友人Sと愉快な10/3 in ライオンパーク
(1999/10/6-24)(published 2000/4/15)
まさか、オレの友達でボツワナなんかに来る奴はいないと思っていた。オレだったら絶対来ないから。でも物好きな奴はいたもんだ。ワーキングホリディも終了し、日本に帰る前にここに寄るという。いや、オレとしてはとっても嬉しい。でも、事前に彼女から送られたメールにはこう書かれていた・・・。「お金ありません。そっちの面倒はよ・ろ・ぴ・く」。相変わらず、ふざけた奴だ。そもそも奴はそういう奴だ。オレが大学の時、ワーキングホリディに参加する!といった時、奴はこうオレに言った。「それって、社会から逃げてるだけじゃん!」。だから必死に就職先を探したのは言うまでもない。そして、奴がワーキングホリディに参加を決心した時、奴はオレにそのことを黙っていた。そういう奴だ。でも友達だ。The best of 喧嘩友達だけど・・・。恐れていたのは、奴がNZでますます、そのキャラクターに磨きを掛けたんじゃないか?ということ。でも負けるわけにはいかない。とりあえず、10/6、オレは空港まで奴を迎えに行ったのだった・・・。空港には以前よりも心なしか逞しくなった奴がいた。そして、奴の約20日間のボツワナ滞在がスタートしたのだった・・・。
Gabsから、タクシーでLobsに向かう。そして、我が家に到着。奴には来客用の部屋をあてがった。とにかく、長旅で疲れただろうと思い、まずは、ドミで借りてきたスパナを使い、風呂のタップの水漏れを直した。これで水道代も節約できる!なんてことを考えながら、ギザが温まるのを待つこと30分。おかしい?お湯が出ない!何故?さらに待ってもお湯は出なかった。そう、ここにきて、ギザが壊れてしまったのだった・・・。時は10月頭。でも夜はまだ寒い。水風呂を浴びるような季節ではない。確かに隊員の住居でギザがついていない家も多いのだが、オレは既にギザなしではやっていけない。とりあえず、直してみようと思い、電気関係のcheckを行った・・・、が結局直らなかった。そこで、後日BHC(ボツワナ・ハウス・コーポレーション)に問い合わせたが、1度checkしに来ただけで、その後、何度催促しても音沙汰なしの状態だった。さすがボツワナ。まあ、所詮彼らが来たところで、直せるわけないだろう、とオレは読んでいたけど・・・。こうして、お湯が出ないまま、風呂の際は、コンロでお湯を沸かして風呂に入るという、ちょっと面倒な作業をする羽目になったのであった。折角の来ボツなのに申し訳ないと思いつつも、疫病神か?等とも思っていたりしたのは言うまでもない。
奴がNZに行ったのは、英語の習得のため。もちろん、オレも英語の習得には力を入れようとしている。そこで、日本語禁止!英語で会話大会!が始まったのであった。が、あっさり勝負は付いた・・・。ハイ、オレの負けです。確かに奴は頭がいい、というか勉強熱心な奴だった。それは学生の時もそうだった。講座紹介の時、オレには全く理解ができなかった、田んぼのひび割れがフラクタル!ということも研究している講座に奴は属していた。ちなみに、その講座紹介を途中で抜け出したオレは、しばらくの間、その先生から目をつけられていたらしい・・・。でも興味ない人は出て行っていいと言ったのはその先生だったのに・・・。とにかく、奴の頭はカオスでフラクタルなのだ。行動は変な奴だけど。実験をやって、結果を出して、ほら見ろ!という、オレの何の考えもない研究よりも、何倍も難しいことを考えることに耐えられる頭を持っているのだ。生半可な努力では奴には勝てないのである。そして、NZでも人一倍努力をしたようだった。かなり悔しかったけど、完全にオレの負けだった・・・。で、でも今度合った時には、絶対、英語で話してやる!向こうが嫌がるぐらいに。
喧嘩の原因はこれでしょう。この予約のためにどれほどてこずったことでしょう。一言、国際FAX、国際TELを何度も、何度も掛ける羽目になったのです。他の隊員にもお手数をお掛けしました。この場を借りてお詫びとお礼をさせていただきます。ありがとうございました。とにかく、帰りの予約はボツワナなんかでやらずに、事前に済ませておきましょう。特にStopOverを他の空港でしたいとかという、面倒なことは・・・。これ以上書くと、奴に怒られるので、もう止めておきましょう。
喧嘩、喧嘩で気分も優れず、でも10年3次隊が揃ってしまいました。そうです、みんなでライオンパークに行こう!という呼びかけがあり、これに参加することになったのです。実は行きたくなかったけど・・・。弁当を作ってくれる律儀な同期隊員のおかげで、いわゆるピクニック気分です。でも、ライオンパークって?ホントにライオンいるの?とりあえず、Gabsの駅前で待ち合わせ、さあ、これで全員集合です。友人Sと愉快な仲間たち。みんなで5人。早速タクシーと交渉。ライオンパークまでタクシー1台でP40、そう、5+1人乗りです。ライオンパークがどこにあるかは知ってました。GabsからLobs方面に20km程行ったところに位置してます。
さあ、到着!えっ、入場料いるの?P10です。えっ、ワニもいるの?でも、早速ライオンに会いに行きました。いました、あっ2匹いる。檻の中で暇そうにただただ寝ているライオンが2頭いました。なんか物足りない・・・。でも、みんなで必要以上に写真をパシャパシャ・・・。他には?アヒルみたい鳥とカモみたいな奴も別の檻に入れられてました。他には?あっ!!!バブーンです、そう猿も別の檻の中にいます。暇なうちらは、猿に餌を与えることにしました。りんごです。喜んで食べてくれたのでした。でも、このバブーン、実はよく道端にもいるのです。もちろん、街中では見かけないけど・・・。檻に入れなくても、その辺で見ることができるだろう?と思いながらも、なんとか、このライオンパークを楽しもうとみんな、ちょっと必死だったのです。これらの動物を見終わった後、公園に行ってみることにしました。アスレチック風なパーク内には、何故か、トランポリンもあり、変な感じでした。ちなみに、トランポリン好きな彼は、ぴょんぴょん跳ねてました。あと、馬にも乗ることができるみたいなのですが、その柵の中には、イボイノシシ達が地面を掘って、餌を探してました。何かが違う・・・。公園内の案内センターみたいなところには、ワニがいました。でも、ワニは動きません。本物かどうかわかりません。でも、動いているワニを見ることは動物園ではめったにないのでは?
