pikachu★
5.英語版ポケモンのできるまで その3「BGM」

    

セリフの吹き替えが終わったら、次はBGMが問題になります
BGMは歌詞もないんだし、日本語も英語も関係ないとお思いでしょ?
ところが、英語版ではBGMも、半分くらい変えられています
しかも、これがまた大変な手間をかけてあるのです〜(^-^;

ディズニー映画の「ファンタジア」や、昔懐かしい「トムとジェリー」を見たことのある人ならすぐに想像がつくと思いますが、アメリカのアニメでは、昔のチャップリン映画(無声映画)のように、登場人物の動きとBGMを合わせる手法がよく使われますが、英語版ポケモンでもこれが随所に使われています。
例えば、ピカチュウが首をかしげて「ピカ?」と言った瞬間に合わせて「パンポン♪」という感じの音が鳴るとか、サトシがため息をついた瞬間に合わせて「ちゃんちゃん♪」といった感じの音楽が鳴るとかいった感じです。(わかるかなぁ?(^-^;)
つまり、英語版ポケモンでは、映像を見ながらその動きにピッタリ合うようなBGMを作曲し、編曲・演奏・録音して映像にあてがうという、非常にめんどくさいことをしているわけです(^-^;

もっとも、こんなめんどくさいことを全編にわたってやっているわけではありません。
例のロケット団登場のテーマや、バトルシーンでのおなじみの曲などは、そのまま使われていますし、だいたい半分くらいは日本のBGMをそのまま、或いは若干のアレンジを施して使ってます。(どの程度使っているかは回によって異なる)
また、特に動作と合わせてない、普通のBGM(英語版オリジナル)も使われています。

英語版のBGM全体に対して言えることは、過剰なまでにその「雰囲気」を出そうとしている、ということです。
例えば、サトシ達が怯えているようなシーンでは、大袈裟なほどにおどろおどろしいBGMが流れますし、おちゃらけたシーンでは、やはり過剰におちゃらけた曲が流れます。
そして、BGMがない瞬間というのが全くと言っていいほどありません
日本語版だと、ごく普通に会話しているシーンではBGMはなかったりするのですが、英語版では必ず音が鳴っています。(しかも過剰な演出効果を狙った、大袈裟BGM‥‥)
これが「アメリカ式」なのでしょうが、個人的には、英語版のBGMは不必要に賑やかすぎて、何とも安っぽい感じがしてしまいます。BGMに関しては圧倒的に日本版びいきです>私(^-^;
なにはともあれ、BGMひとつとってみても、日本とアメリカの文化や感覚的な違いを感じさせられますねー。

 追記;今回は内容が「BGM」だけあって、文章で説明するのは難しい部分があります。
    百聞は一見に如かず、皆さんも試しに英語版BGMを聞いてみて下さい。
    



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