほんの一部分で、また核開発に使用されかねない内容の書類になっていれば輸出は許可されない。
そこで客先(UAE)側乙仲にクレームしたところ、仕向港を中央アジア(内陸なので実際は港ではなく、工場がある地名である)に変えてきた。
この変更について追求したところ、イランのバンダルアッバスはあくまで船による輸送の到着地であって、そこから先はトラックだという。つまり勘違いで最終到着地と間違えていたのである。バンダルアッバスからは数千キロの国内を抜けてトラックが走るという。
あわやのところで輸出禁止になるところを防いだが、国際貿易は国際情勢も知っておかないといけない気が抜けない仕事である。

2016.11.20:

電通での過労自殺が大きく取り上げられているが、政府の過労死白書にもあるとおり、残業が月100時間を超える労働者が2割もいる実態があきらかになっている。
だが、大手企業などでは36協定の特例によって残業が月80時間などという労使協定が結ばれている。とはいうものの、労働者が申告している残業がこれを超えている実態があり、電通でも過労自殺した女性の勤務記録には協定の70時間より少しだけ少ない69時間と、明らかに意図的と思われる過少申告がなされていた。
この過小申告を可能にしている原因は、36協定もさることながら、46(ヨンロク)協定と呼ばれる2001年4月6日付けで出された厚労省通達によるものである。
この通達では、労働時間の記録は上司による現認、タイムカード・ICカード、それに例外としての自己申告制が認められている。
実はこの自己申告制が曲者である。通達では申告する時間に制限を設けたり、圧力をかけてはいけないとされているが、実際は証拠も残さず、無言の圧力を会社がけているのである。典型は先日も書いたように新人社員に、「仕事が遅いのはお前の能力が低いからだ」と暗に残業を付けさせないという方法である。労働者側も成果主義賃金で低く査定されることを恐れて自ら過少申告を行ってしまうのである。
電通の自殺では残業時間の記録とビルの出入口にある通過記録の差がわかってやっと実態がわかったが、ウチの会社でも同じ過少申告が蔓延している。
こんなことをやっている日本の社会はいずれ衰退する。

2016.11.19:

安倍内閣はついに自衛隊に銃を使うことを可能にする命令をだした。これで青森の部隊が南スーダンで駆けつけ警護の名の下に実際に銃撃戦を行うことが可能になった。
しかし南スーダンでは既に政府軍と反政府軍との停戦協定は実質的に崩壊しており、PKO派遣法にも違反している。なのに安倍内閣は戦闘を「衝突」という言葉にすり替えて違法な派遣を行い、かつ自衛隊員の生命をも危うくするギャンブルに出たのである。
ここまでして自衛隊の派遣をするのは、ひとつは憲法9条を実質的に破壊して派兵の実績を作りたいからであり、世界に向かって軍事力の誇示、特にアメリカへのアピールをしたいからである。イラク戦争のとき、当時のアーミテージ国務副長官がboots on th groundと要求したことを実践したのである。
アベットラーは憲法99条にある政府がこれを守る義務を破って平然としている。ここにはアベットラーの危険性が見事に表現されている。しかもアベットラーが率いる自民党は憲法を、国民が政府を縛るものではなくて、政府が国民を縛るものに変えようとしているのである。だから退陣しかない。そうでないと日本はとんでもない国に作り変えられてしまうだろう。

2016.11.18:

アベットラーとトランプが会談を行ったようだが、中身は「ひ・み・つ」。
もちろん現職のオバマを抜きにして何かを決めることはご法度だが、「個人的な信頼関係」というのも怪しい発表だ。
その程度のことを話すだけならわざわざアメリカまで行く必要はない。個人的なメールででも十分である。
そうなるとアベットラーから出向くということは、やはり主従の関係を示すものといわざるを得ない。しかも何か密約をしたともかんぐりたくなる。
ともあれ、TPPについては何も進展はないのだから、少なくとも年内の国会審議はやるべきでない。もし日本だけ承認してアメリカがノーと言えばそれですべて一巻の終わりとなるからである。

2016.11.17:

