United States of America Navy

戻る  小学校の低学年だった頃、親に連れられて築港に米海軍の駆逐艦を見に行った事があります。当時は「進駐軍」と呼ばれていたのですが、要するに占領軍です。艦尾デッキに水雷のコンテナが置いてあった光景をなぜか今も覚えています。
 「新ガイドライン」とかで、また米艦が見られる?ようになりましたが、再び占領されたような感じで、複雑な気持ちです。
 ともあれ戦闘機にせよ軍艦にせよ、雑誌や新聞、ホーム・ページで見るのがいいので? 実戦で遭遇したいとは、ほとんどの人がも思わないでしょう。
 米艦上機の標準的航続性能(およそ2,700km)は、世界中の米軍基地をネット・ワーク可能にする距離ということです。インド洋、地中海を含めて。航空母艦はそのネット・ワークの欠けた部分を補っています。

Fighters F-8UF-8U F-3HF-3H F-4HF-4H F-11FF-11F F-14F-14 F-18F-18 F-35F-35
Attackers A-3A-3 A-4A-4 A-5A-5 A-6A-6 A-7A-7


Fighters

Vaut F-8U Crusader

F-8U  もし音速を超えようと思ったら、鋭角的で小面積、迎え角の小さな翼(後退翼)にしなければなりません。もちろんそうすると失速速度が高くなり、長い滑走路が必要になります。
陸上機は構いませんが、艦上機ではこれが厄介な問題になります。初期の艦上ジェット機が長〜い前脚で、うんと前を持ち上げた姿勢をしているのは、大きな迎え角(揚力)を得るためです。また、デルタ翼機が多かったのは、空気抵抗を減らし、翼面積を稼ぐためでした。キャノピー(操縦席)はうんと上方にせり出していますが、それでも前方視界は限りなくゼロに近く、狭い空母の滑走路に着鑑するのは誰が考えても怖い作業で、事故が多発していました。
 空母に低速で発着艦出来て、しかも超音速の出せる飛行機を作るということは、全く矛盾したことでした。その問題を解決するため、ボート社は、なんと主翼の支持部分を油圧で持ち上げ、大迎角=大揚力を得るという、奇抜なアイデアで困難な課題をクリアしました。この方法は、武器の装着が容易、点検整備が楽という利点もありました。
ベトナム戦末期まで活躍し、「ミグマスター」の名を得ました。この時代の米戦闘機が機関砲を持っておらず、空中戦は空対空ミサイルのみ、あるいはガンポッドを胴体下に装着、という時代にあって、20ミリ機関砲4門を標準装備し、操縦性も良好で、戦闘機らしい戦闘機だったと言われます。「最後のガンファイター」の異名を持っていますが、実際の戦果はサイドワインダーミサイルによるものが圧倒的に多かったようです。
姿形もスマートで、フランス海軍にも採用されました。
"GUNFIGHTER"もとクルセイダーパイロットによるF-8Uの全て

Span:10.86m Length:16.52m Height:4.80m Weight empty:7.04t max takeoff:12.47t Engine P-W J57-P-4-12 4,535kg(A/B 7,347kg)*1 Cf:4.8kl Vmax M=1.53/35kft 733mph/sea level Vc=570mph Zc=-- RC 6,096m/min Combat radius:350nm Range:1,230nm Armament:20mm cannon*4 + 2 AAM +2.75in rocket*32 1st Flight 1955/03(F-8U-1)

Span:10.86m Length:16.60m Height:4.80m Weight empty:8.09t gross:15.46t Engine P-W J57-P-20 4,858kg(A/B 8,172kg)*1 Cf:4.8kl Vmax M=1.72/35kft Vc=570mph/28.6kft Zc=-- RC 8,290m/min Combat radius:533nm Combat Range:1,270nm Armament:20mm cannon*4 + 4 AAM +over 1.8t bombs(F-8U-2NE)

