ラジオ・ボタンをクリックすると画像が変わります。(IEではScriptの実行がブロックされる場合があります。
↑メニューバーで「ブロックされているコンテンツを許可」にして見て下さい)
OLYMPUS E-510/E-520

現時点(
2012年秋)で、既にオリンパスはマイクロ・フォーサーズ一眼に特化することを表明している。
だから、今さら商品開発が打ち切られる普及型の
E-XXX・三桁モデルを選択するメリットはほとんど無いと思うのだが、陳腐化が急なせいか、レンズを含め中古品がかなり安く出回ってきている。
それに僕の場合は
OM用交換レンズが装着できるメリットもある。
そこで普段使い(サブカメラ)としては広角側の画角が
35mm相当で物足りない
E-10/E-20の代替機として
E-510と
E-520を入手した。
このモデルを選んだ理由は値段が手頃、手ぶれ防止など機能が豊富、比較的コンパクトで軽い等々である。。
ファインダー 最大のウィーク・ポイント
VYC0973 (×1.2)
TEMPA MEA-O (×1.36)
フォーサーズ
SLRの大衆向けモデルで一番がっかりなのはファインダーの画像がちっちゃく、判りづらいことだろう。イメージ・センサーがもともと小さいという宿命があるとはいうものの、
E-10や
E-20に比べても大幅に見劣りする。明るくクリアーなのだが、画が小さくマニュアルで焦点を合わそうとしてもなかなかうまくいかない。
E-三桁(大衆機)はもともとAFに特化したフォーカス・スクリーンなので、スナップ撮影程度なら良いかもしれないが、
マクロ時や望遠撮影ではシビアな調整がとりにくく、使いづらい。その結果折角
E-20の倍の画素数があっても、解像度が生かせないでは勿体ない。
パナソニックの
VYC0973という
E-510ほかに共用できる1.2倍のマグニファイヤーが値打ちに入手できた。装着してみたところ、
画の大きさはかなり
E-20に近くなった。
OM用のレンズをいくつか装着して撮ってみたが、これならなんとか実用に耐えると思ったが、
それでも物足りなさを感じた僕は1.36倍のマグニファイヤーも導入することにした。
TEMPA MEA-Oというのだが、この状態で
E-10と同等の大きさになった。
さすがこの倍率だと糸巻き状の歪みが少し出る。それにアイピース部分が後ろに大きく出っ張る。
事前にネットで調べたところ、
E-510/520ではケラレは生じないということだったが、実際に装着してみると目の位置によって左か右の端がケラれる。
主としてAFで撮る人には1.2倍の
VYC0973がお薦めだ。

画像はファインダー倍率の比較イメージ 左から100%、120%、そして136%。136%はほぼ35mm判ハーフサイズ相当の面積になる。
コンパクト&軽量
E-510と常用レンズ
Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5との組み合わせでトータル
1075g
になった。これはフィルターやバッテリー、ストラップ込みの重量で、条件により変わる。
フィルムカメラで常用する
OM-4Ti Blackとタムロン
SP 28-80mm F3.5-4.2の組み合わせが
1160g、
E-20が
1230gなので
E-510のセットが最も軽い。
E-510のダブル・ズーム・キットについてきた
Zuiko Digital 14-42mm F3.5-5.6なら
830gと軽く、スナップには適しているのだが、暗い室内での使用には向いていない。
OM-4のボディーと比べ幅は同じで
7.5mm高く奥行きは
18mm深い。
ズイコー用レンズ・アダプター
E-シリーズには
OM用レンズが使えるのだが、
オリンパス以外からもさまざまな
OM用アダプターが出ている。これもその一つで、二個入手した。
OM用レンズをフォー・サーズに使う場合、画角が約半分になるので、たとえば
100mmが
200mm相当になる。
言うまでもなくマニュアル・フォーカス&絞り優先測光になる(Pモードでも使える)のだが、僕にとっては苦ではない。
画像は
Zuiko 35mm F2にフレア防止用の「望遠用」フードを付けたもの。
タムロン用レンズ・アダプター

