European Jet Fighters

 1950年代の後半はミサイルの時代が叫ばれ、軍用機(と軍用航空機産業)は不要になったと思われていた時期があり、特にジェット先進国であった英国はみすみすメーカーをつぶしてしまいました。  米ソの新鋭機開発競争の前に影の薄かったヨーロッパでしたが、その中でもフランス、スウェーデンは、国家の威信をかけて独自開発の道を歩みました。
 次第に新鋭機の開発費が沸騰してきた1970年代以降は、各国またヨーロッパ各企業が共同で開発するようになってきました。国境線が錯綜し、複雑な地形に沿った前線が至近距離に想定されているヨーロッパならではのユニークな戦闘機群がいくつか実現しています。


スウェーデン DrakenDRAKEN ViggenBIGGEN GripenGRIPEN
国際共同 G-91G-91 JaguarJAGUAR TornadeTORNADE AlphajetALPHAJET TyphoonTYPHOON MakoMAKO
イギリス BuccaneerBUCCANEER LightningLIGHTNING TSR-2TSR2 HarrierHARRIER HawkHAWK
フランス Mirage iiiMIRAGE V Mirage F-1MIRAGE F1 Mirage 2000MIRAGE 2000 RafaleRAFALE EtandardETANDARD

Sweden

Saab 35 Draken

Draken  1955年10月初飛行の、スウェーデンが独自に開発した戦闘機です。岩をくり抜いた格納庫から、高速道路を滑走路として離発着できる画期的な万能戦闘機として開発されました。
 エア・インテイクと一体になったステップドデルタ翼、簡便な整備性、わずか450mという離陸滑走距離、大きなペイロード(積載量)。とても優秀な戦闘機でした。
 短所は航続距離が短いことですが、当初の仕様は「滑空して帰還する」という、びっくりするような内容が書かれていたそうで、何となくスペース・シャトルが似ているのも、複合翼が広範な速度に適合する証左だそうです。
 設計段階から整備性を考慮し、機体をユニット化するなど、維持も楽にでき、同じ中立国のオーストリアへも輸出されました。

Span:9.42m Length:15.34m Height:3.89m Weight gross:11.4t (Max.14.6t) Engine SFAB RM6C (RR AVON) 5,890kg(A/B 8,160kg)*1 Cf:4,800kl Vmax M=2.0 Vc:M=0.9 Zc=18,500m RC 15,000m/min Combat radius:200nm Range:1530nm Armament:30mm cannon(90)*2 1st Flight 1955/10/25 Production:606 or 608(J35D/F)

Saab SF37 Viggen

Viggen  ドラーケンの後がまで、デルタ翼を前後に2枚配置した独特の形状です。これはドラーケンと同様岩山を穿った格納庫に収納するため、全幅を狭く収めるための工夫です。ドラーケンの約倍の重量の戦闘機で、特別に厚く舗装した高速道路上から離着陸する仕様になっています。カナード(補助翼を主翼の前に配置する)形式はその後世界中の戦闘機開発に大きな影響を与えました。北欧の比較的小さな国がこのように高性能な飛行機を単独で開発・配備していることは驚異的で、賞賛に値します。初飛行は1967年2月8日です

Span:10.6m Length:15.45m (16.3 with PP) Height:5.6m Weight empty:10t gross:15-20.5t Engine VOLVO F.RM8B 7,350kg(A/B 12,750kg)*1 Cf:--kl Vmax M=2.0/12,200m M=1.2/300m Zc=-- RC 10,000m/1.66min Combat radius:600nm Range:--nm Armament:30mm Cannon(150)*1 1st Flight 1967/02/08(JA37)

Saab JAS39 Gripen

Gripen  シンプル・イズ・ビューティフル。ビゲンが機構的に懲りすぎて重くなりすぎた反省に立ち、現代の零戦ともいえる軽快な戦闘機になりました。
 「軽い」と言われるラファールより更に軽く、しかも火器搭載量はビゲンと同じ。おまけにフライ・バイ・ワイヤまで採り入れた最新の戦闘機。「そんな夢のような」ので、開発にはかなり手間取りました。
 めでたく実用化の目途を付け、南ア共和国にも売り込みが成功し、ついでに車のコマーシャルにも流用して、新聞の全面広告でグリペンをご覧になった方も多いでしょう。  文句なしに世界の一級品です。