Vaut F-8U-3 Super Crusader

F-8U-3
 P&HのJ75-P-5A/6という強力なターボ・ジェットエンジンを積み、 大幅性能アップをはかった機体です。最高速度については「マッハ3は楽勝」というのはテストパイロットの談ですが、マツハ2.6を越えるあたりでキャノピーがとろけ出すのだそうです。
双発2座席のF-4B「ファントム」の試作機が好調だったためこの機体の開発は中止されましたが、両方乗り比べたパイロットは「F-8U-3は楽しく飛びまわれるが、F-4Bはトラックみたいだ。」と言ったそうです。

Span:11.85m Length:17.86m Height:4.97m Weight empty:9.9t max17.2t Engine P-W J75-P-5A/7,480kg(A/B 13.830kg)*1 Cf:7.7kl Vmax M=2.21/50kft 1.05/sea level Vc=575mph Zc=-- RC 10,000m/min Range:1,800nm Armament:20mm cannon*4 + 4 AAM

McDonell F-3H Demon

F-3H  飛行機の開発で難しいのは、どのエンジンを積むか、ということです。F-3H「デモン」はJ40というエンジンを予定していたのですが、これが大誤算。開発は遅れる、やっと出来たと思ったら計画の出力に達しない。おまけにトラブル続発。他のエンジンに換えようと思いましたが海軍は首をタテに振らない。とにかく出来てしまったエンジンを載っけて飛んだのですが、事故が多発し4名の命が失われてしまいました。結局J71に換装し1957年から配備しましたが、同社のF-4Hという新型機にバトン・タッチして1964年には退役することになってしまいました。
 「デーモン」(悪魔)という名称が、敵にたたるのではなく、自分にたたってしまった?という例です。

Span:10.77m Length:17.98m Height:4.44m Weight empty:8.47t gross:11.83t max13.6t Engine WH J40 WE-220A(A/B 4,943kg)*1 Vmax 546kt Vc=481kt RC 3,322m/min Range:1,000nm Armament:-- 1st flight Dec.24, 1953 (F3H-1N)

Span:10.77m Length:17.98m Height:4.44m Weight empty:10.0t gross:15.38t Engine Allison J71-A 43.25kN(A/B 65.77kN)*1 Vmax 1,150km/Lo 1,040km/Hi RC 65m/sec Range:1,900km Armament: 20mm cannon*4 HP*4 for Spallow and/or Sidewinder (F3H-2)

Length: 59 ft 0 in (17.98 m) Wingspan: 35 ft 4 in (10.76 m) Height: 14 ft 7 in (4.44 m) Wing area: 519 ft? (48.21 m?) Empty weight: 21,133 lb (10,040 kg) Loaded weight: 33,900 lb (15,377 kg) Powerplant: 1 × Allison J71-A-2E turbojet Dry thrust: 9,700 lbf (43.25 kN) Thrust with afterburner: 14,750 lbf (65.77 kN) Performance Maximum speed: 716 mph (622 knots, 1,152 km/h) at sea level, 647 mph (563 knots, 1,041 km/h) at 30,000 ft (9,150 m) Range: 1,370 mi (1,191 nmi, 1,899 km) Endurance: 3 hr at 575 mi (500 nmi, 926 km) radius[7] Service ceiling: 35,050 ft (10,683 m) Rate of climb: 12,795 ft/min (65.0 m/s) Armament Guns: 4 × 20 mm (0.79 in) Colt Mk 12 cannons, 150 rpg Missiles: 4× AIM-7 Sparrow or AIM-9 Sidewinder Bombs: 6,000 lb (2,720 kg) of bombs Avionics AN/APG-51A, B, and C radar

