想 い
琉球朝顔
格子戸の奥から零れる光に涙腺を刺激され
小鳥のさえずりと童らの喚起で揺り起こされる朝
手を差しだすと、届くまで伸びた朝顔のツルに
自然のたくましさを知る時
人一人の小さき悩みに嫌悪さえ覚える
想いは違えどふるさとはそこにある
先人が築き上げた宝だこそ
後人に伝え続ける義務にも似た使命がある
太鼓を叩く者も踊り子さえも足りず
集う日は足元に忍び寄る
矢張りばちを握る手に力強さを見出せず
苦悩の色さえ払拭出来ずにたたずむばかり
想いは儚く朝顔のツルより弱し
私の一つの行ないが大輪の朝顔にも勝る
鮮やかな彩りの花と替わりはしないだろうか