Span:8.40m Length:14.10m Height:4.5m Weight empty:6.6t gross:13t Max13t Engine VOLVO RM12(GE F404+) 5.500kg(A/B 8,210kg)*1 Cf:2.26t Vmax M=2.20/10,980m M=1.2/SL Zc=-- RC 10,000m/1.66min Combat radius:--nm Range:--nm Armament:27mm Cannon*1 HP*5+AAM*2 1st Flight 1988/12/09(JAS39SK)

欧州共同開発

Fiat G-91

G-91 G-91が20世紀末でもまだ現役で使用されており、しかも退役後発展途上国の空軍で稼働しているモノだけでなく、NATOの中でも今もつて使われているというのはおどろかされます。 西欧といえど人口数百万人、予算規模が日本の1県あるいは政令指定都市なみの国家が世界中にザラにあるということと、 空軍を維持するのにいかにゼニがかかるかを如実に示しています。

 G-91は朝鮮動乱で活躍したF-86の最終型F-86Kを元に偵察/攻撃機能を与えられた軽戦闘機で、NATOの制式機として採用されました。 設計はフィアット社で、生産はフィアットとメッサーシュミット、ハインケル、ドルニエなどで行われました。
 堅牢でイニシャル・コストもランニング・コストも安く、整備も簡単という簡便さが、博物館級の戦闘機がなお現役でいられる理由でしょう。

Span:8.56m Length:10.29m Height:4.00m Weight empty:3.04t gross:4.7-5.2t Engine RR Orpheus 803 2,270kg Cf:--kl Vmax M=1.1 Vc:M=0.75 (485kt/300m) Zc=--m RC --m/min Combat radius:150-400nm Range:570-1150nm Armament:30mm cannon*2 AAM*2-4 (G-91R) prototype 1st Flight 1956/08/09

Specat Jaguar

Jaguar  イギリスとフランスが共同開発した低空侵攻を主任務とした攻撃機です。レーザー測距儀を備え、低空を侵入して敵のレーダー装置を精密火網で攻撃するミッションをやってのけます。また対戦車攻撃用のロケット弾ポッドの装着ができるなど、いかにもヨーロッパらしい味付けの戦闘機です。初飛行は1968年9月8日
 余談ですが、”Jaguar”は「ジャギュア」と発音します。英国の某自動車メーカーが、日本で「ジャガー」と呼ばれることを嫌い、一時新聞の全面広告で正式名をPRしていたようですが、結局通りが悪く、元の「ジャガー」で売っているようです。
 もう1つ余談。グラマンF-10F戦闘機も”Jaguar”という名称でしたが、飛行機に商標権って無いのでしょうか。また、「ホーネット」も英国の戦闘機と米国のF-18両方で使っています。そのうち「テンペスト」とか「ストゥーカ」など復活するかもしれません。

Span:8.96m Length:15.52m(Except PP) Height:4.96m Weight empty:6.1t gross:10.5-14.8t Engine RT ADORE Mk102 2.320kg(A/B 3.314kg)*2 Cf:4.2kl Vmax M=1.5/11,000m Zc=14,000m RC --m/min Combat radius:170nm(Hi-Lo-Lo-Hi) Range:--nm Armament:30mm Cannon*2 +Bombs 4.5t (A/GR.1)

Panavia Tornado IDS/ADV/ECR

Tornade  イギリス・ドイツ・イタリアが共同開発した多目的戦闘機です。25度から68度までの可変翼と、前線の400メートル滑走路で着陸できるよう、スラスト・リバーサー(逆噴射装置)を持っています。地上わずか60メートルを自動操縦で地形に沿って侵攻し、攻撃する能力を持っています。英国は迎撃型のADVを採用しています。  トーネードの配備にあたっては、イギリスの航空訓練学校で三国共同の飛行訓練が行われました。これは経費削減だけでなく、三カ国の軍事協力体制を深化させる、画期的な事でした。

Span:13.9m Length:16.7m Height:5.95m Weight empty:14t gross:28t Engine Turvo Union RB199-34R-4 4,080kg(A/B 7,260kg)*2 Cf:6.4+(1.5*2)+(1*2)kl Vmax M=2.2/11,000m 1.1/150m Zc=15,240m RC --m/min Lto:610-700m Lid:365-850m Combat radius:720nm(Hi-Lo-Hih) Range:2,100nm Armament:27mm Cannon*2 AAM*2 Bombs Max 9t+ Proto Type 1st Flight: 1974/08/14 (IDS)

