ちびくまスケッチ(2002年6月)



6/1

短い周期で「マイブーム」がころころ変わる(そしてまたリバイバルしたりもする)ちびくま。
現在は機関車トー○スシリーズとN○Kの「こんなこいるかな」にはまっています。

ゴールデンウイークに買ってやった「トー○スずかん」を私に渡し、自分のパソコンでペイントソフトを立ち上げて、
「おかあさん トー○ス かいてください」

え゛っ?
これまでちびくまがペイントソフトを立ち上げて「おかあさん かいてください」と言ってきたときは、数字を1から色を変えながらデスクトップ画面が埋まるくらいまで延々(200以上)書かされたとか、ひらがなカタカナ50音をそれぞれ色を変えながら延々書かされたとか・・・

つまり、この「トー○ス図鑑」の写真をすべて絵で描けと?
50種類以上あるのに?

ああ、母の苦難の日々がまた始まりそうです。


6/3

5月31日に「宿題をやってきたごほうび」に「こんなこいるかな」のビデオを学校で見せてもらったちびくま。

それがやみつきになって、なんとか先生にお願いしてまた見せてもらいたいと思っているようなのですが、優しい障担とて、そうそう学校で甘い顔は見せていられないのです。

「今は、国語のお勉強の時間だよ」
そう言って、新しい漢字を2つ教え、国語の教科書の本読み、「あのねノート」への作文。

「あのねノート」に書く内容は、去年は障担が考えて黄色のペンで書いてくれたものを、ちびくまがなぞっていました。
今年は、口述筆記であったり、写字であったり、ちびくまが文章を自分で考えて書いてみたり・・・確実にステップは上がってきています。

さて、今日の「あのねノート」は、ちびくま、自らすらすらと書き上げて、障担に見せました。そこには

「こんなこいるかなみたいなあ。○○○きょうしつ(注:ビデオデッキのある教室)いきたいなあ。」
升目もなにも無視して、ページいっぱいに力強く書かれたこの文句に、障担も思わず折れてしまいました。

先生の赤ペンでのコメントは
「ちびくまくんにこんなふうにかかれたら、見せてあげないわけにはいかないね」

かくして、ちびくま、「国語の勉強を頑張ったごほうび」として20分休みにビデオを見せてもらうことができたのでした。


6/5

2年生の生活科、今のテーマは「校区内探検」。

自分の学校の校区には、どんな場所があって、人々がどんな生活をしているのか。それを、歩いて、見て、人の話を聞いて理解しようというのです。

ちびくまの通う学校は、片田舎のJRの駅のすぐうらにあります。
校区には、昔ながらの小売店が建ち並ぶ商店街や見渡す限りの田んぼや畑の農村地帯、飲食店や大型店舗の立ち並ぶ国道沿い、再開発でたった今風のマンションなどいろいろな顔をもった町並みがあります。

今日は、実地学習の第1段、ということで、ちびくまも介助の先生についてもらって、交流級の子供たちと一緒に校区内を歩いて見て回りました。

なぜか自分で選んでクラスの最後尾を歩くのですが、障級の仲間だけでのお出かけのときと、決定的に違うのがその態度。

ちびくまは、気をとられるものが目に入ると、そこから動けなくなるので、他人と調子を合わせて歩くのは大変難しいのですが、交流級の先生や子どもたちと一緒の時は、自分でも気をつけて、できるだけ立ち止まらずに歩こう、と頑張るのです。

「今日は、校区内たんけん、行ってきたんだね。おもしろかった?」
お風呂の中で、私がそう訊くと、
「こうくないたんけん おもしろかった。とまりません。みながらあるきます」

先生から言われていたのか、自分で自分に課した戒めなのかはわかりませんが、ルールを守って、みんなに合わせていこう、という努力、これは、2年生になって特に様々な場面で見られるようになりました。

自閉症の子は自分の殻に閉じこもっているわけではない、ということをちびくまに直接接してくださる人たちは、日々実感してくれているだろうと思います。


6/6

新学習要領に対応しつつ、基礎学力の定着を図るためなのか、ちびくまの学校でも、「朝の学習」の時間が設けられ、火〜金の朝は、既習事項の復習プリントなどにあてられています。

国語と算数は障級での個別指導ではあるけれど、大まかには普通学級の学習内容とほぼ同じものを習っているちびくまもこの時間には交流級で他の子と一緒に学習に取り組んでいます。
ちびくまにとっては、集団の中での学習に慣れるための、練習の場でもあります。

