| 創世記 1章1節〜5節(ムーミンパパ・訳) |
|
1.さいしょに神さまはつくられた。天(シャーマイム)と地(エレツ)を。 2.地(エレツ)はさっぷうけい(トーフー)、空っぽ(ボーフー)でした。 深い水(テホム)の上にはくらやみ(ホーシェック)が。 水(マイム)の上では神さまの息(ルーアッフ)がおどってました。 3.神さまはおっしゃった。 「光(オル)あれ!」 光(オル)がありました。 4.そして神さまはその光(オル)を見て「良い(トーブ)」と思われた。 神さまは光(オル)とくらやみ(ホーシェック)をとり分けられました。 5.そして神さまは名前をつけました。 光(オル)を日(ヨーム)と、 くらやみ(ホーシェック)を夜(ライール)と。 夕方(エレブ)になり、朝(ボケル)になりました。 第一の日(=日曜日)です。 二つのことば、あるいは文章を組合せています(同じ意味のことばや反対の意味のことばなど) シャーマイム ←→ エレツ トーフー = ボーフー テホム ←→ マイム ホーシェック ←→ ルーアッフ オル ←→ ホーシェック オル = ヨーム ←→ ホーシェック = ライール カーラ←→ ライラ エレブ ←→ ボケル ことば遊びになっていますね。ですから、本当は読んでも聞いてもとても楽しい文章なのです。 「日曜日に天地を創り、月曜日は銀河と海を。・・・」こどもたちは楽しく聞いて、楽しく覚えて、 神様のことを信るようになるのです。 |
1節はいきなり前置詞句で始まり、3-5-5-5という音律になっています。1行目に置く筈のバーラー・エロヒームと、
2行目に置く筈のベレシートを倒置させることによって、リズムを整えるとともに、
「バラー(創造した)」という動詞を際だたせているように思います。バラーは受動態完了形なのですが、
主語がエロヒームなので、意味合いとしては「創造されました」という丁寧表現です。そしてフォーカスとしては、
創造という行動の効果として、天と地が存在するという結果がずっと続いている状態を指しています。
2節は1節の最後の語と同じ「ハ・アレツ」で始まり、続く同義的並行法とあわせ、1節の3-5-5-5に続く-5-5という音節を
形成しています。
3節は、それまでと違って、3+3と3+3の2つのフレーズになっていて、
後の2つが語感あわせの並行法になっています。イェヒー・オル/ヴァィヒー・オル。そして主語・述語の関係を見ると、
V+S、V+O、V+Sのサンドイッチ構造になっています。巧妙な仕掛ですね。
4節の前半はふたたび5−5に戻していますが、後半は畳み掛けるようなリズムになっています。5−5−3+3−3−5。
5節は3+3−3−3−4−4−4−3という音節になっています。