ちびくまスケッチ(2002年10月)



10/1

今日は3年生がバスに乗って社会見学に出かけます。

ちびくまの障級にも3年生がいるので、その予定は前もってちびくまにも知らされていました。

「バス」に乗って、「先生と一緒におでかけ」なんて楽しそうなことに参加しないでいられるちびくまではありません。
そこで、朝、昇降口で整列している3年生の最後尾に自分も並んでみました。

3年生の先生が
「みんな、ちゃんと帽子(学校規定の帽子・目印代わり)かぶってるか?」と訊くと、元気良く「はーい!」と返事。
「水筒、持ってるか?」にも手を挙げて「はーい!」と返事。
「起立!」も「前に習え、休め!」の号令にも従ったけれど

やっぱり連れて行ってはもらえなかったのでした。
「ちびくまくんも、3年生になったら、社会見学行けるからね」と隣のクラスの先生や介助の先生に慰められて諭されて・・・

今日の「あのねノート」に彼が力いっぱい書いたのは
「3ねんせい バスにのっておでかけしたね 
ちびくまくんも 3ねんせいになったら しゃかいけんがくいく」
でした。ははは。


10/3

今日は障級の遠足。
バスに乗って、神戸まで行き、海洋博物館見学と港めぐりをします。

ちびくまは、もちろん、1週間以上も前からこの遠足を楽しみにしていました。
秋晴れのいいお天気、気温はすこし暑いくらい。
絶好の港めぐり日和です。

障級の子供たちは、ちびくまも含めて、船に乗るのは生まれて初めて、という子がほとんどでした。
固まったまま動けなくなる子、興奮して多動が出、先生をハラハラさせる子もいたようですが

ちびくまは
「これ以上はない、というくらいの最高の笑顔で船上から見える風景を楽しんで」(連絡帳より)いたそうです。

帰ってきたちびくまに、「お船、楽しかった?」と訊くと、「たのしかった。カワサキ見たの。こんどはおかあさんもいこうね。いついく?」と早速つぎの催促。

でも、ちびくまと同じ小2の時、港めぐりの船に乗って船酔いのため足腰も立たない惨状を経験した母には、絶対に無理です。


10/7

3日に遠足に行ったばかりのちびくまですが、今度は16日に2年生の遠足に参加することになっています。

今度の遠足は、子どもたちだけでグループを作って、公共の交通機関を使って目的地の公園にたどり着く、という冒険仕立て。

でも、まだ2年生ですから、もちろん、綿密な事前学習のスケジュールが組まれています。

今日は、学校から最寄の駅やバスターミナルまで出かけて、目的地までの行き方はどんなルートがあるか、運賃はいくらか、を調べる学習でした。そして、教室に帰ってからは、調べてきたことを整理するための学習があります。

ちびくまは、交流担の先生が、黒板に「うんちんひょう」と書いたのを見て大笑い。いつもまじめで、ちょっと厳しい先生が「そんなこと」を黒板に書くなんて、おかしかったんでしょうね。

もちろん、ちびくまは、大きな間違いをしてるんですが・・・
ちびくまの目に、どの3文字だけがとまったのか、もうおわかりですね。

意図的に悪ふざけをしているのではないことがわかっているだけに頭ごなしに叱られたりはしていないのは確かですが、残念ながらどう対応されたのかは聞けずじまいでした。

ちびくまのような子がいると、先生も自分の基準だけで一方的に「これはマル、これはペケ」と指導できないのでやりにくいだろうなあ、と思います。でもそれは、同じクラスにいる「ちょっと個性的な子」たちにとっては居心地いいクラス作りに一役買っているかも。

でも、最近のちびくま、「ちびくまくん、今はそれをしないよ」と注意をされると(非難には過敏に反応するので、できるだけ淡々と伝えることを学校では心がけてくれています)「はずかし〜い」と言って自分をコントロールしようとするようです。
ちびくまの感覚を大事にしてもらうことで、ちびくまのほうにも「非自閉の社会の基準」に歩み寄る余裕が生まれつつあるのかもしれませんね。


10/8

ちびくまは、国語の教科書を2種類持っています。

1冊は、普通の2年生用の国語、もう1冊は「養護学校・特殊学級用」の国語の教科書です。

言葉に関してはハイパーレクシアゆえに特にアンバランスが大きく、「読み」の部分のみでは年齢相応(以上?)の力があっても、それ以外の分野では大きく遅れているちびくまのために、障担が考えてくれた2本立ての指導です。