McDonell Douglas F-4 Phantom II

F-4H  こいつは「ファントム」(妖怪)だ。戦争の道具だ、醜怪で当たり前だ。・・・・初めて写真を見たときはびっくりしました。まして大型レーダーを無理矢理載っけたために機首はのびて膨らみ、その下に20mmバルカン砲が追加され、これが腫れ物のよう見えて醜さに磨きをかけました。仕上げとしては、不気味な迷彩塗装。なんと国章まで迷彩に(ロウ・ビジリティ)して、徹底した妖怪になってしまいました。
 ベトナム戦で大活躍しました。言い換えれば多数の命を奪いました。その性能にびっくりした空軍が「F-110」のコード番号で採用するというおまけまでつきました。(後に「F-4」というコードに統一。)
 いろいろな意味で革新的でした。対地・対鑑攻撃に有利な2名のクルー、デルタ翼を中程で切って、上反角の付いた外翼をくっつけた形の主翼、強い下反角を持つ水平尾翼。胴体下に二本並べた大型エンジン。豊富な搭載量と長い航続距離で万能戦闘機と呼ばれました。コントロールが難しく、曲芸飛行は不得手だつたようですが。
 欧州連合の「ジャギュア」日本の「T-1/F-1」に強い影響を与えたほか、これ以後の大型戦闘機の模範になったそうです。
 傑作機として評価が高く、世界中に売れ、ベスト・セラーになりました。今も現役で、種々の延命策と改良が施されています。

Span:11.70m Length:17.76m Height:4.96m Weight max24.77t Engine GE J79 GE8 4910kg (A/B 7,710kg)*2 Cf:--kl Vmax M=2.4 Vc:M=0.92 Zc=21,600m RC 8,840m/min Range:2000nm Combat Radius:600-750nm Lto':640m Lld:910m Armament:20mm Vulcan*1 AAM 4-6 Prototype 1st Flight 1958/05(F-4B)

Span:11.77m Length:19.2m Height:5.02m Weight max28,03t Engine GE J79 GE17A (A/B 8,119kg)*2 Cf:7.02kl Vmax M=2+ Vc:938km Zc=16,580m RC 15,100m/min Range:1,718nm Combat Radius:683nm Armament:20mm Vulcan*1(638)Armament:( AAM AIM-7 * 4 + AIM-9 * 4)or Bomb 7,250kg(F-4E)

Grumman F-11F Tiger

F-11F  グラマンがF-9Fクーガーをもとに、エリア・ルールを採り入れ自社開発した昼間戦闘機(迎撃機)です。 アクロバット・チーム「ブルー・エンジェルズ」で長期間使われたように、運動性は優秀でした。 この機体が開発された頃は全天候戦闘機が主力になりつつあり、 F-11F が生産されたのは200機のみで、部隊配備期間もわずかでした。
 グラマンはこの機体にJ-79という大出力エンジンを積んだ全天候戦闘機「スーパータイガー」を開発し、欧州や日本に売り込みをかけ、 日本はほぼ決まりかけていたのですが、欧州と共にロッキードF-104に敗れてしまいました。

Span:9.65m Length:13.69m Height:4.04m Weight empty 6.5t max10.9t Engine TJE J-65-WE-18 3,450kg (A/B 5,000kg)*1 Cf:--kl Vmax M=1.35 Vc:517kt Zc=15,400m+ RC ---m/min Range:1640nm Armament:20mm Gun*4+4 AAM 1st Flight -- (F-11F Tiger)

Span:9.65m Length:14.86m Height:4.39m Weight empty 7.64t max 11.83t Engine YJ-79-GE-3 4,354kg (A/B 6,804kg)*1 Cf:3.46kl+0.57*2 Vmax M=2.04/hi 836mph/low Vc:400-500kt Zc=21,600m RC 2,730m/min Range:655nm Armament:20mm Gun*4+4 AAM 1st Flight 1956/05/25 (F-11-2 Super Tiger)

