モラル

 ここの街並み、確かに写真に撮ったり遠目に見たりするときれいかも知れない。でも足元はゴミや犬のフンがいっぱい。街中には、交差点毎にあると言ってもいいほどたくさんゴミ箱が設置されているにもかかわらずだ。不用意に歩道から車道に下りたりすると大変。路上駐車の間には、結構な確率で犬のフンがある。それらを清掃員が水を流して掃除するのだが、その水の出し方がまたとーっても大胆。車が停まっていようが、バイクが停まっていようが、お構いなし。彼らが去った後には、集中豪雨に遭ったかのようにびしょ濡れになったバイクがポツンと残されていたりする。
Nettoyage  「掃除する人がいるから汚しても構わない。」いや「汚す人がいないと彼らは職を失うことになる。」心優しきフランス人は、今日もまた失業率を下げないために道端にゴミを捨てる。
 かつて一度、犬のフンをティッシュで拾ったご婦人を見た。
「うわぁ〜!ここにもこんな人おったんや〜!」私の驚きは尋常ではなかった。が、次の瞬間、目がテンになった。その人は拾ったフンをティッシュと一緒にポイッと車道に捨てたのだった。
「あっっっ.....そーなんや.....。」いいとか悪いとか言う気はない。ただ「違うな」と思った私だった。

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