作者別:な行
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明暗 作者・・・夏目漱石 新潮文庫(667円)
今年読んだ(2000年)二冊目の夏目作品です。深い心理描写ゆえに、登場人物の考えている事柄が
まるで自分のことのように心に流れ込んでくるような気がします。
この作品は夏目漱石が完結させていません。
しかしその代わりに、続編が「続・明暗」として別の作者によって書かれています。
内容はわたしにとっては時代も違うし、別世界であるような、しかし、もしかしたら自分も主人公のよう
に他人に耳を貸さず、自分よがりな考えだけで生きているのではないか・・・という自己を見詰め直す
機会を与えてくれました。
自分のプライドが邪魔をして人のいうことに対して聞く耳を持たなかったり、考えを乞うことを恥ずかしい
としていることはないか。。。
主人公であるお延と津田はどちらも地位ややお金に固執するあまり、それがない人を見下しています。
主人公たちは自分たちが見下した人たちより余裕があるとおもってりるのですが、実際はそうではなく
て地位の固執が主人公たちの人生を振り回しています。
明暗は津田が過去に付き合っていた清子という女性に会いに行くところで終わっています。
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