緊急事態といえば先日、ウチの機械を納めた(もっとも60年前!)工場から連絡があって、巨大なローラー(20トン弱)がひび割れして生産ラインの一部が止まっているので何とかして欲しいとの連絡があった。
すわ、一大事!ということで関係者が協議したが、客先の意向としては軸だけ抜いて交換したいとのこと。やってやれないことはないが作業の途中で古いーローラーにひびが入るリスクがあるということで、丸ごと新品に換える方法もあると客先に伝えた。
だが客先は軸交換を選んで「注文内示書」を出してきたので見積の準備とともに、工場でのスケジュール確保をやっていた。ところがである。
内示書が出た翌日になって突如キャンセルの連絡があった。理由は「工場近くのメーカーで軸交換をやってくれるところがあった」とのこと。これには営業以下関係者が激怒した。「内示書」は、金額は未定のまま注文の意志があるということを示す重要な書類である。注文の相手が下請法に該当する場合は違法となる。
営業は客との間に入っている商社に怒りをぶちまけた。
設計などは相当頭にきていたようで、その後丸ごと交換の場合の見積依頼が出てきたときに、「本気で買う意志がなければ見積に応じません」と逆襲したのである。
緊急事態ということで相手を動かす場合、内示書を出したら簡単に撤回はできないということを認識すべきである。さもないと信頼関係に傷が入る。

2016.11.16:

福岡地下鉄の工事現場で起こった陥没事故、なんと1週間程度で道路のほか、電気・水道などのインフラを含めて仮復旧した。頭が下がる思いである。
欧米でも反響があるようで、私の経験でもあったが彼らは「追加発注書がなければ工事をやらない」と平気で言うから、福岡のような芸当はまったくできないので驚くのである。
事故原因の本格的究明はこれからだが、ウチの社内の土木工事の専門家に聞いたら福岡の地下は岩盤だが、その上に柔らかい堆積物があるので、岩を掘っていたら柔らかい部分に当たって地下水が吹き出すとともに、土砂がトンネルに流れたのではないかという。
それにしても今回は福岡市長や大成建設の幹部が積極的に動いて指揮を執り、現場の作業者たちも「市民生活が止まっては大変。何とか助けよう」という意気込みで働いたのが驚異的速度を生み出したようである。
誰かが困っていたら真っ先に手助けをする、そういうボランティア精神が生きていると私は感じる。
昔から私は営業の若手によく言う。「客先が納期を早めてくれというのでそうしてほしい」とだけしか言わないのでは誰も動かない。相手の事情をよく聞き、「だったら助けてやろう」という雰囲気にしないといけない。また、いいアイデアないか知恵も出してくれる。営業はその先頭に立ってあちこちの人間を説得すべきであると。
私も古い人間だから、意気に感じれば優先的に動く。
こういう日本人の伝統はこれからも受け継いでいく必要がある。

2016.11.15:

最近アベットラーはむきになってあれこれ国民を苦しめる政策を前のめりになって進めている。
典型はTPPであり、駆けつけ警護であり、福祉切り捨て、憲法改悪と目白押し。
特にTPPは国会通過を手土産にトランプを説得するつもりらしいが、そんな話が通るわけがない。少なくとも今年中の米議会での論議はないことがはっきりしているし、トランプ自身も保護主義の方向なのだから、それを180度転換したら今度は米国民が黙っていまい。
アベットラーが必死になっている背景には、財界の利益のために一生懸命働いていることをアピールすることもあるのだろうが、最大の焦点はアベノミクスの失敗を何とか取り戻そうという動きに見える。
直近のGDPは辛うじてプラスだが、輸出頼みになっているだけで国内の個人需要はさっぱり。アベノミクスの「恩恵」は庶民にはまったく実感がないのである。そのことをごまかすために、さも国民に期待を持たせるような言葉を羅列して、財界とアメリカを喜ばせると同時に、内閣支持率を上げることに必死になっているのである。
それにしても彼の言葉遊びは一体誰が指南しているのだろうか?

2016.11.14:

会社が社内向けに流している経済情報の中で、内部留保の話が出ていた。
ある大企業の社長の言葉として、「内部留保は溜め込んでいるわけではない。経営が苦しくなっても安定して配当に回す金を作っているだけ」との話が目に付いた。
最近のアメリカ式ROEとかROCとかの利益率だけでモノを語ることの批判は何度も書いたが、この社長の言葉は実に意味深長である。
つまり内部留保は株主の配当に回すための金であって、社員に回す金ではまったくないという論理が丸出しになっているのである。
ネットで調べてみたが、ここ10年くらいで賃金は右肩下がり、配当は右肩上がりになっていることが数字でもはっきりしていることがわかった。大企業を中心に、ひたすら内部留保が増大して総計300兆円を超えるにまでなっているが、これを社員に回すつもりがまったくないことを証拠付けるものである。一部には「内部留保は現金だけではない」との擁護論があるが、配当に回す分だけは現金で、賃金に回す分は現金ではないという珍論以外の何物ではない。
アベットラーも見るに見かねて賃上げを財界に要請しているが、その程度で解決できる話ではない。強制力がなく、お願いベースでは無理な話である。
アメリカあたりでは、大儲けしたら株主への配当も大盤振舞いするが、社員にもボーナスで還元する。内部留保は必要な分だけ残す。つまり来年も大儲けが期待できる保証はないから、とりあえず皆でドンちゃん騒ぎしておこうという、あっけらかんとしたものである。
それに比べて日本の企業はなんとみみっちく、しかも溜め込んだ金は株主たちだけで少しずつ山分けしようという、きわめて狡猾な手法をとっているのである。

