ストライキ (グレーヴ)

 ストライキのことをグレーヴと言う。このグレーヴ、かなりの曲者だ。ある時は突然、ある時は事前にどこからか情報が入ってくる...。しかし我々が知っていようがいまいが、グレーヴは行われる。しかもその頻度たるや日本の比ではない。
 リヨン市街の交通網はバス・地下鉄・路面電車全てTCLという一社。そのTCLがグレーヴとなると大変だ。子どものスクールバスもTCLの管轄なので、真っ先に子どもの送迎を考えなければならない。6月はグレーヴ強化月間(?)であった。出席に関しては何故かシビアなフランスの学校。グレーブは欠席の理由にはならないので、親たちは「またか...」とうんざりしながら、学校への送迎方法に頭を悩ませるのである。
 しかし恐るべしフランス。グレーヴは交通機関に限ったことではない。学校の先生だってする。「今日は○○先生がグレーヴなので2時間目から」なんてまるで大学の休講のようだ。
 さらに今年話題になったグレーヴが、音楽関係者によるもの。演劇やコンサートが中止になったり、演奏中に嫌がらせ(アピールというのか...?)のブーイングなどなど。かく言う私もラッキーなことに2度もオペラのチケットを入手したが、アンラッキーなことに2度とも中止になった。トホホ。
 そりゃ当人たちにとってはそれ相当の理由もおありなんでしょうが、人の迷惑ってものを考えてくれよ。...あ、それを考えないで我が道をゆくのがフランス人でしたっけね。

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