Dassault Breguet Dornier Alphajet

Alphajet  独仏共同開発の練習機兼攻撃機。西ドイツは攻撃機、フランスは中間練習機として使用するほか攻撃機として輸出しています。最高速度はマッハ0.9弱ですが耐G(海面で6.5G)と運動性は抜群で、旧式の戦闘機(たとえばミグ19〜21クラス)ではまるで歯が立たちません。小型軽量に加え、ターボ・ファンエンジン使用による低燃費、長い航続力が特徴です。1973年原型機初飛行

Span:9.11m Length:12.29m Height:4.19m Weight empty:3.3t gross:5-7t Engine GRTS Ralzak 04 1,350kg*2 Cf:1.8kl Vmax M=0.8/600m 535kt/sea level Zc=14,000m RC 3,420m/min Combat radius:340nm(Hi-Lo-Hi) Lto:1150m/7t Lld:520m/3.7t Armament:27mm Cannon*1 Hp*5 Bombs 2t/Max Proto Type 1st Flight:1973/10/26

Eurofighter (2000) Typhoon

Eurofighter 2000 Typhoon  英国がEAPとして先行開発してきた英独伊西共同開発の万能戦闘機。機動性は抜群で対戦闘機戦や制空権確保を主要任務としています。操縦はデジタル・フライ・バイ・ワイヤとし、チタンや先進複合材料を使用した現代的な戦闘機です。特徴としてはカナード形式のダブル・デルタ翼です。原型機EAPの初飛行は1986年8月8日。
 東西冷戦の終結という政治的な問題、東西合併によるドイツの経済的困難など、紆余曲折を経てやっと完成しました。F-15と同等、F-2の1/3以下という低価格に収まって、710機の生産も決まり、21世紀の第1四半世紀NATO主力戦闘機として期待されています。第二次大戦の名機の名前を受け継いでいます。

Span:10.95m Length:15.96m Height:5.28m Weight empty:9.75t gross:Max 21t Engine Eurojet EJ200 6,100kg(A/B 9,200kg)*2 Cf:4.5t Vmax M=2.0+ Combat radius:333nm(Lo-Lo-Lo) Lto:700m Lld:700m Armament:27mm Cannon*1 Bombs 6.5t 1st Flight:1994/03/29

EADS (Dasa) Mako

EADS Mako EADSというと馴染みがないですが、フランス・ドイツ・スペインなどの航空産業のJVです。
 マコは超音速高等練習機型と、小型多用途戦闘機型の2タイプが計画されています。  F-5やF-5Eなどの小型戦闘機がここ十数年で退役することが予想されますが、マコはそのようなフライ・バイ・ワイヤシステムをはじめ、 最新のアビオニクスを装着した、少し高価(20億円前後?)だけど高性能で取り回しの良い機体です。 生産も2000年代末から2010年代にかけてを予想しており、この時期に調達可能な機体は米韓共同開発のT-50/A-50、 アエルマッキのM-346(YAK-130)などで、マコはこれらより高性能で、旧式になったミグやミラージュを遙かにしのぐ機動性 を発揮します。

Span:8.25m Length:13.75m Height:4.50m Weight empty:5.8t gross:9.4t Max 13.0t Engine GE F414-GE-400 (A/B 9,8kN)*1 Cf:3.3t(+1.39t*3) Vmax M=1.5 Ceiling:15,250m Combat Range:2000nm G Limit:+9/-3 Lto:450m- Lld:750m Armament:27mm Cannon*1 7 hard points AIM-9*4 AMRAAM*4 (as expected data)

United Kingdom

Blackbern Buccaneer

Buckaneer  1958年4月、英海軍機動部隊の主力攻撃機・バッカニア(海賊)が初飛行しました。亜音速機なのにエアリア・ルールを採り入れたことと、後端にエア・ブレーキの大きな張り出しがあって、外形は漫画チックです。とはいっても核攻撃が可能というのですから、やはり兵器は兵器です。
 超音速機でも翼下のパイロン(兵器架)に爆弾類をぶら下げた状態で低空飛行すると、抵抗が増えてスピードは極端に落ちます。バツカニアのように腹部に爆弾倉を内蔵していた方が速いのです。もちろん翼下に装備することも可能です。艦載攻撃機としては思想がA-6イントルーダーに似ていて、バッカニアが半分くらいの大きさである他は用途もほぼ同じです。