2016.11.13:

ランプの話で思い出したが、先日東京で木製のジャングルジムもどきのオブジェで遊んでいた子供が焼死した。原因は投光器によるおがくずの発火である。
オブジェを作った学生はもとより、指導者も誰も投光器の危険性について知らなかったようで、悲劇としか言いようがない。しかし死者が出たのだから知らなかったでは済まされない。誰かが過失致死の罪に問われることになる。
使われた投光器は舞台とか工事現場にスポットライトとして使われるのが通常で、今回のようなオブジェの照明にも使えないことはないが、おがくずの下に置いたことが致命的な誤りだった。たまにあれを日焼け用に使う人がいるようだが、間違えばやけどをする強烈な熱源になる。
家庭でも電気コタツで衣服を乾燥させる人がいるが、あれも危険で、実際に火事になった例もある。
古くからある文明の力の白熱灯、しかし使い方を誤れば凶器に変わることを知って欲しいものだ。

2016.11.12:

しばらく続いていた冷え込みが緩んで、今日は洗濯日和。朝洗濯して夕方には乾いていた。
蛍光灯のランプが切れたので買いに行った。いつも不思議に思うのだが、ランプは2本のペアで売っていることが多い。40/30Wとか40/32Wである。しかも単独では30Wか32Wで、40Wをおいている店は少ない。
理由ははっきりしないが、ランプの寿命が同じだから1組で交換するのがベターとメーカー側が勝手に思い込んでいるのではないか。実際の寿命を見ていると必ずずれがある。なのに組品が多いのは一度に変えさせて多く売ろうという魂胆に思える。白熱電球に比べて蛍光灯は安くない。だから単独で買うのが消費者の心理だと思うのだが、組品だと単独に比べて割安になるので買いやすいと考えるのはメーカーの勝手な論理に思えて仕方がない。
電気が専門の私にすれば、片方だけしか交換しないのに、残る側の無駄なストックを抱えさせられるのは理不尽に思うのである。

2016.11.11:

友人HPの手伝いだが、最近は私自身も年を経てきて次第にしんどくなってきている。
そろそろ世代交代が必要なのだが、後継者難で苦労している。最近手を上げた若手(それでも40代)も、技術的に難はないのだが、少々腰が引けていて、失敗してもいいから挑戦してみようという根性がない。仕事がIT関連なので問題ないはずだが、自宅にサーバーを立てるのは相当勇気がいるようである。
しかし残された時間はあまりない。私自身が現役で仕事ができるのもあと1年少し。再延長の道もなくはないのだが、体がガタガタでは私自身も気が引ける。

2016.11.10:

昨日の話を少し引きずる。
昨日の昼間は会社からのネット接続が猛烈に遅かった。ウチのIT部門曰く、米大統領選への関心が高くて猛烈にトラフィック量が増えたからとのことだった。これまでにない接戦だったし、トランプが当選しらどうなるのだろうという不安もあったと思われる。
トランプが当選したことで早速アベットラーが動き出した。
17日に渡米してトランプに「拝謁」するという。弱小藩の藩主が新しく就任した将軍に「米軍経費をもっと増やします、TPPでアメリカの言う通りに健保もなくしてAFLACだけにします。どうかお見捨てになりませんように」とでも言うつもりなのだろう。何たる卑屈さか。
アメリカ本国では世論が二分したために、イギリスのEU離脱で大騒ぎになったのと同様、暴動まで起こっている。トランプ・サプライズが終わるのには時間がかかるかもしれない。
株価は昨日の暴落から一転して高騰。しかしよく見ると取引所オープン直後にどーんと上がった後はジリ貧で、右肩上がりに続伸することはなかった。トランプの経済政策、すなわち大企業向けの景気浮揚策を期待したものだが、それ以上の要素は何もないからだ。熱が醒めたら元に戻るのだろう。少なくとも来年1月の就任式までは新しい何かが出てくることはまず考えられない。

