おしごと編Part3
(2000/1/3-)(published 2000/4/9)
27.さるでもわかるコンピュータガイド
実は、こんなガイドを作成するつもりは全然なかったのでした。でも、作成、使用しなければならなくなった。なぜなら・・・。コンピュータ授業はオレ一人で行うわけにはいかなくなったので・・・。他のレクチャラーと共同で進めることになりました。もちろん、CSSのレクチャラー達と・・・。だから、テキストなるものが必要になったのです。レクチャラーにも教えるために。まあ、基本的なことは既に前学期までに作成していたので、最初から全てを作成するという手間は省けたのだけど、それでもかなりのハードワークになりました。パートナーの一人であるイギリス人のおばあちゃん先生は、こんなのを使いたいのだけど・・・とイギリスの中学校で実際に使用されているコンピュータガイドの一部を見せられました。Macでクラリスワークスの使用方法をホントに図解入りで簡単に実習形式でまとめていたガイドでした。レベルが・・・。でも、初心者にはいいのかもしれない。これを見て、オレの中の方針も少し変えました。わかりやすさにポイントを絞って再編し直そうと。操作手順におって、画像を取り込んでは、貼り付け、ガイドを作成し直したのでした。校正はそのおばあちゃんに頼みました。こうして出来上がったのが、さるでもわかるコンピュータガイド、基本操作編、ワープロ基礎編の二つです。28.授業始まる!
なんだかんだありながらも、とうとう授業が始まったのです。ちょっとドキドキ。コマ数も週8になっていたけど・・・。まあ、そんなもんなら何とかなるだろう、と思いながら、ついにここまで来たんだ!という達成感。あとは、この授業が波に乗るように頑張るだけなのです。29.iMacついに登場!
いつもいきなり、それがボツワナでの仕事状況。スタッフから連絡があり、明日Gabsに行こうと言われた。理由は・・・、教育省からコンピュータがもらえるからということ。つまりは9月のmeetingの約束がやっと果たされると言うことであった。当日、朝6:30、CSSの学部長が我が家に来る。ふざけるな、こんな早くに・・・、と思いながら、表に出ると、「今日コンピュータを引き取りにGabsに行ってくれ」ということ。お前、そんなことのために、こんな朝っぱらからオレを起こしに来たのか?とオレもうんざりであった。興奮気味の彼を追い払って、二度寝をしたのは言うまでもない。雨も上がり、約束の時間から遅れること3時間、やっと、学校からトランスポートが我が家に来た。で驚いたことは、車が小さい・・・。これじゃ、コンピュータ18台も運べないだろう?一体、お前ら何考えているんだ?でも、ここはボツワナ、怒っても仕方がない。いつも通りのことなのだから。問題が起こるようにし、問題が起こってから、問題を考える。それがここの国のやり方。確かに、いつもと変わりのないやり方だ。結局、大きな車に変更することなく、そのまま、Gabsに向かったのであった。
教育省に着いたのは、12時過ぎ。コンピュータを受け取ろうとしたら、まだコンピュータが届いてないと言う。ふざけている。しかし、ここは紛れもなくボツワナ・・・。14時半に来るから、という言葉を信じ、それまでの間、コンピュータのインストール方法をAppleCentreに行って打ち合わせすることになった。何か大掛かりなことが始まるのか?と思いきや、ただのネットワークケーブルの設置をお願いするだけであった。オレが一緒に行く必要があったのだろうか?そんなもん、業者任せでいいんじゃないの?何かがうまくかみ合わない、そんな国ボツワナ。で、結局わかったこと、それは、教育省自体にコンピュータのことを良く知っている人が、大学のコンピュータ管理に携わっていないということ。なるほど、使い方の知らない金だけある、ということがはっきりわかったのでした。
約束の14時半、業者がコンピュータを運んできました。でも、数が多い。プリンターまである。どうやら、一括購入の一部がうちの大学にくるコンピュータらしい。でも、18台のうち、新品は14台支給と言われた。どうやら、教育省内部の人間で、新品を使いたい奴との交渉に負けたのだろう。私欲も絡む教育省なのか?業者のコンピュータの搬入はひどかった。箱は蹴るは、投げるはで・・・。そんなもんなんだろうな、業者って、しかもここはボツワナ・・・。オレ自身のコンピュータだったら、マジ切れていただろう。
結局、車には7台しかiMacを積むことしかできなかった。しかし、何処からともなく現れたうちの校長が車を用意してきた。おかげで計14台のiMacをその日のうちに運ぶことができたのでした。
こうして、コンピュータに一番疎い我がLobatse教育大学に、iMac効果が現れだしたのでした。ちなみに、初期不良コンピュータが14台中、2台あった。噂どおり、南アの品質管理が悪いこともわかった。
30.College Computer Committee?
なんか、meetingがあるから来てくれと、学科長からのお達し。直接オレにいうので、行かないわけにはいかない。その時間、会議室に行くと・・・、何か見慣れた連中がいた。人数は合わせて7名。どうやら、コンピュータ関連のCommitteeを作り、大学内のコンピュータの運営方法について考えていきたいとのこと。「おおおおお、君達やっとやる気になったかね!」、この時のオレの気持ちです。これからはオレ一人、個人としてだけではなく、この委員会として学校に提案活動できる。話がスムーズにいき易くなる。彼らの自発的行動が嬉しかったです。オレはテクニカルアドバイザーとしての役もつきました。でも、仕事が増えただけという話もあるけど・・・。いや、いいんです。学校内でこういう組織が結成されただけでもオレは嬉しい。多分、今後の活動にとって、プラスになるし、彼らにとって、学校にとっても一歩前進したのです。
何故いきなり?もちろん、これがiMac効果!見た目派手なこのパソコンは今までコンピュータに興味がなかった人をも巻き込んでしまったのです。こんな調子で1学期は順調にことが進んでいったのです。
思えば、約1年前、ここに来た時は、教室もなかった。コンピュータも倉庫に眠っていた。教室貰っても、電気が来ていない。教室汚い。コンピュータの台数が少ない。ラボ設立計画わからない。それが今はなんとか授業まで行っている。依然、うちのラボはテンポラリ。でもちゃんと一歩一歩前進している。ちょっと感慨深い思いを感じる日々でした。