Span:12.9m Length:19.3m Height:5..03m Weight empty:7.5t gross:12t Engine DH Jairon Jr 3,220kg*2 Cf:--kl Vmax 680kt Vc=620kt Zc=16,000m RC 610m/min Combat radius:--nm Range:1,100-1,350nm Lto:500m Lld:500m Armament:-- (S1)

English Electric Lightning

lightning  「英国最後の有人戦闘機」として、1954年に初飛行以後150機ほどが生産、配備されました。特徴は上下二段重ねのエンジンマウントで、強力なロールス・ロイス エイボンエンジン(AB時7,420kg)が2基収まっています。おなかのピロー・タンクには燃料、爆弾などが収納されますが、”Piggy Pack”=妊娠した豚のようですね。機首からずっとダクトが通っているので内部の収納スペースが少なく、なんと補助タンクは吊すのでなく主翼上面に載っけます。機首に大型レーダーを装備しにくいないなど、拡張性も少なかったと思います。カナダでCF105など、傑作と言われる試作機があったのにライトニングが採用されたのは英国の威信のためだったような気がします。
 とはいっても、この時期はとにかく「スピード命」。ミグ21は航続距離、F-104は航続距離と機動性を犠牲にしていて、いずれも大型レーダーに対応できないとの評価を受けています。ライトニングだけの問題ではありませんでした。

Span:10.62m Length:17.53m Height:5.97m Weight empty:--t gross:--t Engine RR RB146 6,000kg(A/B 7,420kg)*2 Cf:--kl Vmax M=2.2 Vc:M=0.92 Zc=18,300m RC --m/min Combat radius:250-450nm Range:1,250nm Lto:800m Lld:800m Armament:AAM*2 50mm FFAR*48 (F3)

BAC TSR2

TSR2  キャンベラ爆撃機の後継機として、1958年から開発が進められ、1960年代の後半から戦術攻撃機・偵察機として配備が計画されていた機体です。
 途中まで高高度で、相手レーダー圏内では低空を飛行する「Hi-Lo-Hi」攻撃が可能で、しかも作戦行動半径1000nm(約1800km)。低空でも超音速を維持できて、なおかつ離着陸滑走は550m以内という欲張りな性能に加えて、強行偵察や地上部隊支援までやれという、無茶苦茶な仕様を見事クリアーしたのがこのTSR2機です。
 ドップラー航法装置、自動操縦装置などに加え側視レーダーまで備えた高度な戦術攻撃機でした。試験飛行では驚異的な性能と能力を実証してみせましたが、英空軍の圧倒的な支持をつけていたにも拘わらず、1965年4月に突然計画が中止されてしまいました。

Span:10.7m Length:27.4m Height:--m Weight empty:--t gross:40.8-45.4t Engine BS OLYMPUS 22R (A/B 13,600kg)*2 Cf:--kl Vmax M=1.8/Hi M=1.15/Lo Combat radius:1000nm Range:3,000-4000nm Lto:550m- Lld:550m- Armament:--(TSR2)

Hawker Siddeley Harrier

Harrier  ヘリコプターのように垂直に離着陸できるVTOL(ヴィトール)機は理想の飛行機ですが、実用化となると非常に難しいのです。
 F-109、XFV-12,XV-4A、XV-5A(以上米国)ミラージュVV(フランス)、EWR VJ101C・D(ドイツ)など、各国が開発にしのぎをけずったにもかかわらず、西側で成功しているのは今のところハリアーだけです。
 エンジンをたくさんを積むと当然機体コストが上がります。F-109は8基、ミラージュVVは全部で10基にもなります。機体整備など維持にも金と時間がかかるということです。算盤勘定で開発中止になった機種が多かったと思います。
 ハリアーにはエンジンが1つしかついていません。専用のブリストル・シドレー「ペガサス」エンジンです。これはターボ・ファンエンジンなのですが、前部ファンの空気流と後部エンジンの排気流をそれぞれ左右に分けて、それぞれの出口に可偏向ノズルを付けています。このほか翼端などに姿勢制御用の吹き出し口を付けています
 1960年10月21日にホバー、61年9月に転換飛行に成功しましたが、評価用試作は64年3月、量産が67年12月からとなっていて、開発が簡単ではなかったことがしのばれます。英国政府と軍は開発に極めて冷淡でした。エンジン開発に対するアメリカの援助が無ければ、ただのキワモノで終わったかもしれません。
 