2016.11.09:

米大統領選、トランプが当選した。何となく日本のハシズムをほうふつとさせるキャラである。
米国民の選択なのでそのことにとやかく言うつもりはない。だが、彼は政治的な経験はまったくないから、金持ち・大企業の利益と国民の利益が衝突したら間違いなく前者を擁護するだろう。生まれてこの方、彼は金儲けの論理しか持っていないからである。
外交はまったく未知。しかしこれも多国籍企業の利益とあらば、戦争でも何でもやるだろう。特に核兵器の扱いについては危険とも言える。
そういう彼が取る政策があまりに未知数なため、今日の平均株価はトランプリスクの不安から900円以上下落した。金持ちでさえ先行きが読めなくて疑心暗鬼になっている。とにかく当面は彼の一挙手一投足に注目が集まるだろう。

2016.11.08:

今朝は驚くべきニュースがあった。福岡地下鉄の工事現場で道路が陥没。
このあおりで近くにあるウチの会社の福岡支社のデータ回線がアウト。NTTによれば復旧のめどは立たないとのこと。電話は無事だった。
昔東京秋葉原でも陥没事故があって、乗用車の運転手が死亡したが、今回はゼロ。トンネル工事はとかく落盤の危険がつきまとう。
個人的なニュースとしては、今日冷や汗をかく「事件」が起こった。
私が使っているプリペイド携帯の有効期限が明日切れるのでオンラインで料金チャージをしようとしたら、エラーが出る。何度やっても同じ。しかもクレジットカードの認証は成功するのだが、携帯側が完了しない(もちろん料金はカードに課金されていない)。仕方がないのでサポートに電話したらこんな答えが返ってきた。
「繰越金が6万円を超えることはできません。このままではこれまで蓄積されてきた金額はゼロになります。」
をいをい。そんな警告メッセージは出てきていないぞ。しかし文句を言っても解決できない。仕方がないので息子のスマホに電話して無言のまま放置し、通話料を消費させる手段をとった。数十分かかってやっと繰越金を6万円からかなり減らすことに成功し、その上で料金チャージをしたらうまくいったのである。

2016.11.07:

9月、10月は暖かく、11月に入って急に冷え込んできた。
靴下は秋冬用、ズボンは秋物、上にジャケットを羽織っての通勤である。会社でも作業服の上着を着ないと薄ら寒い。
さて、電通に労働局の強制捜査が入った。労働時間を過小申告するよう命令していたのではないかという疑惑である。この話は捜査の結果が出てからコメントするが、ウチの会社でも巧妙にやられているものとほぼ同じである。
ただ、最近の傾向として、新入社員を中心に「時間がかかるのはお前の能力が低いからだ」として残業を付けさせないという手口が少なくないようである。

2016.11.06:

どうも休日のほうが足が痛い。PCの前でずっと座りっぱなしなのが原因のようである。
会社だとコピー、プリンターへ印刷したものを取りに行く、トイレ、喫煙などでそこそこ動くから筋肉は固まらない。
家でも買物以外はなるべく動くようにしているが、会社とは歩く距離が違う。しかも買物は荷物をぶら下げて歩くので負担がかかる。この調子だと買物にはカートが必要になるだろう。

2016.11.05:

今日は「津波の日」。江戸時代に和歌山を襲った大津波に対して「稲むらの火」によって住民を高台に導いた故事にちなんで昨年国連で採択されたもの。
和歌山では大規模な訓練が行われた。今後東日本のような大津波が日本の南海沖で起こることが想定されていて、その対策が急がれているところである。
海岸べりにあるウチの会社も年に1度訓練が行われる。また津波の際の避難場所も決められた。高層ビルが2棟あるので、そこの3階から上に逃げ込むのである。
当初、会社が出した案は工場の門から山手方向へ逃げろということになっていたが、数千人が一斉に門前の道路に集中したら大混乱・大渋滞が予想されるとして、社内から猛烈なブーイングが出て、敷地内のビルに逃げ込む案に急遽変えられたのである。
阪神大震災のとき、実は明石海峡付近では断層のずれによる数十センチの津波があった。当時海峡を通過していた船ではわずかな船体の上下運動が感じられたという。
大阪湾の場合、太平洋からの津波は紀伊水道で弱められるが、逆に淡路島による反射で複雑な動きになることも予想され、最大数メートルの津波が来るとのこと。
備えあれば憂いなしである。