さて、今朝のこと。
朝の学習用のプリントが用意されていなかったため、「国語係」(国語の課題を用意する係)のちびくまに、日番の子が「ちびくまくん、今日は何をしたらいいんですか?」と訊いたところ、ちびくまはすかさず、「プールそうじ!」と大きな声で返事したそうです。

実は今日、14日のプール開きを前に、4年生以上がプール掃除をすることになっていました。
毎週、これから一週間の予定を前もって確認できるように障担が作ってくれるプリントを見て、この「プールそうじ」がちびくまの琴線にヒットして、ひそかに楽しみにしていたらしいのです。

学校ではこれまで、一度もそのことは口にしなかったのだけど、昨夜、家では何度も「あしたはプールそうじ」と唱えていました。
そのことで、今日は朝から頭が一杯だったのでしょう。

当然と言うべきか、この日の「国語のお勉強を頑張ったごほうび」は「プールそうじのけんがく」になったのでした。


6/7

ちびくまの通うM小は、市の障害児教育研究指定校でもあるのですが、とにかく障担の先生方も介助員の方々も勉強熱心なことで定評があります。

研修会や講演会へ行って最新の情報を仕入れたり、子どもが個人的に通っている療育や治療の場へ一緒に行ってお医者様やセラピストの先生から話を聞いてくれたり・・・。

明日の土曜日も、障担と介助の先生たちとの勉強会があるのです。
「じゃ、明日、2時から4時ね」と先生たちが話していると、離れて遊んでいたちびくまが突然「2じからなにがあるの?」

聞いてないようでしっかり聞いているのがちびくまなんですね(笑)。
先生が「先生のお勉強の会よ」と言うと納得していたそうですが。
「どうしてボク抜きで遊ぶ約束をしているんだ?」と思ったのかも(笑)。


6/10

今年もそろそろ就学活動が始まり、ちびくまの学校にも見学者が増えてきています。

就学・転校に伴う学校見学や体験授業は学校の都合の許す限りいつでも何回でもどうぞ、という方針の学校でもあり、市の障害児教育指定校という位置付けもあってか、ちびくまが入学してからも、実に様々な人々が
しょっちゅう見学にやってきました。

そのせいかどうか、ちびくまは今ではすっかりお客様好きになり、「○○○学級の接待係」と呼ばれるほどになりました。

今日は、地域の通園施設の保護者たちの見学会。
障担は事前に「9人のおきゃくさまがおべんきょうを見にこられます」と書いてみせてくれていたのですが、実際にはお父さんや小さなきょうだいも一緒だったりして、実際に来られた人数は多かったのです。
すると、それに気付いたちびくま、「かぞえてみたら 13にん」と障担に訴えたそうです。
予定が違うじゃないか、と思ったんでしょうね(笑)。特にそれでパニックになることはなかったそうですが。

授業内容は「朝の会」。
自己紹介の練習、返事の練習、手遊び、読み聞かせ、スケジュールの確認、「きのうしたこと」の発表などがあります。
ちびくまは、私が連絡帳に書いた「きのうしたこと」をみんなの前で読み上げました。

音読だけは普通学級の子にも負けないくらい得意なちびくまなので、見学に来ていた親御さんたちもいっせいに拍手してくれました。
ちびくまは大満足。

お客様たちが出ていったあと、おもむろに自分の「あのねノート」をとりだし、すらすらと書き上げたのは、
「13にんで ちびくまくんぱちぱちぱち これでおしまい さようならした」
大勢のお客様に褒めてもらってうれしかったんでしょうね(笑)。


6/11

ちびくまは、自閉っ子のご多分にもれず、偏食大王です。

担任は、よくわかってくださる方なので「ちびくまくんに無理強いをしても百害あって一利なしだから」とおおらかに見守ってくれているし、ちびくま自身も少しずつ新しいものに挑戦しよう、という気持ちがあることは見え隠れしているので、母としては特に気にはしていないのですが。

ただ気になるのは、乳製品を一切とらないこと。
給食の牛乳ももちろん飲みません。

CFGFダイエットっていうのもあるくらいだから、乳製品をとらないことで即悪影響がでるとも思えないのですが、成長ざかりの子どもなので、カルシウム不足にならないかと心配してしまうのです。錠剤はまだ飲めないし、ラムネ菓子の類も嫌いだから、サプリメントなどで補うことも難しいですし。

