Last Night

Fragments of Voices
and sleepless night.


Times Squareの喧騒も、ここまでは聞こえない。

せわしく行きかう光の群れは、それだけならば、

東京のそれと、それほど変わらない。

Mariott Marquis のツインルームを一人で使える、

豪華な滞在に対する満足感と、少しの....。

一人称の空間は、あまりにも広すぎる。


別に大した目的もなく、街に出る。

たしか、Broadwayをすこし歩いたところに、

グロッサリーストアがあったはず。

すっかり見なれたタクシーを横目に、

曖昧な記憶を頼って、歩く。


夜のニューヨークは、ここが日本とは違うことを、

はっきりと教えてくれる。

昼間とは違う、街頭の人々。

ほんの一瞬だけ、からみつくような視線。

ミュージシャンが奏でているTenner Saxが醸し出す、

「幻想的な」ニューヨークの イメージが、

まさに幻想でしかないことを、彼らは無言で主張する。


次にこの街に来るときも、

この複雑な感情を、得られるだろうか?


その他の「声」