 フォークランド紛争で、亜音速のハリアーはアルゼンチンのミラージュ戦闘機を撃墜しています。敵機は容易にハリアーの背後につきますが次の瞬間に見失ってしまい、続いて背後から攻撃されている事に気がつきます。可変ノズルで急ブレーキをかけながら上昇したのです。
 そんな戦い方はアルゼンチンの教科書には載っていませんでした。(何と設計スタッフさえ想像していませんでした。)空中戦での被撃墜ゼロ、撃墜は32機(うちジェット機21機)。イギリスは有利に戦いをすすめました。
 アメリカの海兵隊は強化型のAV-8Aをマグダネル・ダグラス社で生産させ、英国もこの型を逆ライセンス生産しました。

Span:7.1m Length:12.8m Height:3.3m Engine RR Pegasus 8,175kg*1 Proto Type 1st Flight 1960/10/21 (Hover) (P1127)

Span:9.23m Length:14.1m Height:3.53m Weight empty:5.62t gross:8.8t Engine RR Pegasus11 (F402-RR-406) 9,752kg*1 Cf:3.18kl Vmax M=1.0- Zc=-- RC m/min Combat radius:100nm(Hover/+3.58t Arms) 150nm/STOL Range:nm Armament:25mm GAU-12/U PACKAGE*2 Proto Type 1st Flight:1978/11/09 (AV-8B)

BAe Hawk

Hawk BAeホーク シリーズは練習機として開発されましたが、攻撃用の装備もできるようになっていました。 簡便な亜音速機ですが、12カ国に輸出され、練習機/戦闘機/攻撃機として用いられました。 耐Gも高く、動きも俊敏で、英国空軍のアクロバット・チームにも採用されています。アメリカ海軍でさえ、ボーイング社で航空母艦用に再設計した機体を”T-45 ゴスホーク”として採用しました。 それだけ基本設計がしっかりしていたのでしょう。

各国向けにいろいろな装備、バリエーションが生産され、全部で700機以上が生産されました。 発展途上国では、練習機だけ買うようなゆとりが内のでね最初から複座の攻撃機型を購入し、攻撃機と練習機に兼ねて用いるケースが多いようです。

Span:9.08m Length:12.45m Height:3.98m Weight empty:4.4t gross/Max 9.1t Engine RR Turvomecha/Adore Mk861 (2,651kg)*1 Cf:1.66kl Vmax 1,001km/hi Zc 13,565m RC 3,600m/min Combat radius:998km Range:1519km Lto:640m Lld:605m Armament: Max 3t 1st Flight:1974/08/21 (Hawk 100)

Span:9.39m Length:11.38m Height:3.98m Weight empty:4.45t gross/Max 9.1t Engine RR Turvomecha/Adore Mk871 (2,651kg)*1 Cf:1.66kl Vmax 1,001km/hi Zc 13,720m RC 3,508m/min Combat radius:537km Range:2528km Lto:598m Lld:537m Armament: 25mm Aden cannon*2 +bomb 3t for 5HP 1st flight:1986/05/19 (Hawk 200)

France

Dassault Mirage III

mirage3  比較的小型の胴体に、ショック・コーンのついたエア・インテイク、大出力のエンジンと、水平尾翼のないデルタ翼を組み合わせ、高い機動性を誇ります。
 当初は、エンジンの開発に手間取ってマッハ2をなかなか越せませんでしたが、V型になってようやくマッハ2を越して一流戦闘機の評価を受けることができました。
 水平尾翼の無いデルタ翼形式は、抵抗が小さくて大きな揚力が得られ、風の吹き下ろしにも姿勢の変化が少ない、構造が簡単になるなどの特徴があります。中東諸国にも輸出され、外貨獲得に役立ちました。