Grumman F-14 Tomcat

F-14  「トムキャット」は「山猫の一種」ということで、残念ながら「トムとジェリー」からの命名ではないようです。強いて言うなら「フィーリックス・ザ・キャット」。F-3HのイラストはVF31戦闘飛行隊「トムキャッターズ」の機体です。
速度により自動的に変化する可変後退角の主翼、ターボ・ファンエンジンの採用、200km以遠まで探索する強大なレーダーと100km以上の極長射程、しかも6目標同時攻撃可能なAAMミサイル・フェニックスの装備と、 自動可変翼によってドッグ・ファイトは得意中の得意という、戦闘機のヘビー級チャンピオンです。そういえば1977年のF-15との模擬戦では圧倒的勝利をおさめ、「海軍のペテンにひっかかった」と、空軍関係者を悔しがらせたものでした。ついでに「F-15の方が軽快で空戦能力が高い」と評価していた防衛庁関係者の面目も丸つぶれでした。
エンジンは胴体でなく翼下につけられていて、これ以後の超音速機のお手本になっています。
 映画「トップ・ガン」にも主役として?出ていましたが、対リビア戦でスホーイ22とと空戦し、2分で一方的に撃墜しています。このとき使ったミサイルは短射程のスパローとサイドワインダーですが、敵を目視で確認しないと攻撃しないという約束事があるようです。
もともと艦隊守備用に開発されたのですが、攻撃もできるように照準装置などが追加されています。

Span:11.65-19.5m Length:19.1m Height:4.88m Weight self18.19t max33.72t (31.66t on ship)Engine F110-GE-400 6,350kg (A/B 10,478kg)*2 Cf:9kl Vmax M=2.34/High M=1.2/Low Vc:400-500kt Zc=15,240m+ RC 9,140m/min Range:1,725nm Lto':427m Lld:884m Armament:20mm Vulcan*1(675 tablets) 1st Flight 1970/12/21 (F-14A Plus)

McDonnel Douglas F/A-18 Hornet

F-18  米国製「ゴジラ」で怪獣をやっつけ、ついでにクライスラー・ビルを破壊した飛行機です。ちなみにニューヨークに近いノーフォークは米大西洋艦隊の本拠地で、100や200の戦闘攻撃機ならすぐ出動できる筈です。
ノースロップというメーカーは制式採用がなかなか得られなくていつも苦労しているのですが、F-18の辿ったのも数奇な運命でした。最初はノースロップ社が空軍向けの戦闘機F-17として開発したのですが、エンジンが双発なので整備補給が煩雑だ、という理由で、単発のジェネラル・ダイナミックス社のF-16に負け、オクラ入りするところでした。ところが今度は海軍の艦載戦闘機に応募して、今度はエンジンが双発で安全性が高いという理由でF-16に勝ち、採用になったのです。
ところが、ノースロップ社には艦載機の製造経験がありません。そのためにマクダネル社が主契約者となり、ノースロップは下請けに甘んずることになりました。それでも全く注文が無いよりマシでした。余談ですがそのマクダネル・ダグラス社も赤字のヘリコプター部門(元バートル社)の負担で、ボーイング社に吸収されてしまったのをご存じでしょうか。
 艦載機として生まれ変わったF-18は戦闘機と攻撃機、あるいは偵察機の機能を切り替えて使え、それぞれ一流の性能を持っていますので、艦載機の種類を減らすのにももってこいです。最高速度は低めですが、マッハ2でドッグ・ファイトできる戦闘機はありません。数百から千キロくらいの戦闘速度域での加速、低い失速速度、高い機動性は「ブルー・エンジェルス」に採用されたことからも分かります。

Span:11.43m Length:17.07m Height:4.66m Weight self10.46t max19.96t Engine GE F404-GE-402 4,420(A/B 7,330kg)*2 Cf:6.06kl Vmax M=1.8+ Zc=15,240m RC --m/min Combat Radius 290nm(Hi-Lo-Lo-Hi) Range:-- Armament:20mm Vulcan(570) Bombs;7t 1st Flight 1978/11/18 (F/A-18C)

McDonnel Douglas F/A-18E Super Hornet

F/A-18E  ステルス艦上攻撃機A-12アベンジャーU計画が中止されたため、海軍はこれにかわるA-6の後継機が必要になりました。F-18は高い性能を持っていますが、航続距離をもっと延ばしたA-18のストレッチ型・A-18Eスーパーホーネットを採用することにしました。強力なエンジンと長い航続距離、8tという爆弾積載量を持つようになりました。もはや原型機のF-17とは全く性格の違う機体になってしまいました。

