ノンリニア編集


 ・ノンリニア編集とは?

 『ビデオ映像をハードディスクなどにデジタル化して記録し、その中でソート、カット&ペーストなど、コンピュータならではの機能を用いる編集方法。時間軸にとらわれない編集が可能』

 つまり、今までのビデオ編集は8ミリ・VHS等の『テープ』を切ったり、貼ったり、あるいはタイトルや音声などの編集に専用編集機を使用する方法が中心でした。むろん、『アナログ』のテープですから、せっかく編集したテープが劣化して映像が悪くなったり、酷い時にはカビが生えてしまって使用できなくなることもありました。さらに思い通りの撮影にするにはテープへ録画される順番に素材を撮影しなければなりません(リニア編集)。例えば、『富士山−大阪城−TDL−USJ−富士山』という構成で撮影したい場合、旅程として『富士山−大阪−東京−大阪−富士山』という順番でその都度移動しなければならず、膨大な時間と金銭が必要となるのです。
 しかし、DVテープを使用したデジタル編集、即ちノンリニア編集なら、撮影した画像を全てデジタル化してPCに記録することで、画像の編集に必要な機器はPCだけで済むのです(但し、絶対必要となる機器は揃えなければなりませんが)。しかも画像が劣化することはありません。MPEGに変換してやれば、データや保存記憶装置が破損しない限り、半永久的に画質を維持することが出来るのです。さらにPCに落とした画像データは専用ソフトを使えば、簡単に順番を入れ替えることが可能なのです。前述の例で説明すると、『富士山−大阪城−TDL−USJ−富士山』とする場合、まず富士山を撮影した後に東京へ行ってTDLを撮影し、その後大阪で大阪城とUSJを撮影すれば、あとはPCで『富士山−大阪城−TDL−USJ−富士山』と編集し直せばいいのです。 旅程は『富士山−東京−大阪』であっても、『東京−富士山−大阪』であってもいいのです。つまり、テープへ録画される順番通りに撮影しなくてもいいのです。これならリニア編集と比べて、時間と金銭が大幅に節減できます。

 最近のビデオ編集は最早ノンリニア編集が中心となっています。その為の機器類が多種多様に登場していて、上は数百万円もする本格的編集システムから、下は数万円のPCの拡張スロットに組み込むだけでOKのボードまで、個人の経済力や方向性、レベルに応じた商品が販売されています。
 僕の仕事は簡単に言うと、こういう機器類を販売しているのです。まだ始めてから日が浅いので、知らないコトばかりですが・・・(笑)

・最低限、何が必要か?

 本格的な編集システムはありとあらゆる装置が備わっているので、特に揃える必要性はありませんが、それでも数十万円以上するシロモノばかりです。ここでは個人向けに絶対必要なモノを紹介していきたいと思います。

 ・デジタルビデオムービー
  何が何でも絶対必要です(笑) コレがないと、デジタルでの撮影が出来ません。

 ・デスクトップPC
  ノートPCでも出来る、と思っている方が少なくありません。確かに出来ますが、しかしながら納得のいく作品にはならないでしょう。やはり納得のいく作   品にしたいなら、デスクトップが必要です。理由は後述します。

 ・40GB以上のHDD
  ノンリニア編集では編集後の完成したデータを最終的にDVテープへ保存できますが、PCにデータとして残す場合にはかなり膨大なデータ量となります  し、また編集途中で必要となるデータ変換の際にも膨大な空き容量のHDDが必要となってきます。システムディスクでそれの代用ができますが、本来  は避けた方が無難です。システムディスクとは別に40GB以上のHDDを増設することをお奨めします。
  現在、USB1.1タイプが主流ですが、転送速度のコトを考えて、IEEE1394やUSB2.0といった高速転送可能なHDDがいいでしょう。但し、USB2.  0規格のHDDを購入する場合、殆どのPCで『USB2.0ボード』が必要となります。

 ・IEEE1394ボード
  
デジタルビデオムービーで撮影した画像をパソコンに落とす時にDVケーブルをPCに繋がなければなりません。そのPCの受け口になるボードです。最  近のPCには標準装備されているモノが多いですが、ちょっと前のPCには付いていません。そういったPCをお持ちの方は絶対必要です。因みに僕もつ  いてなかったので、コレを購入しました。でもそれは60GB外付HDDの為です。この後紹介するノンリニア編集用ボードにIEEE1394端子がついてい  ます。  

 ・ノンリニア編集用ボード
  デジタルビデオムービーで撮影した画像をDVケーブルでPCに落としただけではノンリニア編集は出来ません。その時点でのデータは『AVIファイル』と  呼ばれるモノです。余談になりますが、Windows2000やWindowsMeはそのAVIファイルを最大で2GBまでしか処理できないのです。映像データで  の2GB分を時間に直すと・・・たった9分前後にしかならないのです。例えば、結婚披露宴を撮影した時にたった9分で撮影が終了させるのは余りにも   不可能です。そこでこのノンリニア編集用ボードはハード的にその限界を超えさせる、つまり『仮装AVIファイル』というファイル形式に変換させて、Wind  ows上での『9分前後の壁』を突破させてくれるのです。さらにPCでいろいろな編集(タイトル挿入、画像の入れ替え等)も付属ソフトで簡単に操作でき  るようになっていますので、少々値が張りますが、奮発して購入することをお勧めします。
  
  残念ながら、現段階ではノートPC用のそれは発売されていません。ボードの性能と使用目的が高度な為、たいていのボードはかなり高レベルの動作   環境が必要となってくるのです。確かに最近のノートPCはスペック的には高性能ですが、全般的なデジタル編集をするのには特殊なチップが大量に必  要となってくるのです。現時点でのノートPCの最大限の拡張性ではそれらを全て搭載することは出来ないのです。
  ソフト制御によるノンリニア編集の為のアプリケーションソフトも発売されていますが、納得できるシロモノかどうかは保証しません。納得できるモノであっ  ても、かなり高価なモノになるでしょうから、素直にハード面での購入を考えた方が安上がりになるでしょう。

・僕の使っているモノ

  ではここからは、僕がノンリニア編集の為に使っている機器を紹介します。

GB−P15CDR フロンティ神代
    CPU:PentiumW1.50GHz  メモリ:RDRAM・768MB  HDD:内蔵61.5GB  DVD−RWドライブ内蔵
    (注:これはあくまでオーダーメイドなので、好きな構成に変えることも出来ます)    
DCR−TRV30  SONY
    

今日はここまで!(笑) 続きます!