Span:8.22m Length:14.15m Height:4.27m Weight empty:6.35t gross:9.73t (Max.13.6t) Engine SNECMA ATAR9C 4,300kg(A/B 6,400kg)*1+Rocket Booster 1,680kg Cf:--kl Vmax M=2.2 Vc:M=0.9 Zc 29,500m RC --m/min Combat radius:150-600nm Range:1,500nm Lto:900-1300m Lld:900-1400m Armament:30mm Cannon*2 AAM*2 Proto Type 1st Flight:1955/06/??(III)

Dassault Mirage F1

Mirage F1  F1型はフランス海軍が採用したF-8E(FN)クルセイダー戦闘機の影響を受けて、V型の胴体にクルセイダーに似た主翼と水平尾翼をくっつけたような形をしています。腹ビレも何となく似ています。
 高翼形式にしたため、各種爆弾が積みやすくなるなど、攻撃的な性格が強くなりました。

Span:8.4m Length:15m Height:4.5m Weight empty:7.2t gross:14.8t Engine SNECMA ATAR 9K50 5000kg(A/B 7,200kg)*1 Cf:4.2+(1.2*2)kl Vmax M=2.2/12,200m 1.2/SL Zc=20,000m RC 12,200m/min Combat radius:--nm Range:1,200nm Armament:30mm Cannon*2 AAM, Bombs 4t Proto Type 1st Flight:1966/12/23(F1)

Dassault Mirage 2000

Mirage 2000  2000型はF-16とならぶ中量級の傑作戦闘機という評価を得ている機体で、V型に似ていますが全くのモデル・チェンジです。一回り太く、電子化が進んだほか主翼と尾翼の形状も違います。

Span:9.0m Length:14.5m Height:5.5m Weight empty:7.4t gross:9-16.5t Engine SNECMA M53-5 (A/B 9,000kg)*1 Cf:4kl Vmax M=2.3+ Vc:M=2/Max Zc=-- RC 15,000m/min Combat radius:380nm(AAM*4+1.7kl fuel tank*2) Range:--nm Armament:30mm Cannon*2 AAM*4 +Bombs 6t Proto Type 1st Flight:1978/03/10 (2000N)

Dassault Rafale

Rafale  ついに「ミラージュ」という名前から離れて「ラファル」という名前に変わりました。フランス空軍・海軍の20世紀末から21世紀前半を担う戦闘機として開発されたものです。
 F-18とF-16の長所を併せ持つと言われ、最新の冶金技術でF-1と同じ出力ながら四割も短くて軽いエンジンを2基搭載し、重量対推力比のきわめて小さい高性能機です。ラファルMは艦載機として構造強化と着艦フックを備えたタイプで、部品調達が困難になってきたF-8と「就役時既に二流だったのに驚異の長生きをしてきた」シュペール・エタンダールにかわる機体です。カーボン・ファイバーを使った主翼が折り畳めないのが玉に瑕だそうです。

Span;10.9m(with AAM) Length;15.3m Height;5.42m Weight Self 9t Combat14t Max;21.5t Engine SNECMA M8B-2 4,970kg(A/B 7,450kg)*2 Cf:5.35kl(+1.7 to 6.6kl) Combat Radius;300-1000nm 1st Flight;1986/07/04 (Rafale C)


Dassault Super Etandard

Etandard  原型機の飛行から50年以上も経っている艦上攻撃機です。
 スーパー・エタンダールが脚光をあびたのは1982年のフォークランド紛争の時、アルゼンチン海軍のエタンダールが英国の海軍艇をエグゾセミサイル1発で仕留め、 多大な損害を与えた攻撃でした。
 多用途機としてはペイロードが不足で、主として対艦/対地ミサイルによる中距離ワンポイント攻撃が主体の装備をしています。 フランス海軍の予算不足もありますが、機体としては古臭くても、用途/装備を特化してきたので、長期に渡って使用されてきました。

Span;9.60m Length;14.31m Height;3.85m Weight Self 6.45t Gross 9.45t Max;12.00t Engine SNECMA M8B-2 50kN*1 Cf:2.61t(+500 to 880kg Drop tank *2) Vmax= M=1.3/High 0.97/Low RC 7,500m/min Ceiling:13,700m Combat Radius;750-1100nm Payload;2.1t(Max Fuel) Armament:30mm Cannon*2 Exocet ASM, AS-30 ASM,etc. 1st Flight;1990/08 (Super Etandard, Upgraded Version)

LAST UPDATED 2004/04/17