Span:13.62m Length:18.3m Height:4.88m Weight self13.39t max29.94t Engine GE F414-GE-400 (A/B 10,000kg)*2 Cf:8.06kl Vmax M=1.8+ Zc=15,240m RC --m/min Combat Radius 490nm(Hi-Lo-Lo-Hi) Range:--nm Armament:20mm Vulcan(570) AAM*4 Bombs;8t 1st Flight 1995/11/02 (F/A-18E Super Honet)

Lockheed Martin JSF F-35B/C

F-35B JSF (Joint Strike Fighter) は米空軍・海軍・海兵隊と英国空海軍の共用を目指した次世代戦闘機計画です。 主目的としては F-16, A-6, F-14, F-18 とハリアーの後継機ですが、超音速ステルス機で海軍/海兵隊向きはV/STOL機能を持つもの、という欲張った戦闘機です。 F-111の例のように今まで空/海共用で成功したことが無く、しかも米国のVTOL機は長年失敗の連続で、モノになったためしがありません。 しかも冷戦終了で1機40-50百万ドルにコストを抑えようという、「無茶/無謀」としか言いようのない計画でした。 この計画にはロッキード・マーチンとボーイング・グラマンが試作競争し、2001/10/26に米国防省はロッキード・マーチン案(X-35)に決定しました。 生産予定機数はUSAF 1750(X-35A) 海兵隊 600,英国 150 (X-35B) 米海軍 500(X-35C)で、このほか数カ国に輸出されることが考えられています。  V/STOL機能は英国BAeが参加し、RRのリフト・ファンを主エンジンで駆動して揚力を得、ロシアのヤコブレフの推力偏向技術を導入して主エンジンの排気を垂直方向へ曲げるという、従来全く無かった方式を採っています。

Span:10.97m(F-35A) 13.12m(F-35B:Navy model) Length:15.48m Height:4.48m Wing area 4.18 sq.m(F-35A) 50.2sq.m(F-35B) Weight self:9.98(F-35A) 10.89t(F-35B) gross 22.68t Engine P-W F119-PW-100*1 155kN+lift Fan 82kN Cf:6.8t Vmax M=1.5 RC --m/min Combat Radius:1500km(F-35B) Range:3000km Armament:20mm cannon(F-35A) bombs 5.9-7.7t(F-35B) 1st Flight 2000/10/24(X-35A)

Attackers

Douglas A-3 SkyWarrier

A-3  米海軍は強力なカタパルトを持つ大型原子力空母の建造を進め、戦闘機だけでなく攻撃機のジェット化も進めていました。1952年にA-3が初飛行し、57年から配備され始めましたが、ミサイルなど戦略方針が変更になり、主として偵察機兼空中給油母機として使用されました。 名称の「空の戦士」にふさわしい役割は回ってこなかったわけです。
なおA-1,A-3,A-4はエド・ハイネマンという名設計者の作で、一時期は甲板上の攻撃機はすべて彼の作品という時期があったようです。

Span:22.1m Length:23m Height:6.9m Weight self:17.24t gross:31.78t Engine P-W J57-P10 4.763kg*2 Vmax 550kt Zc;13,720m Range:2,500nm Armament:20mm cannon*2 + bombs 1st Flight 1952/(A-3B)

Douglas A-4 SkyHawk

A-4  多機能を求め大型化する米国機の中で、小さくシンプル、というテーゼが見事に生きた攻撃機。主翼はデルタ翼形式で、艦載機でありながら翼を折り畳まなくてもよく、構造が簡単な上にレーダーなど重い電子機器を積んでいない(A-4E以前)ので積載量は大型機並。空戦性能が高いので模擬空戦訓練に使われたほか、アクロバット・チームのブルー・エンジェルスにも採用されました。
 ダグラス社自慢の「バディ・システム」と呼ばれる空中給油システムを積めば空中給油母機としても使えました。
 当然?単価も安く、発展途上国にも多数供用されました。全部で3,000機ほど生産されています。

