SHAMPOO


基本的に、このサイトで紹介しているような、合成界面活性剤を含まないせっけんなら、固体でも液体でもシャンプーに使用できます。せっけんライフの達人なら、いろいろなせっけんを試して、仕上りの気に入ったのを選べばOKな訳ですが、初めて挑戦する方のために、若干のコツを伝授します。(偉そう(^^;; )


○最初はシンプルなものから
アメリカの石鹸には、ハーブやオイルがいろいろ含まれているのが多いですが、体や手を洗ってもなんともなくても、頭を洗うとかゆみの原因になったりします。合わなかった時の原因を追求しやすくするため、最初はうんと原料リストがシンプルなモノを使ってみましょう。

○顔を洗って具合が良いせっけんより、一ランクさっぱり系のものを
頭皮というのは、意外に皮脂分泌の多い所です。皮脂がきっちり落とせていないと、かゆみやべたつきの原因になります。顔も超オイリーという方は別として、洗顔用よりサッパリタイプを選ぶと合う確率が高いようです。
石鹸のさっぱり度は、原料油脂によってだいたい予想できます。(混合してあるものは、その混合比率に左右される訳ですが、そこまでは公開してくれないですよね、メーカーも(笑)。
(さっぱり)ヤシ油・パーム核油>牛脂・パーム油>オリーブ油(しっとり)

○泡立ちのよいものを
具体的なせっけんシャンプーの仕方は、他のサイトにお任せするとして(おいおい(^^;; )、合成シャンプーからせっけんシャンプーにして、「泡が立たない!」とビックリしてやめてしまう方が結構いるようです。初心者は泡立ちのよいせっけんのほうが扱いやすいです。これも原料油脂でだいたい予想できます。
(泡立ち良し)ヤシ油・パーム核油>牛脂・パーム油>オリーブ油(泡立ち悪い)

○最初からぴったりのモノに出会える確率は少ない
合成シャンプーを使っていた頃なら、あっちのブランド、こっちの新製品、と試して、お気に入りを見つけていたはずなのに、「せっけん」と聞いた途端、1種類だけ試して、「せっけんシャンプーは使い心地が悪くて駄目!」とおっしゃるかたがいます。肌に合う化粧品を探すのと同じように、いろいろな石鹸の洗い上がりを比較して楽しむくらいの気持ちがあると、案外早くお気に入りは見つかるものです。

○予習は大切
合成シャンプーは、汚れを落としたあと、シャンプー自体の添加物や、リンスやコンディショナーの成分によって髪をコーティングして、髪の見かけや質感をコントロールすることが容易です。これに対し、せっけんはただの洗浄剤、せっけんシャンプーに使う酸性リンスは、pHを弱酸性にもどし、キューティクルを整えるだけですから、せっけんで洗うようになると、一時的に髪が傷んだような気がすることがあります。
このような、せっけんシャンプーについての情報を予め仕入れておくと、迷いも少なく、移行がスムーズです。手取り足取り教えてくれる親切サイトがいろいろあります。リンク集へどうぞ。

○リンスはホワイトビネガーで十分
日本のせっけん系掲示板で、圧倒的に支持されているのが、クエン酸リンスと、お酢です。アメリカでは、クエン酸は無い訳ではないんですが、どこにでもあるという訳にはいきません。
日本がどうしても恋しい人はライスビネガーを買ってもいいですが、スーパーで超安いホワイトビネガーを買ってくれば十分使えます。クエン酸水溶液や、ミツカン酢と同様、お湯で薄めて使います。

・・・と、ここまでうんちくを並べ立てたのですが、実は、数は少ないですが、アメリカでも、せっけんシャンプーとして、髪への使用を前提として作られた製品が市販されています。以下にご紹介します。


J.R.LIGGETT'S OLD-FASHIONED BAR SHMPOO 3.5oz(99g)
Olive Oil:オリーブ油
Coconut Oil: ヤシ油
Castor Oil:ヒマシ油
fresh pure New Hampshire spring water:要は水ってことですね(笑)
Sodium Hidroxide:水酸化ナトリウム(油脂と反応して脂肪酸ナトリウムに)
Fragrance(pure essential oils):香料(エッセンシャルオイル)
ヤシ油せっけんの軽い泡立ちとさっぱり感、髪の腰、オリーブ油せっけんからくるクリーミーさと髪の仕上りの柔らかさがマッチした、とても使用感の良いシャンプーバーです。
小さいですが、これで合成シャンプー24ozボトルに匹敵するそうです。髪質に合わせて3種、お徳用サイズもあります。パチュリ系のエッセンシャルオイルの香りがややきつめなので、香りがいや、と言う人はいそう。
私は以前シャボン玉浴用で洗髪していましたが、現在はこれかMASACOを使っています。

Aubrey Organics Blue Camomile Shampoo
Coconut Oil Soap: ヤシ油
Water :水
Soya Protein : 大豆プロテイン
Essential Fatty Acids (Vitamin F) :必須脂肪酸(ビタミンF)
Coltsfoot :フキタンポポ(アミノ酸システインを含み髪を強くする)
Horsetail :スギナ(脱毛予防・発毛促進作用)
African Butter Herb(Shea Butter):シアバター
Blue Camomile Oil (Moroccan):ブルーカモミールオイル(モロッコ産)(消炎作用を持ち、地肌を整える)
Citrum Seed Extract with Vitamins A, C, E :柑橘種子エキスとビタミンA,C,Eの複合体(天然保存料)
固形石鹸で頭を洗うなんて嫌、というかたにお薦めなのが、オーブリーのシャンプー。すべてせっけんベースで、天然ハーブ配合。
Uuさんのサイトで日本での通販取り扱いを始められたので、興味をもって買ってみました。
このブルーカモミールシャンプーは、その名のとおり、薄いブルーの透明ジェル状です。香りも嫌みがなく、合成シャンプーに慣れた方でも、これならあまり違和感を感じずに移行できそうな感じです。
ただ、泡立ちは、固形のシャンプーバーとして売られているもの(上記、MASACOなど)に比べるとかなり落ちます。Uuさんのページにあるように、途中で何回かお湯を足しながら泡立てるとうまくいきます。
オーブリーでは酸性リンスは販売していませんが、やはり酢かクエン酸でリンスしたほうが、仕上りがよくなります。
洗い上がりはちょっと重い感じだったのですが、乾くとサラサラになります。 オーブリーのシャンプーは色々種類があるので、自分の髪にあったものを探してみましょう。主力商品には2oz入りのお試し用サイズもあります。


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