DIARY

ここでは有珠山噴火の時に書いた日記を紹介します。

<むかしの日記一覧>
その1(2000年1/18〜2/28)その2(4/1〜10/7)
1999年の日記最新版

有珠山情報(その3)
えー、それでは先ほどの続きを書きます。
前の日記では伊達市や伊達市役所の雰囲気について大まかに述べましたが、ここでは行政や国の立場からの状況について述べていきます。

<最初に市役所側の状況について>
僕の親父を例にとりつつ述べていきます。
噴火3日前の3月28日に火山性地震が観測されて僕の父(伊達市役所総務部総務課)が朝6時に役所に駆けつけて以降昨日までのほぼ半月の間、昼夜逆転(しかも睡眠時間が平均して3〜4時間)の生活を送っていました。こういった災害(豪雨等)による被害が発生する危険がある時はまず総務部の職員が召集されるので、おそらくは父を含めた総務部の方々の一番疲労がたまっているでしょう。また、噴火前のほうが忙しかったようでその時はほぼ不眠不休です。
あとまいったことがいくつか・・・。1つはマスコミだそうです。同じ事を何回も聞かれてその度に答えるのがうんざりだとか、テレビカメラが入ってきて仕事に集中できないだとかetc.もう1つは情報の錯綜、要するに職員の横のラインでの情報伝達がうまくいかなかったことだそうです(一応、職員へNTTドコモより携帯電話が無料貸出されていたのですが)。このせいで個々人がなかなか休憩が取れず、かなり父はまいったみたいです(行政学で習ったとおり!?の状況の様です)。それとちょうど年度の変わり目だったため、新入職員の方々も辞令を受けて即現場に配置されたようです。

<国の対応>伊達市へ政務次官やら内閣官房やらお偉いさんが続々と集結して、対策本部で指揮を取っています。ほんとにたくさん来ます。そこには最近の警察等の不祥事による汚点を払拭しようとする思惑や次の総選挙に向けてのポイント稼ぎ(救援物資の配布等による)といった面もあるとかないとか・・・。今回の噴火に対する対応が迅速だったのか死傷者がゼロなのは非常に良い事なのですが。う〜ん、どんなもんですかねぇ〜。

<救援物資やボランティアについて>
救援物資は全国から山ほど送られてきたそうです。あまりに大量で少々あまりぎみだとか。でもこれは嬉しい悲鳴ですよね。ボランティアについても同様らしく、たくさんの方がボランティア登録されているようです。僕の祖母や妹も参加しているようです。嬉しい限りですね!

<最後に>有珠山の噴火が収まるのは早くても数か月から1年といいますから、まだまだ当分予断を許さぬ状況が続くのでしょう。噴火が早く収まるのを祈りつつ日記を終わります。

P.S.噴火が無ければ、父は弟の早稲田大学の入学式に出るはずでした。とても楽しみにしていたようなので凄く残念がってました・・・・。

2000年04月14日 19時11分57秒

有珠山情報(その2)
有珠山についてはテレビ・新聞等でいろいろな情報が流れているとは思いますが、ここではちょっと異なる角度からの情報をお届けしようと思います。

有珠山近隣には伊達市・虻田(あぶた)町・壮瞥(そうべつ)町・洞爺村といった市町村が存在します。そして、今回の噴火においては伊達市に対策本部が置かれているわけですが、そこで不眠不休に近い状態で働いている親父(伊達市役所総務課←1番忙しい!テレビにも何度か出ています)の話などを紹介しようというわけです。
伊達市は人口約35,000人とそれほど大きなところではないため、普段は静かな街なのですが、今回の噴火で一変しました。3月28日に火山性地震が起きてからというもの、テレビ局は来るは新聞社は来るはヘリコプターは飛ぶはで一気に街はうるさくなるし、そのマスコミが情報を得ようと対策本部のある市役所に殺到してくるので市役所の中は新聞記者・レポーター・カメラ等でごった返しになっており(ありとあらゆる廊下や部屋に人だらけで歩くスペースが無い!)、異様な雰囲気に包まれていました。わかりやすく言い換えれば、指名手配中の逃亡犯が逃げ込んでも違和感が無い雰囲気ってとこですか。(←ますますわかりにくい!?)それだけでなく、噴火直前から被害に備えて自衛隊の方々までもが市役所の中やその周辺で常駐しているのですから、もう何か言葉で表せない雰囲気が街や市役所には漂っていましたね・・・(僕も所用で1度市役所に行ったのですが・・・・、戦争が起きてもこうならねぇだろって感じです)。そんでもって、マスコミがどんどん本社に記事やらニュースを送るのですから役所内の電力消費はもう限界をこえてます!消費率(?)120%です。異常です、はい。電話回線もやばいです。おまけに、伊達市内のデパートのエレベーター・エスカレーターも止まってます。止まってるエスカレーターの上を歩くと感覚狂って転びそうになりました。国道もひび割れしました。これからどうやって洞爺湖温泉まで行けばいいのやら・・・・。
最後は箇条書きみたいになってしまいましたが、とりあえず伊達市と市役所の内部については大まかにはこんな感じです(拙い文章だったとは思いますがその辺はご勘弁下さい)。次に市役所の職員の立場(すなわち親父の立場)からの情報をお届けします。が、都合上、次の日記で書きたいと思います。

2000年04月14日 12時26分58秒

有珠山噴火!
3月31日午後1時8分とうとう有珠山が噴火しました。3日前の28日から火山性地震(特に29〜30日はひどかった)がずっと続いていたのでいつ爆発してもおかしくなかったのですがとうとう噴火しました。

僕としては31日に伊達から弘前へ帰ろうと思っていたのですが、JRやバスがストップし、道路も通行止め等の影響で全く予定がたちません。今のところお手上げです・・・・。

今のところ(4月1日昼現在)は人的被害もないのですがまだこれから噴火することも考えられるため予断を許さない状況が続いています。前回の昭和52年の噴火と比べると今回は噴火の規模は小さいらしいのですがそれでも噴火したときの光景は迫力あるものでした。

有珠山の麓の洞爺湖温泉やその近辺と比べると僕の住んでいる伊達市街はそれほど大きな被害をうけることは無いとは思いますが伊達市郊外(有珠・長和等)のほうはちょっと危ないですね。2次災害も心配です。

それにしても今回は噴火するまでの間の地震が凄かった・・。初めにも書きましたが29〜30日には4〜5分おきに縦揺れ・横揺れ・震度2〜4とバラエティに富んだ火山性地震が来たもんですから全然勉強に集中できなかったし、夜中にも何度も目が覚めて全然眠れてません。もうバテバテです。(噴火後は火山性地震が収まってきたので昨日(31日)はやっと眠れた。)

前回の噴火のときは噴火が収まるまでに1年ちょっとかかったそうです。過去の例からしても早くて3ヶ月、長引くと数年位かかるそうです。今回はどうなるのかわかりませんが兎にも角にも早く噴火活動が早く収束してほしいです。(今日天気は曇り時々火山灰だなぁ〜。)

2000年04月01日 13時25分32秒


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