そこで、障担が牛乳をつかったおやつを試してみてくれることになりました。
まず挑戦したのはフ○ーチェ(なつかし〜)。
ぶどう味といちご味の箱を黒板の上に1週間展示して、1週間前から「フ○ーチェをつくって食べます」と予定表に書いて予告して、前日には「フ○ーチェのつくりかた」をプリント学習して、事前準備はばっちり。
障担の、このあたりのもっていきかたは、さすがです。

そのおかげかどうか、ちびくまは大喜びで障担と一緒にフ○ーチェを作り、ぶどう味のほうだけおかわりまでして食べたそうです。(やった〜!)

でもその後、その味にはまったちびくまは一緒に買い物に行くたびに「フ○ーチェぶどう味」を買え、と要求をするようになったのでした(^^ゞ。
めでたいのやらめでたくないのやら。


6/12

今日は障担と一緒に校区の学校での交流授業へ。

昨年ははじめての試みで、第1回目が実現したのが1学期終了前日だったのですが、今年は早くから準備をすすめたこともあって、なんとか6月中旬に1回目を持ってくることができました。

しかし、校区の学校の方でも交流級の顔ぶれと担任が替わっているので、心理的にはやはり負担だろう、と、障担は交流担と密に連絡をとりながら、準備をすすめてくれました。

そして、在籍校から地域校へ行くのがより楽しみになるように、と、ちびくまが前から乗りたがっていたタクシーで地域校まで行く、という提案をしてくれたのです。

もちろんちびくまは大喜び。
障担いわく、「見ているこちらのほうまで幸せになるくらいうれしそうな顔」でタクシーを楽しんだそうです。

それでのったのか、ちびくまは最初の自己紹介もクラスの前で無事こなし、工作も障担の援助を受けながらなんとか作り上げて、難なく1時間の交流授業をこなすことができました。

工作の作り方が視覚的に提示されていたので、それも随分助けになったようです。交流級の先生も随分勉強して工夫してくれているように感じました。

また、運の良い事に在籍校でのちびくまの交流担は今春校区の学校から転任してきたばかりで、校区のほうの交流担とも親しく、休日に私的に電話で情報交換するなどのサポートもしてくれたようです。

いろいろな先生方の思いに支えられて、世界を少しずつ広げていくちびくまです。


6/16

ちびくまの在籍するM小は今年創立100周年。
今日は日曜ですがその記念式典があり、ついでに午後は参観日、ということになりました。

おばあちゃんの代からM小出身、という人も多い学校ですが、我が家は全く地縁がないので、午後の参観だけ出席します。

本当なら子どもはお弁当もちなのですが、またまた障担が、「学校で焼きそばを作っておきますから、ご両親も食べにきてくださいね」と声をかけてくれました。

ちびくまやクラスの子どもたちと一緒に先生が作ってくれた焼きそばを食べた後、交流級での授業に行きます。

去年3学期の交流級での日曜参観の時は、いつもと雰囲気が違うのでフリーズしてしまって、早々に障害児学級のほうへ引き上げたので、さあどうかな〜、と思ったのですが。

最初、とりあえずちびくまは自分の席につきました。
少し余裕もあるのか、しきりにこちらを振り返ってみています。
と、突然、机に突っ伏して寝てしまったのでした!

前から2番目の席でなんと大胆な(^^ゞ。
介助の先生が慌てて起こそうとしてくれますが、既に爆睡状態。
いびきまでかいています。(大汗)

授業内容は、今度生活の授業で行くところを複数の選択肢からどこを選ぶか、とその理由を各自が発表する、というものだったのですが、ちびくまはそれも完全無視で眠りつづけ・・・

なぜか自分の番になるとむくっと起き上がって寝ぼけた小さな声で一応言うだけのことは言い、またすぐ眠ってしまったのでした(滝汗)。

授業終了の合図と共に何事もなかったかのように目覚めたちびくま。
挨拶がすむとさっさと介助の先生と共に親のところに寄って来ます。
自分では頑張ったつもりらしく、目が「ほめて〜」と言ってる(笑)。
こーいうとき、なんて言ってやれば良いんだ(^^ゞ。

「記念式典の時、すごくきちんと座っていたんで、疲れちゃったんでしょう」
と介助の先生もフォローに走ってくれていましたが(笑)。
やはり普通級の、それも参観日というああいう騒がしさは、ちびくまにとってとても負担の大きいものなんだな、ということを改めて感じました。

