望遠ズーム撮り比べ

 同じような焦点距離のレンズを何本か抱え込むことになると、携行する時にどれを持って行ったらよいか 迷うことになる。同時にみんな持って行くことはあり得ないので、自分自身の参考のために撮り比べをしてみた。ボディはOM-4Ti(Black) 露出は全てオート。フィルムはコダックの業務用で、「縄文杉」がISO100、コアラと紅梅はISO400。ラボでネガからスキャンしてCD-Rに焼いてもらったのを 50%に縮小した。
65-200mm(Zuiko, F4 CF)715g
70-210mm(Tamron, SP 19AH F3.5 CF)937g
70-210mm(Tokina, F3.5 CF)707g

望遠端/遠景

1.東山植物園の「縄文杉」を撮ってみた。
Zuiko 24mm F2 F11

東山植物園正門近くにある「縄文杉」は人工のレプリカである。左の画像では中央部分になる。


オリンパス 65-200mm(Zuiko, F4 CF)

F4(解放)


F5.6


 解放だとほんわかした画像で、一段絞ると少しシャキッとした画像になった。それでも他の二本と比べると甘い感じ(低めのコントラスト)になる。 ただしシャドー部はつぶれていないし、ディテールもちゃんと写し込んでいる。こういう柔らかな描写をするレンズは、シミやシワを強調しないので、ポートレートに向いていると思う。

タムロン 70-210mm(Tamron F3.5 CF)

F3.5(解放)


F5.6


 解放から鮮鋭な描写をしてくれる。「SP」の名はダテではないし、「固定焦点レンズに負けない」というメーカーの謳い文句も 頷ける。周辺部の解像度も良好だ。

トキナー 70-210mm(Tokina F3.5 CF)

F3.5(解放)


F5.6


 絞り解放でもクリアーだ。タムロンと比べ、さほど見劣りはしない。普通に撮る分にはこれで充分だと思う。コンパクトで軽い・・・肩に優しい・・・というメリットもある。

タムロン 70-350mm(Tamron F4.5 CF 05A)

F4.5(解放)

 特別出演(笑)。


望遠端/近景

2.東山動物園のコアラを撮ってみた。

オリンパス 65-200mm(Zuiko, F4 CF)

F4(解放)


F8


 他の2本に比べ軟調に写っている。

タムロン 70-210mm(Tamron F3.5 CF)

F3.5(解放)


F8


 急に陽が差してきたのでコントラストが余計に付いている。解放時のバックのボケが良い感じだ。ピントも合わせやすかった。

トキナー 70-210mm(Tokina F3.5 CF)

F3.5(解放)


F8


 充分クリアーに写っている。

タムロン 70-350mm(Tamron F4.5 CF 05A)

F4.5(解放)


手摺りのある側、つまりコアラに近いところは他の見学人のじゃまになるから、遠いところに三脚を立てて撮っている。 そんなときに超望遠ズームは便利だ。体毛の質感、彩度、コントラスト、いずれも文句なしだ。コアラも起きてくれた(笑)。 このレンズは重くて(2170g)大きい(90x278.5mm)し、しっかりした三脚が要るから、滅多に持ち出さない。

マクロ/近接

2.東山動物園の紅梅を撮ってみた。曇っていて、撮り終わったら雨になった。  

オリンパス 65-200mm(Zuiko, F4 CF)

F4(解放)


F5.6


 近接撮影ではメリハリの効いた描写になる。発色も鮮やか。

タムロン 70-210mm(Tamron SP F3.5 CF)

F3.5(解放)


F5.6


 背景が溶けたように美しくぼけている。発色も鮮やか。

トキナー 70-210mm(Tokina F3.5 CF)

F3.5(解放)


F5.6


 彩度は控えめであるが充分クリアーだ。絞ったときの背景のボケ方はレンズにより大分異なる。


2011/03/13
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