ちびくまは、「本読み」や「漢字の読み」は交流級の授業に参加したり、交流級とほぼ同じペースで個別指導を受けながら、それに加えて彼に必要な基本的な受け答えの仕方や助詞の使い方などを事細かに

さて、今日も、2年生の漢字を2つ習って、「2年の国語」の本読みをしてから、「(養護学校用)こくご1」の指導に入りました。

今日の課題は、与えられた主語を使って、短文を作ること。

「せんせいと」と与えられると、ちびくまは「はくぶつかんにいく」
「こうべにいく」とつなぎました。(この間の遠足)

「ももを」と与えられると「おいしい」とつなぎました。
(てにをはが理解できていないのがよくわかりますね)

そして、「おかあさんは」と与えられると「ねんね」「ふとん」と
つないだのでした。

お母さんは、キミが学校へ行っている間、他のこともしてるのよ、ちびくまくん!
少しくらいは・・・。


10/9

今日は歯科検診。口の中を触られるのがなによりも嫌いなちびくまにとっては、嫌な行事です。

今回が4回目なので、もう覚悟はできてきたようですが、やはりプレッシャーは感じているらしく、何日も前から
「9日はしかけんしんです。**先生にはを見ていただきます」と何度も何度も繰り返していました。

さて、いよいよ歯科検診本番。
障級の子供たちは、それ以外の子どもたちとは別に、障碍のある子の扱いに慣れた歯医者さんに、障級の1室で診てもらえます。

自分の番を待っている間、ちびくまは、障級の友達が診てもらっているのをじっと観察しながら、「○○ちゃんが、みてみらいます。口をあーんとあけました。」と実況中継をしていたそうです。

そして、いよいよ自分の番になると、思いきったように、「あーん」と口を開けたのです。
もちろん、ちびくまにとってはこんなことは生まれて初めて。
それをよく知っている障担は、すかさず、ちびくまを褒めちぎってくれました。
「ちびくまくん、大きくあーんしたの。おりこうだったの」とちびくまも大満足の表情。自分でも、気合をいれて、思い切り頑張ったのでしょう。

感覚的に苦手なことでも、周りから無理強いされるのではなく、自分から折り合いをつけてやってみようという気持ちを大切にしてくれる学校の指導が、やっと花開いた感じです。

暴れて泣いて嫌がっていた家庭での歯みがきも、この日を境に、「ちびくまくんは、**先生(歯医者さんの名)、がんばります」と言いながら協力してくれるようになり、母は随分楽になりました。

子どもが「自分から」その気になって克服することの意味の大きさをまた実感したできごとでした。


10/10

ちびくまとの生活が落ち着いてきたので、私はこの春から細々と在宅ワークを始めました。

このご時世でもあり、仕事はなかなか入りませんが、いざ仕事がくると今度は締め切りまで間がないので、何もかもほったらかして仕事をすることになります。
ちびくまは、1人遊びをする時にも私にそばで見ていてもらいたい子どもなので、彼が学校から帰ってきたあとはできるだけ仕事はしないようにしていますが、仕事の量が少し多い時はそうも言っていられません。

「おかあさんは、今日はお勉強をしないといけません。ちびくまくんは1人で遊んでね」
そう言うと、一度は納得してくれるのですが、すぐに私に相手をして欲しくなり、まつわりついてきて、私もつい叱ってしまうことになります。

何度かそういうことを繰り返しているうちに、ちびくまの方が少しテクニックを身につけてきたようです。
「おかあさん、いま3時30分だから、ながいはりが12のところにくるまで
ちびくまくんとあそぼうか」
「おかあさん、いまね、ちょっとだけ、ちびくまくんだっこしてみようか」
「おかあさん、ちびくまくんだいすき、ちゅー、してもいいよ」

彼が学校で何かをするように促す時、先生が使う言い方を、単語だけ換えて利用しているんですね。
思わず笑って、相手をしてしまうので、結局「かーさんは、よなべーをして」仕事を完成させる羽目になってしまったのでした。


10/15

地元のF小学校では、校区の農家と契約して、さつまいも畑を持っています。植付けは子どもがやり、あとの世話は農家にしてもらって、芋が育ったところで子どもが芋掘りに行くのです。