それにしても、参観という場で大胆に寝ているちびくまを、周りの子達がほとんど気にしている様子がなかった、というのは・・・。
ひょっとして、普段からいつも寝てるんだろうか(^^ゞ。


6/17

昨日の日曜日が登校日だったので、今日は代休です。
さて、どんな風に過ごそうかな、と考える間もなく、朝食のパンをほおばりながら、ちびくまが宣言。
「おかあさん、きょうは、2人で○○○プールにいこうね!」

暑いとはいってもまだ6月なので、学校以外のプールの話題は決して出さないように気をつけていたのに、いつの間に

「きょうは学校は休み」
「ということは、あそびにいける」
「だったら、プールに行きたい」

という情報をつなげて、こういう要求にまとめたのだろう・・・。
と考えると、これも成長かな、と思えて、リクエストどおりプールに行くことにしました。

まだ学校も幼稚園も休みに入っていない平日なので、プールの客は殆どがおとしより・・・・。静かに水中ウオーキングなんかしているところで、ちびくまが1人元気に泳ぎ回っています。

でも、去年より楽になったのは、ちびくまが自分で
「プールにはいるまえは、じゅんびたいそうをして、シャワーをあびます」
「プールサイドは、はしりません」
と言って、それを自ら守ってくれること。
やはり1年間の間に確実に成長しているんだな、と実感しました。

それにしても、3時間の間、まったく休憩なしで、しっかり泳いだちびくま。
ほんとに元気です。(母は既にお疲れモード。ああ、夏休みがコワイ)


6/21

今日は、M小で毎学期恒例の、養護学校の先生による、動作法の勉強会があります。

一応対象はM小の先生と子どもたちですが、例によって
「お母さんも良かったらおいでになりませんか?」と障担に誘われて、学校まで出かけました。

ちびくまは、去年から同じF先生に見てもらって、これで4回目になりますが、
「随分、言葉の指示がよくとおるようになったなあ」と。

そうなんです。相変わらず、言語面と運動面が最も深刻ではあるのですが、音声言語に関しては、ずいぶん言語指示がとおりやすくなり、また、本人も自分の思いをなんとか言葉で表現しようとすることが増えました。
今学期一番伸びたのは言語面かも。

ちびくまは、もうすっかりF先生に慣れているので、何でも先生の言いなり、体は先生にお任せ状態です。
「自閉の子は、緊張を解いて他人に体を任せるのが、一番難しいんやけど、この子はそこんとこが、一番簡単にできるからなあ。ほんまに自閉やろか」と先生が思わずもらすほど。

動作法というのは、もともと肢体不自由のお子さんの訓練法として開発されたもの。それが、偶然自閉の子にも有効だと学会で発表されて、養護学校では少しずつ肢体不自由以外の子にも使われていっているらしいのですが、自閉症の療育方法としては、かなりマイナーな方です。

知的障害はそれほど深刻でなく、「他人に合わせる」ということをかなり意識しているちびくまが、排泄を始めとする身辺自立だけ極端に遅れているのは、自分の体の内部感覚をうまくとらえられないことが一番の原因ではないかと母は推測しているので、「自分の体との付き合い方を知る」という動作法には少し望みをかけていて、長い目で勉強してみたいと思っています。

1日のセッションが全て終わっての終わりの会では、目立つのが大好きなちびくま、
「これで、どうさのおべんきょうをおわります。ありがとうございました!」と元気に皆をリードして挨拶。

でも、その後、もう一度個人的に、「F先生にご挨拶しなさい」と母に促されたちびくまは、
「どーも、きょうは、ごくろーさまでした」
と言って、先生方を爆笑させたのでした。       


6/27

ちびくま、今学期2回目の地元校との交流授業は、大好きなプール学習、という計画を立てていただきました。

もちろん、本人は前々からとても楽しみにしていましたし、今日も朝から
「きょうは、5じかんめ、ちびくまくんは、F小のプールにいくのよ」
と大張り切りでしたが、天気は生憎今にも泣き出しそうな曇り空。

我が家のベランダからはF小のプールが一望できるのですが、2時間目も3時間目も子どもたちがプールに入っている様子はありません。

障担と交流担は、雨天の場合の活動も考えて、ちびくまのために準備もしてくれていましたが、やはり中止になったら可哀想だな〜、と思って、天気を気にしていると、4時間目になってようやく気温も上がってきて、プールに子どもの姿が見え始めました。このまま天気がもってくれれば一安心。