Span:8.38m Length:12.29m Height:4.57m Weight self:4.89t max11.11t Engine P-W J52-P408 5080kg*1 Cf:3.03kl Vmax 560kt Cruise 500kt RC 3,140m/min Range:1,740nm Lto':832m Armament:20mm(200)*2 + bombs 4.6t 1st Flight 1954/06/22(A-4M)

North American A-5 Vigilante

A-5  「ヴィジランティ」と読みます。意味は「自警団員」。元はスペイン語のようです。
 小学生の時A-5のプラモデルを作りました。尾部から核爆弾が出るようになっていたのですが、これが引っかかってなかなか出てこない。なんと、実物もそういうトラブルがあったとか。
戦略空軍のB-58がICBMに置き換えられたように、A-5の核攻撃も潜水艦発射ミサイルに置き換えられました。そこでRB-58は米本土からキューバなど中米を、RA-5Cは極東とスペインからソビエトを監視する偵察機として用いられました。
 斜めにカットしたエア・インテークと、そこから主翼前縁に続くストレーキ(当初のモデルはなし)など、以後の超音速戦闘機に大きな影響を与えた、と言われます。
 垂直尾翼は当初2枚を予定していたそうですから、F-15そっくりだったようです。

Span:16.15m Length:22.31m Height:5.91m Weight self:--t gross:27.22t Engine GE J79GE8 7,700kg*2 Vmax M=2.1 Cruise 550kt Zc:21,300m Range:2,000nm Armament:-- 1st Flight:1958/08/31 (A-5A)

Grumman A-6 Intruder

A-6  おたまじゃくしのようでカッコ悪いのは、米海軍の攻撃機A-6イントルーダー。その頭には強力なレーダーと電子機器が満載されていて、地上すれすれを最高マッハ0.95という超高速で侵攻し、電子制御によるきわめて高い精度で攻撃する能力を持っています。あえて高高度超音速性能を捨てて全天候(暗夜)の低空侵攻をねらった、 その用兵思想の正しさから、1960年4月の原型機初飛行から実に40年間も使われてきました。もちろん、その間に電子機器は何度も更改されています。

Span:16.15m Length:16.69m Height:4.93m Weight self 12.1t max 26.58t Engine J52-P-8B 4,218kg*2 Cf:7.23+1.5*4 kl Vmax 560kt/SL Zc=12,925m RC 2,323m/min Range:2,818nm Armament:ASM*4,AAM*4,bombs 1st Flight;1960/04/19(A-6E TRAM)

LTV A-7 Corsair II

A-7  旧式化してきたA-4にかわる攻撃機を、できるだけ安価に早く多数揃えたい。そこでF-8U戦闘機をデチューン?してできあがったのがこのA-7攻撃機。全体として寸詰まりのクルセイダーという印象です。亜音速機なので主翼の後退角を11度緩めて固定式としました。
 注文する方も作る側も大して気合を入れていないような機体が、1965年9月の初飛行以後のテストで予想以上の出来であることが判明しました。積載量が多く、燃費が良くて使いやすい、上々の出来でした。空軍も注目してエンジンを強化し20mm機関砲を20mmバルカン砲に換えたA-7Dを発注し使ってみたら、更に具合がいい。そこで海軍もこの型に注文を切り替えて、メーカーを含め三者思わぬ拾いものになりました。

Span:11.8m Length:14.06m Height:4.9m Weight self8.67t max19.05t Engine A TF41-A-2 6,804kg*1 Cf:5.68kl Vmax 600kt Vc:470kt Range:2,485nm Armament:20mmVulcan*1(1,000) Sidewinder*2 + Bomb6.8t/max Prototype 1st Flight 1965/09/27 (A-7E)

LAST UPDATED 2002/08/16
戻る