今日はその芋掘り大会の日。「一緒に行こうね」と交流学級からお誘いの手紙をもらったちびくま、初めて朝の集団登校にも参加しました。

担任のM先生と、F小障担のF先生も家までお迎えに来てくれたのでちびくまはご機嫌。

F小で、交流級の子供たちと合流して、いも畑まで歩いていきます。
集団登校でも、このときも歩調を合わせられなくて遅れてしまったのは、まあご愛嬌ということにしておきましょう。

割り当てはひとり3株。スコップで掘ってみると、びっくりするほど丸々太ったさつまいもがゴロゴロでてきました。
中には、あまり大きすぎて一人では掘り出せない子もいて、先生や私は、ちびくまだけでなく、周りの子のお手伝いまでする羽目に。

ずっしりと重い袋を抱えてF小まで戻り、そこから障担の車でM小に戻りました。私は障級の保護者会に出席するために便乗させてもらったのですがM小に着いたときには、もう終わってしまっていたので、ついでに少し、授業参観をさせてもらうことに。

4時間目は国語の授業。3年生のお姉ちゃんと2人で、個別指導を受けます。個別指導の時には、一人一人の学習内容を障担が黒板に箇条書きしてくれるのですが、ちびくま、自分の課題をさっさとしあげると、一番下に自分で「おてつだい」と書き加えました。

「おてつだい」って?と思っていると、「ラ*ゲージパル」を出してきて、一人で勝手に操作して遊んでいるのです。、ラ*ゲージパルは、お姉ちゃんの個別指導リストに入っていました。

21人の障級の子どもに1台しかないラ*ゲージパルは、まだ自発語がないかあってもコミュニケーションに使えない子の指導への使用が優先で、ちびくまには使用の割り当てはありません。
だから、「お姉ちゃんのおてつだい」をしているのだ、ということにして自分も使ってみたかったようです。
ちびくまなりに一生懸命考えたのであろう理屈付けに、障担も私も大笑い。

結局「おかあさん、かえらない。ここで見とく」と主張するちびくまに付き合って終業まで学校に残り、送迎バスに一緒に乗って帰宅したのでした。


10/16

今日はいよいよ、以前から事前学習を進めていた遠足の本番です。
お弁当を詰めたリュックを背負い、電車賃とバス代の入った財布を首から下げて、ちびくまは大張り切りで出かけていきました。

校庭に集合し、先生から注意を聞いた後、各班に分かれて出発。
迷ったり、トラブルを起こしそうな要所要所には保護者がボランティアに立つことになっていますが、それ以外は子どもたちだけで切符を買って電車に乗ったり、バスに乗って運賃を払って降りなければなりません。

私はさすがに心配なので、障担と一緒にこっそり様子を見に行こうかと思っていたのですが、朝、ちびくまに
「きょうは、おかあさん、みにきません」
「ちびくまくんと、おともだちだけで、いきます」
と釘をさされてしまいました。
そこで、ここは本人の意思を尊重して、じっと我慢の子で、自宅待機することにします。

ちびくまの班はまずJRの駅へ向かいます。障担が後をついていこうとすると、他の子どもが「え?M先生も一緒に来るの?」とびっくりした顔。どうやら、自分の班にちびくまがいることを全く特別なことと考えていなかった様子です。障担も「ちびくまくんの仲間作りがうまくいっている証拠と考えて、できるだけ黒子に徹することに」してくれたそうです。

しかし、自分で切符を買った経験のある子があまりいなかったらしく、切符を買うのはひと騒動。逆に、学校でも家庭でも、意図的に切符を自分で買う練習をしているちびくまのほうが、スムーズに切符が買えました。

電車は次の駅で降り、今度はバスに乗り換えます。
このバスは、ちびくまが毎日通学バスで通っているルートを通るので、ちびくまは系統数も自分が降りるバス停もばっちり覚えています。
日頃の「おかいものごっこ」が効を奏して、運賃も自分の財布から間違えずに出して降りることができました。
ここでも、他に「おつりのないように90円を払う」やり方がわからなくてトラブる子が続出。

「いったい誰の介助に行ったんだかわからなかったですよ(笑)」」というのが障担の弁。そりゃ、どんなに普通級の子だって、やったことのないことを説明だけでいきなりやれって言われても、難しい子はたくさんいますよね。

