副詞「なまら」「がっつ」

ダチ:今日、なまら人多いんでないか?
ねぼすけ:当たり前だべや。今日、巨人戦あったべや。
ダチ:いやいや。どうりで最近なまら風邪引いてるやつ多いはずだわ。
ねぼすけ:まっ、年に一度のことだからがっつり気合い入るべさ。
ダチ:選手の方は夜のすすきのになまら気合い入ってると思うけどね。
ねぼすけ:・・・・

 ご存知の方も多いと思いますが、北海道は巨人ファンが異常に多いです。道行く人に声をかけたら10人中8・9人は巨人ファンだと思われます。それだけの巨人ファンがいれば当然熱狂的なファンもいるわけで、毎年行われる巨人戦北海道シリーズには会社・学校を休んでまで行く人たちが出てきます。まっ、当然、無断で休むことが出来ないわけですから、自由に休める立場の人を除くと毎年巨人戦が近づいてくると風邪をひいたり、親戚が危篤になったりするわけです。(笑)
 前置きが長くなりましたが、今回は北海道弁の代表格ともいえる”なまら”についてです。意味としては、veryと同じで「とても」「すごく」などに使われます。こちらの方は内地の方でも割と有名ですし特に難しいことはないでしょう。
  そして、北海道にはもう一つ「なまら」と同じ意味で使われる言葉として「がっつ」というのがあります。実は北海道弁には、ねぼすけの住んでいる札幌を中心とした内陸部で使われている「内陸方言」というのと、函館などを中心に海沿いで多く使われる「沿岸方言」というのがあります。この「がっつ」というのは函館中心で使われている言葉で札幌の人はあまり使いません。内陸方言は俗に”浜言葉”と呼ばれ、割と汚く、津軽弁に近いといわれています。
  函館人に聞いたところ、「超むかつく」=「なまらむかつく」=「がっつむかつく」という風に基本的にはなまらと同じような使い方をするみたいですが、「がっつり」だとか「がっつし」だとか形を変えて使うのが多いようです。北前船の影響か、函館近辺の言葉はよく関西弁に近いといわれています。もしかしたら、「がっつ」も語源を探ると「ごっつ」ということになるのかもしれません。

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