OLYMPUS E-PL3

E-PL3+37→49mmステップアップリング+49mm UVフィルター+花形フード  一眼レフカメラは携行性が悪い。つまり、それだけで一荷物になってしまう。そして持って行かなければ撮影の機会を逃してしまう。 だから日常的に持ち歩けるような、コンパクトでそれなりに使いやすいサブカメラが欲しいと思っていた。

 EVFファインダー内蔵のOM-Dは人気が高いせいか、今のところ中古でも高値が付いている。 そこで下位機種のうち、小さくて比較的安価なE-PL3に当然のように行き着いた。
 入手してみると、背面の液晶モニターは確かに大きくて見やすいものの、シニア・グラスが要るとか陽が角度によって反射するなどで見づらい。 予期していたとおり、無性にEVFファインダーが欲しくなってしまった。
  EVFVF-2は1,440k画素で、4:3に按分計算すると約1385*1040ドット相当になる。  ファインダーを覗いてみると、「コントラストが強く彩度も過剰」という世評通りだったが、 フレーミングとか合焦の確認などは背面モニターより余程使いやすい。また撮影サイズを3:2などに変えるとモニターでもEVFでもそのサイズで表示されるのは便利だ。 この点はE-30より優れている。 ただしEVFを装着した場合はフラッシュが付けられない。でもISO1600でもノイズが目立たなくなってきているし、 ブレも少ないので通常の被写体でL判プリント、つまりスナップ撮影ならフラッシュ無しで済むだろうと思った。
 なお命令シーケンシャルはEシリーズと似て非なるところがあって戸惑う。使いこなすには慣れが必要だろう。 また標準ズーム用の別売フード(LH40)はデザイン優先?なのか殆ど役立たないので、ステップ・アップリングを介して市販の花形フードが使えるようにした。 ところが3:2の画面サイズでも四隅にケラレが生じたので、 ヤスリで中のリング部分内面を削って使っている。これはバヨネット式なので収納時に逆向きに取り付けられる。。

 EV-4 Electric View Finder

E-PL3+VF4  OM規格用レンズをE-PL3で使う場合、VF-2ではピント合わせの難しさを感じていたが、 評判の良いEV-4の値(中古)がE-PL3のボディー並み(同)にこなれてきたので、手に入れて試用したところ、半端でない視野の広さにびっくり。、 ピント合わせがずっと楽にできるようになった。OVFに比べると 絞り開放ではあと一歩と感じたが、絞り込んでも画面の明るさが殆ど変わらないのでその点はOVFより勝っていると感じた。 マイクロ・フォーサーズ規格のレンズでもどこに焦点が合っているか、望遠やマクロではるかに判りやすくなった。これは収穫だった。なにしろフラグ・シップの OM-D E-M1と同等のファインダーだから値段相当の事はあると感じた。

OLYMPUS EVF for Digital Pen and OM-D Series
品番画素数視野率倍率視野調整範囲外寸重量備考
VF-2約144万ドット100%1.15倍-3〜+125.4W×48.5H×45.3L32g
VF-3約92万ドット100%1.0倍-3.0〜+125.4W×44.1H×43.8L28gロック機構付
VF-4約235万ドット100%1.48倍-4.0〜+130.4W×48.2H×47.8L41gロック機構付


試写 @山崎川の桜

山崎川の桜 M. Zuiko Digital 14-42mm F3.5-5.6望遠端。絞り:F10 1/320Sec. ISO:200
同上を等倍ピクセルで表示。風が強かったせいか、オシベが微妙に揺れている。

M. Zuiko 40-150mm F4-5.6 絞り:F5.6 1/1000Sec. ISO:200  当然だがボケ方は標準ズームよりずっときれい。
同上を等倍ピクセルで表示。

Zuiko 85mm F2 絞り:F2 1/3200Sec. ISO:200  大口径単焦点レンズ・絞り開放なので圧倒的にボケが美しい。
同上を等倍ピクセルで表示。

Zuiko 85mm F2 絞り:F5.6 1/500Sec. ISO:200  被写界深度は深くなり、ボケ方が弱まる。それでも全体として画は柔らかい。
同上を等倍ピクセルで表示。


試写 A山崎川の夜桜

山崎川の夜桜 M. Zuiko Digital 14-42mm F3.5-5.6 34mm 絞り:F5.6 1/60Sec. ISO:1600
同上を等倍ピクセルで表示。