でも結局、さほど大きなトラブルもなく、全員が目的地までたどり着き、お弁当を食べて遊んだ後、今度は先生の引率で電車に乗って学校まで帰りました。最近は、小さな子どもがいるところ、知らない子がいるところを特に嫌って、公園へは寄り付かなくなったちびくまですが、この日は障担も交流級の仲良しも一緒だったせいか、のびのびと楽しそうに大型遊具で遊んでいたそうです。

それにしても、私だけでなく、たいていのお母さんが「大丈夫かしら」と家で気をもんでいたことでしょうが、一番気が気でなかったのは、先生たちかもしれませんね。
自分たちが引率して移動するより、ずっと疲れたかも(笑)。
ちびくまは、先生に助けてもらわなくても、交流級の友達と班行動ができたことで、すっかり自信をつけた様子です。
でも、これを機に、勝手に電車やバスに乗って出かけられたりするようになると、とっても困りますが。


10/17

久しぶりにちびくまの散髪をしました。

マンションの狭いお風呂の洗い場に新聞紙を敷き詰めて、その上にフロ椅子を置き、その上にケープをかけた半裸のちびくまを立たせて鋏で切るのが、現在の我が家の定番スタイルです。

小さい頃はそれこそ、泣いて暴れるのを大人2人がかりで押さえつけて切る、という児童虐待なみの騒ぎでしたが最近は頭を振ったり、手で鋏を振り払おうとしたりは若干あるものの、「泣きながら我慢」してくれるまでになりました。

歯みがきと一緒で、「感覚的には嫌だけど、ずっとしないというわけにはいかない」んだということを、段々にわかってきてくれたようです。

少し前に予告して、わざと見えるように準備をすすめて、心の準備をしてもらいます。

ところが。
今日は、いつもなら嫌がってひっぺがしてしまうケープも最後までかぶってくれ、泣くことも頭を振ることもなく、(でも、必死の形相で)最後まで頑張ってくれたのでした。

おかげで、彼が生まれてから初めて、母は「とにかく早く切る」という散髪から脱して、頭全体のバランスを見ながらカットができたのでした。

もちろん、ちびくまには「我慢してくれてありがとう!お母さん、とっても助かったわ!」の言葉とともに、おやつをちょっとおまけしてしまいました。

本当に少しずつだけど、子どもって確実に変わっていくんですね。だからといってしなくていい我慢をさせることをいたずらに増やさないように気をつけなければいけないけれど、こうした変化の一つ一つに素直に喜べるのも、「特別な子ども」をもった醍醐味かもな〜、と思っています。


10/21

2学期は行事が目白押し。
運動会と遠足が終わったと思ったら、すぐに音楽会の練習が始まってしまいました。

今年、ちびくまの学年は、和太鼓と鍵盤ハーモニカの合奏。
ちびくまの通うM小の地元には伝統的に伝わる和太鼓奏があるらしく、M小には地域の方が指導する和太鼓クラブがあり、音楽会にも必ずどこかの学年が和太鼓を使っています。

今回の演奏では、学年全員がローテーションで和太鼓を叩くことになりました。
さて、今日は3回目の練習。

音感もリズムもとても良くて、言葉をしゃべるずっと前から完璧に童謡を歌うことができたちびくまですが、体を使うことがとても苦手なので、楽器演奏にはいまいち難があります。

それで、今回の太鼓演奏も、バチを持つ手に障担が手を添えて練習してくれていたのですが。

ちびくま、少し慣れてきて、まわりを見る余裕が出ると、先生が介助しているのは自分だけだということに気がついたのか障担に「ちびくまくん、じぶんでやる。」

それでも障担がまだ無理だろうと思って手を添えつづけていると、障担を肘で押しのけて、自分1人で演奏したそうです。
(バチを振り下ろす力が弱いので、リズムは正確だけど音があまりでない)

おまけに練習が終わって、交流級の仲良しに「ちびくまくん、いっしょに教室帰ろ」と誘われるや、障担を置いてさっさと2人で帰ってしまったそうで

「自立著しい今日この頃」だそうです(笑)。


10/22

今日は、先日行われた遠足の予備日だったので、2年生のみ子どもも先生も給食がありません。それで、本来なら「お弁当持参」だったのですが、障担がまたおもしろいことを考えてくれました。