こういうアダプターもあるのだ、ということはオークションを見て知った。アダプトールとの二段重ねにならないのですっきりするし、
ボディーへの脱着もしやすい。価格も
3000円ほどだった。
E-510/520のブレ補正は焦点距離を指定するのだが、ズーム・レンズでは設定が煩雑になるので
ISモードをを外すか中間値を指定するといいようだ。
画像は
Tamron 55BB 90mm F2.5だが、重量と言いピントの合わせやすさといい
E-510/520にピッタリだと思った。
OMでは使いにくかったボディー側の絞りリングが少し前に出るので操作しやすい。
デザイン的にも
E-510/520には不思議と似合う。
試写してみた ホトトギスの花ほか 絞りF4
ズイコー・デジタル
14-54mm 1:2.8-3.5の望遠端(
108mm相当)で撮影。画質はビビッド。
ズイコー・デジタル
40-150mm F3.5-4.5の望遠端で撮影。あまり寄れない。
ズイコー
100mm F2で撮影。
タムロン
SP 90mm F2.5 (55BB)で撮影。コントラストが高く細部もクリアーに写っているし背景の溶け方がとても美しい。
ビビター
55mm F2.8 で撮影 分解能が高く、マクロでは遺憾なく性能を発揮してくれる。
参考のため
E-20で撮影。
E-510+ZD14-55mmよりボケ方がきれい。さすが元フラグシップ機、といった感じだ。
このカメラは露出オーバー気味に写るので、普段は-0.3〜-0.7露出補正することが多い。これも
-0.7露出補正して撮った。
タムロン
180mm F2.5(63B) で撮影。きれいに撮れた。レンズがかなり重いので、構えたときのバランスは悪い。
同上の中心部をピクセル等倍で表示。分解能の高さがわかる。
ズイコー
300mm F4.5 で手持ち撮影、絞り開放。曇天で暗く、シャッター速度はたった1/80秒だった。
OMで手持撮影する場合は最低でも1/250秒なのだが、画角が半分になって600mm相当になったにもかかわらず、ブレずに撮れてしまった。E-510万歳!
ざっと撮ってみた感想としては、立ち上がりの早さとか露出の正確さ、合焦速度、バッテリーの保ち、連写性能、軽量化などでE-20より使い勝手はかなり向上している。
またブレ防止装置は強力で、「4段分遅いシャッターが切れる」というのが誇張でないことを実感した。
ただしE-20は駆体の質感の高さ画質(レンズ)の良さ、シャッター音が小さい、フラッシュの全速シンクロ(デーライトシンクロ)が可能、
被写体に寄れる、AC電源アダプターが使用可能などの点で存在感を示し、お役ご免を免れた。
フィルムカメラのOMシリーズとの比較では、レンズ揃えの豊富さ、ボケ味、空気感や質感といったところで負けている。僕の終のカメラはOM-4Tiと決めていたが、
今回もその思いを強くした。
OLYMPUS E-510/520 ボディ一諸元
| 受光素子 | 測光方式 | 測光範囲 (ISO100) | 露出制御 | シャッターsec | ファインダー 視野率・倍率 | 電源 | 大きさmm | 重量 | 発売 |
| E-510 |
| 17.3×13mm | TTL開放 | EV 1~20 | ESP/中央重点/Spot | B, 60~1/4000 | 95%(0.92倍) | PS BLM1 7.2V×1 | 136×91.5×68 | 460g | 2007 |
| E-520 |
| 17.3×13mm | TTL開放 | EV 1~20 | ESP/中央重点/Spot | B, 60~1/4000 | 95%(0.92倍) | PS BLM1 7.2V×1 | 136×91.5×68 | 475g | 2008 |
→LENS FOR OLYMPUS E-SERIES
→E-620
→E-30
→PHOTOS & CAMERA 表紙へ