家族って何だろう3

1/9〜1/10、下呂温泉へ行って来ました。高校の時のソフト部仲間と一緒に久しぶりに楽しい時間を過ごしました。結婚している友達や子どもを持っている友達、まだ結婚していないけれど仕事や趣味を楽しんでいる友達など、高校の三年間は同じ時間を共有したのに歩んでいる人生は様々です。お互い歳月は流れたけれど、以前と変わらぬパワーあふれる様子に安心しました。自分だけ老け込んでいたんじゃないかと心配したくらいです。
 そして、みんなといろんな話をしました。私は楽しい旅行の最中くらい家族のゴタゴタは忘れたいと思っていたので、あまりダンナのことは言わなかったつもりですが、みんなの話を聞いているうちに、疲れ切った気持ちがどんどん明るくなっていくのが不思議でした。「早く帰ってみんなに会いたい」と思ったのです。

 それにはもう少し理由がありまして...実は友達には誰にも言ってなかったのですが、旅行に出掛ける日の朝、子ども達を保育所に送って行って帰る途中、車の接触事故をおこしてしまったんです。私が前から来た車を避けようと少しバックしたら後ろに車がいて、当たってしまったんです。幸い相手も怪我をすることも無く、車の傷もたいしたこと無く、相手のドライバーも修理だけしてもらえれば良いと言ってくれて、もめたりすることにはならなかったのですが、何せ自分はすぐに出発しなければ旅行に間に合わず、後の処理をどうすればいいのかわからず、頭がパニックになってしまったのでした。家に帰ってから仕事に行っているダンナの携帯に電話しても繋がらなくて、実家に電話して父が電話口に出て「あんな、さっき事故しちゃって...」と話し出した途端、涙がこみ上げてきて話すことがやっとになってしまいました。父は私が取り乱しているのがわかっていたはずだけど、冷静に「わかった、うちに連絡があるかもしれないんやな。わかったよ」と言ってくれました。細かいことは何も聞かずにいてくれたのはいつもの父の優しさです。そして会社に電話してダンナを呼び出してもらい、事情を伝えました。そこでもダンナに「そっか...わかった。しゃーないな」と言ってもらい、私は誰にも詳しく説明することなく、怒られることもなく、家を出ることになったのでした。そんな状態で自分だけ旅行に行ってもいいのか、楽しめるんだろうか、何でこんなときに...と、情けなくて一人わんわんと声をあげて泣いてしまいました。それでも用意しておいた荷物を持って私は旅行に出掛けました。
 旅行の間は楽しくて、イヤなことは忘れていたつもりだったけれど「今頃どうなっているんだろう」と思い出すと、気分が重くなりました。その日の夜は家に電話できず、次の朝家に電話してみるとダンナが「もう相手の家に行って来て、ちゃんと話してきたからな。後は修理屋と話するだけやから。旅行楽しんでおいで」と言ってくれました。それを聞いた途端に肩の力が抜けてホッとしたのか、また泣いてしまいました。やっぱり何かあったときに私が頼るのはこの人なんだ、と思いました。偉そうに文句ばかり言っていた自分が情けなくてダンナに申し訳なくて。
 家に帰ってくると、走り回って遊んでいる子ども達と掃除機をかけているダンナがいました。普段と変わらぬ光景(一泊したくらいじゃ変わらなくて当たり前なんだろうけど)。ダンナは事故のことも口にせず、普通の会話をしてくれました。

 事故をおこしたことはホントにショックで、相手にも周囲にも迷惑かけたけれど、私にとっては良いきっかけになったんじゃないかと思いました。人を怪我させてしまったり、もっと大きな事故だったら取り返しのつかないことになったかもしれないけれど、小さな事故で済んだことによって、私にとって家族を見直す良い機会になったと思うのです。そして一泊の旅行は子ども達と離れて過ごすことによって、子ども達への愛情を再認識させてくれました。

「災い転じて福となす」この言葉の通りになるように、前向きに頑張ろうと思います。このページにこの先のうちの家族を書く時は、家族って大切なんだよって書けるようになりたいと思っています。