障級在籍の2年生ふたりで焼きそばを作って、それを2年生の担任の先生3人に昼食に買ってもらおう、という「焼きそば屋さん」。

昨日は、ちびくまとKくんで
「○○先生へ やきそばやをはじめました。68えんです。
かいにきてください。」
とお手紙を書き、
「やきそばや」の看板を作りました。

今日は4時間目に調理実習を兼ねて焼きそばを作り、それをお弁当箱に詰めて、廊下側に机を並べてお店屋を作ります。

ちびくまは会計担当、ということで、先生が70円、100円、500円を出してくれた時に、いくらお釣りを渡したらいいのかを予め電卓で計算して、お釣りを渡す練習もしました。

そして、いよいよ給食の時間。
3人の2年生担任が、少しずつ間を空けて「やきそばべんとう」を買いにきてくれました。
大好きな先生たちに自分たちの作ったお弁当を買ってもらい、練習どおり、70円でも100円でも500円でもおつりが渡せたので、ちびくまは大得意。

リアルなお店屋さんごっこを十分に楽しんだ様子でした。      


10/28

今日は各学期1度ある、「動作法キャンプ」の日。
近隣の養護学校の先生方を講師に迎えて、1日動作法の実習をします。

「お客様」「先生」大好きのちびくまは、朝からもう大張り切り。参加者全員そろっての朝のあつまりでもなんとか自分をアピールしようと頑張ります。

個別指導が始まってからも張り切りモードは続き、障担が「ちょっと、ちびくまくん、あなた他の先生がきてくださったらどうしてそこまで素直なの?」と大笑いするほど、従順に指導に従います。

でも、絶妙のタイミングで「あ〜、つかれた。」と言って溜め息をつき、先生たちに大爆笑されていました。

3ヶ月ぶりに指導してくださった先生が
「この子、またものすごく、気持ちのやりとりができるようになったなあ。言葉の方も、だいぶ伸びたんちゃうか?」と褒めてくださったので、障担も介助の先生たちも「そうなんですよ〜〜」と目を細めてくれていました。

それは、毎日、学校で、彼なりの「感じ方」を肯定的に受け止めてもらえる環境にいるからこそ、そだってきた能力だと思うんですけどね。


10/30

ちびくまが、何か話し掛けてきているのに、上の空で生返事をしていた私。
「おかあさん、ちょっと聞いて!」と言われてしまいました。(笑)
最近、自ら進んで交流級の子どもたちと接触するようになった影響か、
「こんな表現、いつどこで覚えたのかしら?」と首をひねったり大笑いしたりするような言葉を、よく使うようになっています。

また、最近、「クイズ」にも凝りはじめました。
毎日、バラエティーに富んだ「もんだい」を考えて聞いてきます。

「みどりと、くろと、きいろのエックス。なに?」
答:ジャマイカ(国旗を見てくださいね)

「なにしゃさん?」
答:「おいしゃさん」

「なんじのおじさん?」
答:「工事のおじさん」

「13はみどり、14はオレンジ、15はなにいろ?」
答:「ブルー」(車の法定点検のステッカーの色、だそうです)

これに丁寧に付き合っているかぎり、ボケないような気がする・・・。


10/31

16日の遠足の時、ちびくまのクラスメートが巨大なナメクジを発見。
「珍種かも・・・」ということで、地元の博物館に持ち込んだら「やまなめくじ」という種類で、珍しいものではないのだそうですが、ビジュアル的にインパクトがあるので、博物館のホームページに発見した子の名前とともに紹介されたそうです。

それを聞いて、ネット環境にない子も見られるように、と思って、そのページをプリントアウトしてちびくまにもたせてみました。

すると、交流担もちゃんとプリントアウトしたものを用意されていたのですが、せっかくだから、と「ちびくまくんも、インターネットをして、持ってきてくれました」と紹介してくれました。
「でもね、みんながインターネットを見ないといけないわけではないですよ。おうちで、これを見るために、パソコン買って、なんてお願いしないようにね」と釘をさすと、何人かの子どもが口々に

「だって、ちびくまくんは、パソコンのベテランやもんなー」
「そうやな、ちびくまくんは、ベテランやんなー」

と言ったそうです。
ちびくまは、それをとても嬉しそうな顔で聞いていたそうですが・・・

キミたち、ベテランの意味、わかってる?(笑)




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