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四月二十七日(火)/ 友引

昨日結婚をした。

結婚式、披露宴。行ってしまえば、それはわりと感動するモノ。なかなかの結婚式だったのでは?、と我ながら思う。
しかし、それはあくまでも「結婚式をしたから」という前提があってのこと。
みんなわざわざ足を運んでくれ、祝福された事。式、宴が楽しかったことは嬉しいけど、やはりやらないで済むならやりたくない。
きっと再婚などをする時には絶対やらないだろう。

やはり、ベルバラのような服を着て、みんなに注目され笑顔を振りまくなんて事は、全然柄ではない。
あのときの自分の様子を思うと、鳥肌が立つ・・・。

結婚式はもう懲り懲りだ。

「結婚を決意した男の日記」はこれでお終いにしよう。


四月二十六日(月)/ 先勝

ついに式当日の朝。
「そんな事は式場で話せばいい」という内容のことで、のち嫁に電話で朝早くから起こされ、一度目がさめるなかなか寝付かれないタイプの自分。
たっぷり睡眠をとって体調を整えたいと考えていたのに・・・・腹立たしい。

母親や滋賀県から出てきている親戚はすでに起きていて、それが自分達の結婚式のためのことかと考えると、申し訳なく「やはり式なんて・・・・」と思い至る。

当日を迎えての感想は、やはり何がどうあっても結婚式などしたくはないし、結婚に対してそれほど嬉しいこととは思わない、という事。
こんな花婿で良いのだろうか?。


四月二十五日(日)/ 赤口

いよいよ、明日である。

もう逃げも隠れもせず、焦るでも落ち着くでもなく、ただただ明日を待つばかり。
さすがにここまで来ると、マリッジブルーになっている暇も式・宴を嫌がっている暇もなく、腹も括れるもの。

早く明日になり、全てが終わってしまえば良い。


四月二十日(火)/ 先勝

今日も引っ越しで大忙し。
昨日変えなかった物や、必要になった物、有ると便利かなという物を買いに奔走。及び先に申請したパスポートの受け取り。

のち嫁と二人で車を走らせ家具や、ショッピングセンター、ディスカウントショップ。さらには100円ショップをまわり必要な物を買いそろえる。
元々センスがまるで合わない二人なので、好みのデザインがまるで違う。意見が合わない場面も多く遭遇。
そんな感じでは合ったけど、部屋が出来上がって行き、小物が揃って行くと、これから二人で暮らして行く実感が沸いてくる。

他にも、色々と雑用や独身(?)最後のお誘いとばかりに友人からの電話等で何かと忙しい。
ダイエットのためのウォーキングをする時間もなく、パソコンに向かう時間も限られてしまう・・・。


四月十九日(月)/ 赤口

式、宴までに一週間を切った。

式、宴の準備はほぼ万全なもの、結婚後二人で暮らす部屋が決まり引っ越しで大忙し。
千葉からのち嫁両親もやって来て、決まった部屋を見てもらい持ってきた荷物を搬入。後に両家で食事。
それが済んだらのち嫁両親と四人で買い物。
洗濯機、下駄箱、布団、カーテン、それと夏場を考えて、その部屋についていなかったので網戸等を購入してもらった。
網戸という物は今まで買ったことも気にしたこともなかったので知らなかったのだが、結構良い値段がする。
175〜6cmの物で七〜八千円ぐらい。窓サイズの物でも四〜五千円はする。全部の窓分購入すると、バカにならない金額だ。

カーテンが下げられ、家具などが並べられるそれまではただの空間だった場所が、人の住む「部屋」という物に変わって行く。

ちなみに部屋の場所は、家から徒歩五分以下。俗に言う「スープが冷めない距離」というヤツ。


四月十二日(月)/ 先負

最悪な事になった・・・・。

今日、ホテルでの最後の打ち合わせ。担当してくれた人に聞くところの、けっこう順調らしい。

最後の打ち合わせは司会者との顔合わせ及び進行の打ち合わせ。
女性の司会者で、とても感じのいい人。話しをしていて楽しい。
軽く、二人の生い立ちや馴れ初め等を話し、余興(カラオケ等)の話しに至った。
のち嫁サイドの友人から「GLAYの“ずっと二人で”を新郎友人に歌ってほしい」というリクエストがあった。
めぼしい友人二,三人に「歌ってほしい」と頼むも、「歌わない」が連発して帰ってきたの、もう頼むのがイヤになり、僕の方ではカラオケを友人に頼んでいなかった。
その結果、新婦友人のカラオケが四組。新郎側ゼロ。
べつに僕としてはそれで構わないのだが、女性の歌ばかりで男性がないのはバランス的に良くないらしい。
しかも、そんなにも歌ってもらいリクエストまで飛び出している曲を誰も歌わないなどとは・・・・。
お礼の意味も含め新郎が歌うべきだと、司会者、のち嫁に言われ、突っぱねるも根負けし無理矢理承諾。

このHPを含め友人等に「結婚式などやりたくない」と言い続けているにもかかわらず、新郎自らが宴中でマイクを握り喉を振るうなどとは、どう考えても張り切っているようでイヤだ。

最悪な事になった・・・・。


四月十日(日)/ 先勝

宴で使用するBGMの全てが決定した。
自分なりには、かなりその場にマッチした選曲が出来、なおかつ非常に僕らしい選曲だと思う。
英語詩ののった楽曲は、日本語訳を考えてみると、本当は結婚式には合わなかったりする部分が存在したりするのだが、英語だし雰囲気は悪くないので、良しとしよう。
最近、多く使われるらしい「映画タイタニック」の曲だって、考えて見れば航海史上未曾有の大惨事を取り扱った映画の曲だったりもするし、別にそれは構わないことだろう・・・・。

四月七日(水)/ 仏滅

今度の月曜日は、式前の最後の打ち合わせ。
それまで、かなり細かいことを決定しなければいけない。

結婚をするに当たって、ほぼ全てにおいて消極的な自分が、唯一、こだわりを持ち、率先して考えているのが披露宴に使うBGMだろう。
やはり、やるからには自分なりの個性みたいなのモノを出したいと思う。
入場や、キャンドルサービス、乾杯等十曲程、曲を選ぶうちの半分は決定した。
この部分は、のち嫁には口出しさせない。


四月二日(金)/ 大安

ついに、と言おうかなんと言おうか・・・入籍。
何とも複雑な気分。
まだ結婚式も披露宴も同居も始まっていないせいか、実感は全然なく生活は昨日までと同じ。
昨日までと同じという事は、これと言って感慨深さもなく、喜びといった気持ちも見あたらない。

結婚とはこんなものなのだろうか?。みんな、こんな気持ちで結婚していくのだろうか?。
・・・・・。


四月一日(木)/ 仏滅

明日はついに入籍する日。
式や同居はまだ先なものの、戸籍上は夫婦。独身では無くなってしまう。
独身ではなくなってしまうという事は、一応、倫理上もう他の女性と“どうこう”なる事は許されず、デートやコソコソ電話なんて事もダメなのだろう。

ついに明日、その時が来る・・・・。


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