合気道ってどんなもの?


勝敗を競うことよりも心身の鍛練を目的とする

現代社会にふさわしい武道です


 武道というと、柔道や、空手、剣道などが一般的に知られていますが、「合気道」と聞いても具体的にどんな武道なのか御存知の方はあまり多くないかもしれません。そこで、少し合気道について説明したいと思います。

 まず、よく驚かれるのは「合気道には試合が無い」ということです。合気道では、勝敗を競うことよりも、自分自身の心身の鍛練を目的としています。「相手を倒す」という考え方を元にしているものではないのです。ですから、自分から攻めていく、相手を攻撃する技はありません。相手の攻撃してくる力を利用して、最小限の動きや力で相手に技をかけるのです。「てこの原理」や人間の関節の仕組み、相手のバランスを崩す動きを使うので、稽古を積めば筋力や体格、性別や年齢に関係なく相手を投げ飛ばしたり、動きを封じたりすることができます。また、攻撃を目的とした技がないために、怪我が少ないのも特徴です。

 このように記すと、あまり実戦的でない容易なもののように感じてしまうかもしれませんが、それは大きな間違いです。合気道ほど実戦的で日常に即した武道はありません。合気道の技は、腕を掴まれたら、ナイフで切り付けられたら、など様々な具体的状況を想定しているので、各方面で護身術、逮捕術として応用されています。また、映画やCMで有名なスティーブン・セガールは日本在住の頃に合気道を修得し、帰国後ハリウッドで映画の格闘演技指導者を経てアクション俳優になっています。彼が映画の中で行うアクションの中には随所に合気道の技が折り込まれているので、興味のある方はご覧になると良いかもしれません。(スティーブン・セガール主演映画「ニコ 法の死角」「沈黙の戦艦」「沈黙の要塞」「暴走特急」など)