「ホセと一緒に踊っていると、イヤなことを全部忘れることができた。
そんな体験は初めてだった。
洋服を買ってもらっても、学校で先生にほめられても、遊園地に行ってジェットコースターに乗っても、友達とプールに行っても、ホセと一緒にステップを踏む時の気分にはなれなかった。
いやなことが不純物として汗と一緒にからだの外へ出て行くのが自分でわかった。
汗を掻けばいいというわけではなかった。
切なくてワクワクする不思議な音楽が持つビートを、体の軸できちんと捉えなければ行けない。」(序章モノローグ・キョウコ)より
交通事故で両親を無くし、叔父夫婦に引きとられたキョウコが、ホセに会いダンスを教えてもらったことによって、想像もしなかった旅が約束されていたのだろう。
この旅がどのようなものになるのか、、、。