2016.11.04:

TPP法案が衆議院の特別委員会で強行採決された。これでまた日本の民主主義は破壊された。
主管の農水大臣は暴言のオンパレードにも関わらず口先だけの謝罪をし、辞任要求にはアベットラー以下完全拒否。野党からの法案に対する要求にはすべて拒否し、「○○時間審議した」と意味のない時間の浪費をタテに強行採決して多数決だけを行う、完璧な「員数合わせ」と「儀式の場」に国会を成り下がらせた。
しかも衆議院本会議での可決は8日、すなわち米大統領選挙の投票日までに行うつもりである。だが国会はアメリカの属国になるための場ではない。
こうしてアベットラーが日本を破滅の道に導こうとしていることに、私は我慢がならない。

2016.11.03:

私の蜂窩織炎が治ったと思ったら、今度は息子も皮膚病に罹って手術をした。
病名は「粉瘤」(アテローマ)。皮膚ならばどこにでもできる良性腫瘍で、本来なら皮膚の外側に角質となって剥がれ落ちる上皮が内側に向かって増殖し、老廃物が溜まって袋状に腫れ上がる。息子は首の下の胸骨のやや右にできた。大きくなってきたので皮膚科で切開して粉瘤を除去、傷口を6針縫った。
良性なので袋状になったものを引っ剥がす。稀に悪性化することがあるので早めに切除するのがベター。下手に触って菌が入り、膿が溜まると厄介になる。
蜂窩織炎も粉瘤も家族で罹ったことがない病気。医者にとっては珍しくない病気らしいが、個人にとっては聞いたことがない病名で、改めてネットで詳細を調べることになった。

2016.11.02:

最近は「コンプライアンス」という言葉で法令順守をうるさく言うようになった。
それはそれで正論なのだが、小さな運送会社では法律を知らないかあえて違反してまで荷物を運ぼうとする。その類の話をひとつ。
法律では道路を走る車は幅、高さ、長さ、重量の制限がある。制限を超える場合は国交省、場合によってはさらに警察の許可を必要とする。許可される場合も走るコースを指定され、かつ夜間に走るよう行政指導もある。私の仕事で、春先の深夜に皇居の前を巨大なトレーラーが走った例がある。
先日、ある客先に荷物を含めた総重量23トンのトラックを運行させる話をやっていた。
一般の道路は20トンまで、国道や一部の県道では25トンまで許可なしで走れる。幸い客先の工場は国道に面していたので23トンは無許可でいけるとわかった。ところが客先から工場ではなくて近所の倉庫のところまで行って欲しいと連絡があった。しかし住所を調べたらそこは幅の狭い県道で20トンまでしか無理なので断った。契約どおりあくまで工場までということになったのである。ところが客先の担当者は、トラックが工場に着いてすぐに、私にも内緒で密かにその倉庫まで運転手を誘導したのである。
運転手はその道路が許可の要るものかどうかまで詳しく知らないから言われるがままに走ったのである。
この場合、客先担当者は私にも内緒で違法行為を行ったのであるから、私には責任はない。もし事故を起こせば契約外のことを行ったのであるから突っぱねることが可能である。
それにしても危険なことをする輩である。通常、制限を超える車を走らせるための許可を取るには最低でも1ヶ月かかる。無許可がバレたらどうするつもりだったのだろう?

2016.11.01:

今日から11月。今年も残り2ヶ月を切った。
今日のトピックスの中で注目したのがナチス問題。
アイドルグループ「欅坂46」のハロウィンコンサートで、ナチスそっくりの衣装を着て踊ったのが物議をかもし、アメリカのユダヤ人団体がレコード会社とプロデューサーの秋元康氏(いわずと知れたAKB48のプロデューサー)に謝罪を要求する事態にまでなった。
これに対し、レコード会社はHPで謝罪文を掲載、秋元氏も申し訳ないと謝罪した。
一体誰がこんな衣装を採用することにしたのかは不明だが、不謹慎極まりないというのが私の感想である。
ヨーロッパでは今難民問題で再び極右が台頭している。また今年始めにはヒットラーの「わが闘争」が再出版されて論争になり、最近もヒットラーの生家を取り壊すかどうかで賛否が分かれている。日本でもヘイトスピーチがエスカレートしている。だからユダヤ人が神経質になるのは当然の成り行きである。そのことを知らない日本人が安易にナチスまがいの衣装をデザインするのはどうかしてる。
「知は力なり」と言うが、「無知は犯罪なり」という言葉を与えておこう。