教育実習にて

 ねぼすけが休ませていただいた間にもう一つやっていたことがあります。実は教員養成課程を履修していて教育実習へ行っていたのです。
 取得する免許は商業なのですが、出身高校は普通高校のため教育実習では政治経済の一年生を担当しました。実習に行く前は先輩から「今時の生徒は殴りたくなるほどかわいい」という話を聞いていましたので、少し気合いを入れてかかったのですがウチの高校がおとなしい生徒が多いこともあり、非常に楽なものでした。
 教育実習に行ったことのある大学の師匠O氏は、研究授業を見てくださったのですが、私は本当に楽な学校に当たったそうです。今の高校生はまず座れというところから話がはじまるらしく、教育実習に行っていた他の連中もそれで授業どころじゃなかったという話をしていました。
 教育実習に行って本当に感心したのは、「細かいところまでよく見てるな。こいつら」ってことです。授業は聞いているのと実際やるのでは大違いで大変難しく、自信の無い部分になるとやっぱり生徒の方はわかるらしくほとんど話を聞いてくれないという感じでした。実際にやることは無理かもしれませんが、できれば全国の学生に教育実習に行ってもらいたいと思います。その大変さがわかればもうちょっと真剣に講義や授業を聞こうと思うでしょうし、何が大切で何が大切じゃないかっていうことがよくわかるようになると思います。
 教育実習に行くと大部分の人達は教員になりたいと考える様ですが、ねぼすけはその逆でした。本当に仕事は大変ですし、まず教育に対する情熱が必要です。それに生徒の前ではいつでも先生でなくてはならないので神経も使います。本当にやるのならもっと社会経験を積んで人間的に大きくなってからじゃないかと思いました。
 色々ありましたが、やっぱり生徒達はめんこい(北海道弁)です。感受性豊かでとにかく発想が柔らかい感じがします。たった2週間でしたが自分もこんな時があったんだと再認識でき、活力の沸いてくる期間でこれからの人生においてもきっと役に立つ充実した時間を送ってきました。
1999.7

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