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9/2 お風呂に入ろうとしていたちびくまが、しゃがみこんで「わあ、てんとう虫だ。かわいいなあ」と言うのです。見ると、そこにはクモが・・・。(^^;;
実は先の台詞は、ちびくまの好きな「こんなこいるかな」の絵本に出てくるのです。
「ほんとうだ、クモがいたねえ」と言ってやると、とっても嬉しそうにニッコリ。 ちびくまの絵本やビデオの内容をきちんと把握しておくと(これが結構大変だったりしますが(^^;;;)、結構これでちびくまの気持ちがわかります。ほとんど喋れなくて、泣いたり怒ったりしかなかった頃のことを考えると、随分成長したな、と思うのです。 |
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9/7 今日から新学期です。アメリカの小学校は入学式も始業式もないので、日本人の親にはなんだか物足りないです(笑)。 そりゃ、親も子供もドキドキなのは日本と一緒だろうと思うのですが。
ちびくまのクラスも、去年のメンバーは殆ど皆がキンダーに進級し、新入生を迎えて、メンバーががらっと変わりました。 |
| 9/10 今年度はじめての自閉クラスでした。 「今年は自閉が少なそうだな〜」とは思っていたのですが、案の定、普段は隣のクラスにいるT君とちびくまだけです。 これに先生と助手1人がつくので、事実上マンツーマンです。 今日も一日見学させてもらいました。T君はとてもおとなしいタイプなので、教室はひっそり静か。 今年は2人とも「他の子供と関係を持つ」ことを重点に指導するとのことで、2人で交代にパズルをするとか、キャッチボールをするとか、同じ玩具で仲良く遊ぶ、という場面が多く設定されています。 このような小人数クラスの長所は、先生と1対1での時間がたっぷりとれること、短所は遊びにダイナミックさがないのと、他の子に引きずられて何かをする、という機会が減ることでしょうか。 今年度から転任してきて、来月から隔週でこのクラスを担当することになっているS先生も参加しておられました。 この先生も「父兄の参加は歓迎」とのことでほっとしました。 今年は私も再々教室に足を運んで、先生のテクを盗まなければ(笑)。 |
| 9/13 今日もクラスを半分見学してきました。 ちびくまはクラスの最初のサークルタイムでは、新しく入った子をリードして、カレンダーの読み方を教えたり、率先して歌を歌ったりしています。
ちびくまの今の課題の第一はおむつはずし。
L先生は、クラス全員に「おしっこに行く時にはちびくまを一緒に連れていって、おしっこのしかたを教えること」というルールを作りました。それで、誰もがおしっこに行く時に「ちびくま、おしっこに行くぞ!」と呼びに来るのです。ちびくまはちびくまで大人しくトイレに一緒に入って、他の子がおしっこするのをじっと見ています。時々は便座をあげたり、水を流してやったりのサービス付きです(笑)。
「うちの子が、家で『ぼくは学校でちびくまにおしっこを教えている』って言うから、何かと思ったら、こういうことだったのね」もう1人見学に来たお母さんも笑っていました。 |
| 9/14 今日も見学。いい加減しつこい親(笑)。 8月いっぱい家にいて、だらだら過ごさせてしまったせいか、ちびくまは少し退歩しているところがあり、 課題への取り組みもどこかだらけることがあります。 先生は「自閉の子が構造化されていない環境にいると、ある程度退歩するのは当たり前」とおっしゃってくださるのですが、ちょっと反省。(^^;;; でも、ゲシュタルト言語のほうはいろいろ増えているので、見ていると面白い。
課題のゲームをやりながら
「状況と台詞が合っているのは、理解ができている証拠」とL先生はおっしゃいます。 |
| 9/15 L先生が普通の子も含めてまず取り組むのが「自分の名前の読み書き」。
ちびくまの場合は読みもつづりも問題なしですが、ペンやクレヨンが持てず、筆圧も大変弱いので、字を書くことができません。 |
| 9/16 今日のちびくまは大荒れでした。課題をするのが嫌で、私に助けを求めたのに無視されたのに腹を立て、椅子をひっくり返す、玩具を床に投げつける、と癇癪を起こしはじめたのです。 いつもは大人しいちびくまが荒れ狂うのを、子供たちはあっけにとられて見ているのですが、L先生は「ちびくまは今癇癪を起こしているの。でも、癇癪を起こして乱暴をする子はね、誰とも遊んでもらえないものなのよ。みんな、ちびくまが癇癪をおさめるまで、ちびくまを見てはだめよ」と指示しました。 ちびくまの荒れはさらにエスカレートします。でも、注意して見ていると、走り回っていても、他の子供たちの手や足は踏まないように気を付けているし、叩いたり蹴ったり、という乱暴をはたらくこともありません。ひたすらモノにあたっているので、ちょっと安心します。 母親の私に助け船を出してほしくて、暴れているのがわかるので、私はそこで退散しました。 