
ここは金沢医科大学の裏通り。最近できた住宅地のようです。
それにしてもキレイで新しい家がたくさんあります。
何気なく車を走らせていると、民家の一角に「版画美術館」という看板が申し訳なさそうに付いています。
「はて、こんな所に美術館なんてあったっけ?」
早速行ってみることにしました。
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建物の中には電気が付いていません。暗いです。
入口のドアもカギがかかっています。でもせっかくここまで来たんだから…と思ったその時、
御用の方は押してください、と書かれたインターホンを発見!
押してみましょうか。
「はい、ちょっと待っててくださいね。今開けますから」という声が聞こえてきました。
ちゃんと人がいるんだぁ〜と思いつつ、早速中に入ることにしました。
「絵は好きかね?」「いいえ、あんまり…」と御主人と会話をしているうちに
いつの間にか御主人による「版画あれこれ教室」が始まりました。
「これは木版画、これは銅版画…」と、いろんなことを教えていただきました。
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一通り見終わったところで、奥様から「こちらへどうぞ」と通され、ティータイムとなりました。
お茶を楽しんでいる間も、御主人の話好きは止まりません。
「この作品は日本よりもアメリカとかの方が有名なんだぞ」から始まり、
抽象画に関する話まで、キリがありません。
「数学もそうだけど、微分積分は高等な学問だけど、理解する人は少ない。
それと一緒で、風景画とかだと誰でも分かるが、抽象画は理解できる人は少ない」
美術的レベルからして、抽象画は高レベルだという話でした。
今まで「何だこりゃ」と思って見ていた抽象画ですが、そういう考え方もあるんだなぁ〜と思いつつ、
いろいろな画集を見せていただきました。
あれこれとお話を伺っているうちに、どうやら2時間以上も喋っていたようです。
イイ勉強になりました。
(2000.12.16)