悪質商法は日常の生活の中でアナタを狙っている。
その方法は様々だけど、一つの共通点がそこにある。
契約。これが(悪質に限らず)すべての取引の基本となっているのだ。
契約と言うのは一言でいえば人と人との約束。契約が成立して初めて、商売が成り立つのさ。
つまり、悪質商法に立ち向かうには、アナタが「契約」をちゃんと理解する必要があるってこと。
先日、ぽっぽが単純家を訪問した時、美津子かあちゃんと紅茶を飲みながら話してきたけど、
どうもよく、「契約」を理解してないらしい。
美津子「ねぇぽっぽ。結局契約って、何な訳?」
ぽっぽ「契約ってのは、つまり約束のこと。例えばモノを買うとき、
買いたいという申し込みと、
売りますという承諾
の、成立を契約っていうのです」
美津子「契約って、モノを買ったりする時だけ?」
ぽっぽ「うんにゃ。モノに限らず「サービス」を買うのも、契約です。例えば、
これ全て、契約。こっちがこうしたいと思って、で、提供する側がいいですよっていえば、契約になるんですね〜」
つまり、意思の一致をもって初めて契約は成り立つってこと。
美津子「あらでも、食事するのにいちいち契約書を書いたこと、ないけどねぇ」
ぽっぽ「ちっちっち。甘い甘い。契約書がなくても、契約は成立するのです」
一旦成立した契約は、一方的にやめることは出来ないのさ。
契約書ってのは、契約の内容を確認するために作成されるものナノダ。
当事者感で契約の成立と内容をはっきりさせ、
あとでトラブルが起きる事を防ぐために、契約書を作成するのだよね。
ぽっぽ「意思が一致すれば、契約は口頭でも成立する、つまり、口約束でもOK」
美津子「ハンコを押さなくても?」
ぽっぽ「印鑑を押すのはあくまでも商習慣。捺印していないから契約していないとは言えないのですよ。ぐびぐび(紅茶を飲む音)」
美津子「へぇじゃあ、契約をやめる時はどうするの?」
ぽっぽ「一旦契約すると、一方的に解約したり、内容を変更することは原則として出来ないのです。
例えば、お店で何か買って、返品したい時。例え使用してなくても、お店としては返品に応じる義務はないの。
返品を受け付けてくれるのは、あくまでも店側のサービスって訳ですね〜むしゃむしゃ(ケーキを食べる音)」
美津子かあちゃん、食欲旺盛なぽっぽの為に、饅頭を出してきた。昆布茶を改めて入れてくれてから、
美津子「この間、ぽっぽに教えてもらって解約した、おじいちゃんのお布団(SF商法のページ参照)は?」
ぽっぽ「あれはクーリング・オフ制度を使ったの。
契約が解除できる場合はいくつかあって…
美津子「こうじょりょうぞく、さくご…」
ぽっぽ「公序良俗=公共の秩序、社会的に良い習慣・風俗のことで、錯誤=思っている事と客観的事実が合致しないこと」
ぽっぽは出された饅頭をあっという間に平らげ、そしてふと気づいた。
「そういえば美津子かあちゃんて、いつもみんなが変なモノ買ってきたって怒ってるけど、よく自分は大丈夫だね。あんまり契約のこと、知らないのに」
美津子かあちゃんの返事はこうだった。
「根がケチだから、お金遣うことそのものに腹立ってんのよ」
…う〜ん、妙に納得してしまったぽっぽであった。

普段、何気なく暮らしていても、大抵の人は何等かの契約をしながら生きている。
モノを買う側、サービスを受ける側は契約内容を提示されるほうなので、
どうしても提示する側(店)よりも内容に明るくないケースが出てきてしまう。
契約において当事者同士は対等の立場であるので、
「知らなかった」じゃあすまされないこともでてくるのさ。
どんな契約でも、内容をよく確認・理解することが重要。
その上で、締結するよう、心がけましょー。