5時間目に間に合うように学校へ行ってみると、もうちびくまは早々と着替えを済ませて、障担とプールサイドを探検中でした。
他の2年生たちが集まってくると、一緒に体育館で準備体操。

これは、この学校独自のストレッチ体操なのですが、「光とともに・・・」を寄付しておいたのが効を奏したのか、ちゃんと事前に、動きを図示したファックスと音楽のテープがM小に届けられて、それをもとに障担が事前学習をしておいてくれました。

そのせいなのかどうか、みんなと一緒の体操はとても苦手なちびくまが一生懸命先生の手本を見ながら、ストレッチをこなしています。
「わあ、ちびくまくんが、ストレッチやってる!すごいすごい!」と
障担が大喜びして写真を撮ってくれました。

お天気も、これにあわせたようにかんかん照りのプール日和に。
(日頃の行いがよかったのかも(笑))
交流級の2年1組の列に並んだちびくまは、その後も先生の口頭の指示をよく聞いて、周りの子の動きに合わせて一生懸命動き、知らない人なら、それとわからないくらい周りの子に溶け込んで動いていました。
F小の交流担も障担も、「なんだか全然大丈夫ですね〜」と却ってびっくりした様子。

実は、今回の交流授業にはもうひとつ裏の目的がありました。
ちびくまは、今、越境して障害児教育センター校に通っているのですが、夏休み中の地元の子どもたちとの交流の機会として、夏休みの地元校のプール解放に参加させて欲しい、と去年からお願いしているのです。

ところが、介助の負担や責任問題などを心配するのか、先生からも保護者からも慎重論が出るばかりで、なかなか話がすすまない。
そこで、実際に、ちびくまがどんなにプールが好きで、プールの中でなら子どもたちの中に自然に溶け込めているか、本人がどんなに集団行動に従おうと健気に頑張っているか、を実際に見てもらいたい、と思ったのです。現に、在籍するM小では、全く問題なく学年のプール授業に参加しているのだから。

そのため、今回は敢えて障担も水着に着替えず、プールサイドで私と一緒に見ているだけにして、指導を全てF小の2年担任2人と障担にお任せしてみました。
「いやー、それはね、地域の子なんだから、来てもらえるなら、なんとかしたいとは思うんだけど・・・」と歯切れの悪かった校長先生も、
「なんだ、随分楽しそうだね。みんなと一緒でも大丈夫みたいだなあ」と言って、盛んに写真を撮り始めました。
障担は、こっそり私に目配せして、にっこり。

百聞は一見にしかず。これで、少しでも理解が深まってくれるといいんですが。


6/30

朝からちびくまが
「きょうは、68ばんのダ○エー、いきたいなあ。つれていってもらえるかなあ」と要求を繰り返しています。

バルコニーで洗濯物を干している足元に来て、また
「ちびくまくんは68ばんのダ○エー、いきたいんだけどなあ」

「ちびくまくん、68番のダ○エーって、どこのこと?」と聞くと
「68ばんはあっち」と指差したので、最寄のダ○エーではなく、車で20分ほどのところにある、別の店のことらしいとわかりました。

でも、どうして「68ばん」なんだろう、と不思議に思いながら車を走らせていると、ちびくまの大好きなK市バスが。
そのとき、ちびくまが後席から
「ほら、みてごらん。68ばんのバスだよ」

確かにそのバスは68系統。私鉄の**駅行きです。
そして、私たちが向かっているダ○エーは、その駅前にあるのでした。

実は、2年前、通園施設に通い始めた頃、運転に自信がない私は、このダ○エーの駐車場に車を停めて、そこから電車に乗り継いでちびくまを送っていっていたのです。
当然というか、この68系統のバスは、途中の道や駅前のバス停で目にしていたことでしょう。
当時漢字もローマ字も読めなかったちびくまが、「**駅」の名が読めないかわり、バスの系統名と結びつけて覚えていたらしい、ということが、やっとわかりました。
いつものことなのですが、なんというか、すごい記憶力・・・(^^ゞ

「ちびくまくん、あの漢字はね、**って読むのよ」と教えたら、その日からは
「ちびくまくんは、**のダ○エーいきたいなあ」と
要求するようになりました。でもやっぱり、親が付き合わされることには
なんの変わりもないのでした(^_^;)。




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