「こわい」と「おっかない」

真夏日の札幌にて
ねぼすけ:最近、なまら暑いんでないかい?
先輩:本当にさ。最近からだコワイもね。
ねぼすけ:けど、内地の夏ってこんな感じなんだべや。
先輩:こんなもんで無いよ。湿気があってもっと暑い。
ねぼすけ:けど、クーラーあるからいいんでない?
先輩:かえって、からだコワイわ。

 今年の北海道は異常気象です。全国的に猛暑らしいですが、北海道は特に異常です。毎年、札幌だったら35℃を越える日があっても1日。普通の年だったら真夏日も1週間程度のものです。それが今年は35℃を越える日が続き、夏の平均気温が東京を上回っています。これを異常気象と言わずに何を異常気象というのでしょう。
 ところで、今回のお題は「コワイ」です。表記に注目してください。「怖い」「恐い」ではなく、「コワイ」になっています。これは間違いではなく、使われ方が違うからです。つまり、北海道で「コワイ」と言えば「だるい」「きつい」「つかれた」などの意味で使われるため漢字を当てなかったのです。では、北海道で「怖い」「恐い」をどのように表現するかと言うと「おっかない」となります。真夏の風物詩「稲川淳二のこわ〜い話」は「稲川淳二のおかな〜い話」となるわけです。全然、怖く感じないですね。「おかな〜い話」だと
 北海道で「こわい話」というと真夏にマラソンを走ったとか、夏風邪を引いて体がだるいとか、お盆の帰省で疲れたとかいう話になります。もし、私が内地に行って「いや〜。こわい!!」と言っても周りを見ないでください。それは霊が見えたとか言う事ではなく、「非常に疲れた」状態を表現していることですので・・・。(笑)

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