このあと、ちびくまは更にエスカレートし、教室の玩具をほとんど床にぶちまけて暴れたそうです。 そこで、L先生は他の子供たちを外で遊ばせ、自分たちも外に出て、ちびくまを教室に一人にして様子を見ていたとのこと。 すると、誰もいなくなって騒いでもしょうがないことに気付いたちびくまが、いかにもがっかりした、という顔で、自分が散らかした玩具を片づけはじめたのだそうです。こういうことはしてはいけない、と重々わかっていてやったことなんでしょう。結局、ちびくまはすべての玩具を自分で片づけました。 先生たちは、その様子を窓から覗いて、オオウケしていたそうです。 きちんと玩具を片づけて、矛を収めたちびくまを、L先生は褒めて、他の子供たちと一緒に芝生の斜面を転がって遊ばせました。 「こうするとね、ちびくまは癇癪を起こすことでは自分の不満を解決できないことを学ぶし、他の子も、玩具をなげたりすると、自分も友達から無視されるのだ、とわかるから乱暴をしなくなる。でも、悪いのは乱暴をすることで、その子供ではないことをきちんと教えないとね」 L先生にあげる勲章が欲しい私です。 |
| 9/17 今日は自閉クラスなので、また一日参加させてもらいました。 個々の課題への取り組みは、自閉クラスのほうが外部の雑音がないため、パフォーマンスがよくなりますが、やはり自閉の子しかいない環境というのは、余りに活気にかけ、不健康な感じです。 言葉で自己主張をする、ということのないちびくまに慣れている私には、普通の4才児が数人寄ると、「阿鼻叫喚」という感じがしますが、やはりそれが人間が育って行く過程で通るべき状態なら、ちびくまをそこから隔離することはちびくまのためにならない、と思うのです。
ところで、今日はちびくまにとって、記念すべき日でもありました。 |
| 9/20 今週から、クラスのメンバーが1人増えました。健常の男の子です。 ここのプリスクールでは、「障害児を健常児と一緒に教育する」ことに重きを置いているため、健常児の勧誘に力を入れています。
小人数制で、先生がホンモノのプロで、躾も思いやりを育てる環境もバッチリ、お絵描きと体育と音楽と読み聞かせには専門の先生までついて、私立の幼稚園の半額、誰にだってお薦めの幼稚園だと思うのですが、11時50分から2時半まで、という中途半端な時間帯のせいか、なかなか子供が集まりません。 |
| 9/22 学校でちびくまのスピーチセラピーを担当しているSLPのKさんから、次回IEPの作成に先立って一度話がしたい、と言われ、学校へ出向きました。 ちびくまの日本語は、最近ほとんど伸びていません。そのわりに絵本はどんどん読めるようになっていくし、教えていないカタカナも少し読めるようになっています。 Kさんの話では、英語の語彙はここ半年ほどでぐんと伸びたそう。「頭いいんですよね。L(先生)は日本語わかると知ってるから日本語も使うけど、私には英語で話しかけてくるんです」
でも、ちびくまのスペルからはいる語彙の獲得の仕方は、子供の言語発達としては、やはり特異なスタイルではあるそうです。普通の子が母国語を身につけるのと、殆ど逆のプロセスで言葉を獲得していっているらしい。
外国語を習うように日本語と英語を覚えているちびくま。でも、彼にはその基礎となる母国語がありません。 |
| 9/23 今日学校で何度もくしゃみをしているな〜、って思って見ていたけど、帰ってきてからどんどん悪くなって、鼻水ずるずる状態になってしまいました。 鼻が気持ち悪いのか、カーペットに顔をこすり付けて怒ってます。 ちびくまは意識的に息を吐き出す、ということが理解できなくて、まだラッパやシャボン玉も 吹けないのです。当然、鼻はかめません。 赤ちゃんのように、口をあてて吸ってやるんですが、粘度が高いのか、吸い出してやることができません。 あんまり強く吸い過ぎると、耳が心配だし。 ちびくまは私の手をとって、自分の鼻に当て、「何とかしろ!」と言わんばかり。
夜も1時間おきくらいに目を覚まして、怒り泣きしていました。 子供は元気が一番。病気をされる度に、そう思います。 |
| 9/28 夕食の用意をしているところへ、ちびくまがやってきました。 ペンと紙を差し出すので、「な〜に?」と聞くと、"I want big M." 大文字のMを書け、ということなんですね。 おおおぉ〜っ、でも、ちゃんとセンテンスになっているではないの。
Mを書いてやると、今度は"I want small m."
思わず「スゴイ!えっら〜い!ちゃんと"I want"て言えたね〜」と誉めちぎってしまいました。 |
| 9/29 スピーチセラピーのため、5分ほど遅刻して学校へ。すぐサークルが始まったので、そのまま見学していました。 教室の電子レンジでおやつを用意していたローラさんが、「うわっ!」と大声をあげました。 耐熱プラスチックのお皿が、溶けていたのです。教室にはなんとも言えない、ひどい匂いが立ち込めはじめます。
「みんな、今すぐ、外へ出なさい!」 |