 ISO1600でも暗部のノイズは殆ど感じられない。このカメラはISO AUTOに設定するとE-520に比べすぐISO1600まで行ってしまう気がする。 レンズが暗く、ブレ防止も1段分少ないからかもしれない。

試写 Bモニターのティルティングとデジタル・ズーム

M. Zuiko Digital 14-42mm F3.5-5.6 42mm 絞り:F7.1 1/125Sec. ISO:200
 背面モニターが可動式なので、上からモニター画面を見おろしながら撮影したり、カメラを持ち上げて下から確認しながら撮影できる。 丈の短い草花や下を向いてしまっている花を撮るのに好都合だ。
Tamron SP 35-105mm F2.8 105mm (デジタル・ズーム×2倍 35mm判換算420mm) 絞り:F5.6 1/1000Sec.(+0.7EV) ISO:200
 デジタル・ズームという機能が付いていて、焦点距離2倍相当に撮すことが出来る。1ドットが4倍になるのではなく、 演算して精細度を出しているらしい。
 同上を等倍ピクセルで表示。このレンズはフレアーが出やすい。ボディーのせいではない。ソフト・フォーカスのような効果がある。


試写 マクロ用MFレンズ

Vivitar 55mm 1:2.8 AUTO MACRO 55mm 絞り:F8 1/500Sec. ISO:200
 ビビターの55mmマクロでチューリップを真上から撮ってみた。EVFでだいたい合わせて体をわずかに上下させジャスピンを狙う。
同上を等倍ピクセルで表示。やはり格の違う高精細画像。
Vivitar 55mm 1:2.8 AUTO MACRO 55mm 絞り:F8 1/125Sec. ISO:200
 等倍マクロ。
同上を等倍ピクセルで表示。接写はやっぱりMF+絞り優先オートの世界。一眼入門機でもレンズさえよければコンデジとは別次元の写りをしてくれる。


 E-PL3のフォーカシングはコントラストAFで、位相差AFが基本のEシリーズより精度が落ちる気がする。 またOM用レンズを使う場合は、EVFよりOVF(光学ファインダー)の方が精度が高い。 だから大のばしする場合はEシリーズの方が良いと感じた。というより、日常ユースに叶った手軽さがこのカメラの真骨頂なのだろう。

OLYMPUS E-PL3 Double Zoom Kit 諸元

OLYMPUS E-PL3
受光素子測光方式測光範囲
(ISO100)
露出制御シャッターsec視野率電源大きさmm重量発売
17.3×13mmTTL開放EV 0~20324分割ESP/中央重点/SpotB, 60~1/4000100%BLS1/BLS5 7.2V×1109.5×63.7×37.3265g2011

M. Zuiko Digital Lens
焦点距離絞り画角 最近接時cm構成外形寸法フィルター備考
開放最少距離倍率※群-枚径×長mm重量
14-42mm UR3.5-5.62275.4-28.9°250.38×8-962φ×43.5150g37mmED 沈胴式
40-150mm R4.0-5.62275-8.2°500.32×11-1563.5φ×83280g58mmED
※倍率は35mm換算

 オリンパスはペン・シリーズ用のレンズ規格を「マイクロ・フォーサーズ」と称しているが、受光素子の大きさはフォーサーズと異ならず、光線の直進性を保つための バック・フォーカスを確保する必要があるから、フォーサーズに比べ「マイクロ」になっているわけではない。 明るいズーム・レンズを作ったとしたら、Eシリーズ用とあまり異ならない大きさになってしまうだろう。コンパクトさを身上とすれば大柄なレンズは似つかわしくない。 そのかわりとしてか、ペン・シリーズでは明るめの単焦点レンズ(12mm/F2, 17mm/F2.8 45mm/F1.8)を用意している。

E-PL3+SEMA-1+ステー+RP-VC300K  たまたまハードオフで外部マイクセットのSEMA-1を見つけた。ビデオはまず撮らないのだが、E-PL3にはビデオ機能が付いているので、それを活かすに超したことはない。 画像はパナソニックのRP-VC300Kというステレオ・ワンポイント・マイクをくっつけてみたもの。

Pen E-PL6
LUMIX GX-7
OM-D E-M5
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2013/03/31