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語 学
語学修得の道は険しい。年のせいにするなと言われるが、息子(10歳)の上達ぶりを見せつけられると、そう言い訳したくもなる。しかし自分は彼ほど苛酷な環境に身をおいていないのも事実なので、やはり年のせいにしちゃ駄目なんだと素直に反省。焦ってはいけない。時間と努力が必要なのだ。
アルファベットの国の人、中でもスペイン語を母国語とする人などはめきめき上達する。来た当初はボンジュールとアン・ドゥくらいしか知らなかったような子でも、早ければ1ヵ月遅くても3ヵ月後にはテレビを見て笑っている。だって似てるもん。ずるい。
「フランス語をフランス語で習うなんて可能なんだろうか?」語学学校に行く前の素朴な疑問だった。通い始めて、それが可能なんだとわかった。当然だ。でなきゃ誰も行かない。先生のジェスチャーは一人芝居のようだし、授業が終わると「ここはお絵かき教室か?」と思うほどホワイトボードに描かれた絵・絵・絵。手をかえ品をかえ、生徒のボキャブラリーを増やしていく。逆にすぐに英語を言ったりするのは、良い先生ではないということを知った。
クリアしなければならない問題は山積み。思うに、一番難しいのが開き直ることだ。「恥ずかしい」という気持ちは、そう簡単に捨てられるもんじゃない。授業でよく二人ペアを組んで会話文を作るというのがあった。順番に前に出て、皆の前で作品(?)を演じるのだ。偶然道で会った友人、旅行社の店員と客、レストランのボーイと客...etc..。残酷にも先生は「声が小さい」「もっと感じを出して」など、フランス語のみならず演技力にまでメスを入れる。「なんでこの年になって、こんなことしてるんだろー」と暗〜い気持ちになる。
リヨン生活の先輩であるTJさんが、何度も私に言ってくれた。「いいんですよ間違っても。私たち外国人なんだから!」いやぁ...TJさん、私はまだまだ未熟です。修行が足りません。
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