「おーい はよ こんかー」 聞きなれた声が木霊する 遠い昔観た光景に出くわし フラッシュバックの光線に眩む私がいた 立ち竦む若者に 「あんたも はよ 杵ば持たんね」 蒸しあがったばかりのお米に杵をさす 三本の杵のおしくらまんじゅうにも似た動きに 姿は過密さを強める 「よーし はよ 打て!」 「順番ぞ!唄ば歌え!」 唄は知らず! 体はタイミングを計る 「腰ん入ちょらん」罵声は飛ぶ 「結構、きつかね?」泣き言にも罵声が・・・・ 水を打つ家主 「よーし、でけた」 初めての餅つきに疲労を覚えながら 今年を振り返りそこに幸せを想う |