とにかく、そろそろお昼です。弁当を食べよう!ということで、適当な場所を探しました。あるある、BBQが可能みたいで、その横にはテーブルが園内にはありました。弁当は・・・サンドイッチと、お・に・ぎ・り。さすが、言い出しっぺの彼は豆まめ君です。こうして、楽しい?のんびりとした日曜を人気のないここ、ライオンパークで過ごしたのでした・・・。ちなみに、友人Sがここボツワナで行った唯一の旅行は、ここだけです。きっと、ボツワナに来た日本人で、ライオンパークのみという輩は、彼女だけだと思います。そう思うと、ちょっと申し訳ないような気がしてしまう・・・。今度、他の友人が来た時はこんなことにはならないように、ちゃんとした旅行計画を作ろう!と心に誓ったのでした。
牙を抜かれたライオン と りんごを必死に檻の中に取り込むバブーン

ライオンパーク園内(友人Sと10/3メンバー) と ワニ

10/22(金)、朝5:00、今日は二人とも早起き。何故ならGabsからtaxiが来て、友人Sを空港まで連れて行く日なのです。飛行機は7:00発。だから、5:30までには来ないと間に合わない。前日にTELでtaxiは予約済み。しかも、うちら二人をGabsからここまで連れてきたドライバー。でも果たして来るのだろうか?暗にオレはボツワナをなめるな!来るわけね-よと思っていた・・・友人Sには申し訳ないけど。ドライバーの携帯TELNoを事前に聞いていたので、友人SはしきりにTELを賭ける。でも、留守電になっている。もう、この時点で、まだ寝てる!と実感できた。5:30、やっとTELが繋がる。言い訳が面白い。途中でタイヤがパンクした。30分で着くとのこと。例え、30分で、来ても、7:00の飛行機には間に合わない。それに時間どおりに来るわけもない。こうして、友人Sは、文句を並べて、TELを切ったのであった・・・。 ここはボツワナ、そんなにことがうまく運ぶはずがない。よーやく、そのことを友人Sも実感したようだった。
でも、このおかげで、再度国際TELにより、チケットの変更等、手続きをしなければならない、友人Sであった。まだまだ続く、友人Sのボツワナ生活・・・。
全然いい意味じゃないけど、ホントのボツワナを実感した友人Sになんとしても、最後の夜を有意義に過ごしてもらいたい。ということで、再度、ギザの修理に挑戦。天井裏で格闘し、パッとひらめいた瞬間と同時に、左手に持ったドライバーからドン!と電流が伝わってきた。マジでやばい!思わず、右手で心臓を押さえている自分に気付いた。身体は何とか大丈夫。でも左手がおかしい。これは紛れもなく230Vアタックだった。ちょっとしたcheckだったので、ブレーカも切らなかったオレが馬鹿だった。危うく、こんなボツワナのしがない家の天井裏で仏様になるところだった。この後、約20日ぶりに我が家のギザの修理は完了し、熱いお湯が出る快適な浴室に戻り、友人Sにもこの快適な浴槽を使ってもらうことができたのでした。生きてて良かった。
こうして、次の日、友人Sは荷物をまとめ、長すぎたボツワナ生活にピリオドを打ったのでした。今度はtaxiを使わず、昼間のバスでGabsに向かい、そこからtaxiで空港に向かったのでありました。もう2度と来るなよ、こんな国に!でも、来てくれてありがとう!おかげでいろいろと揉め事も起こったけど、結構楽しかった。特に、友達ランク3の話。続きは日本もしくは、シンガポールでしよう!
友人Sも既に帰ったある日、Gabsでtaxiに乗った時のこと。ドライバがオレに言う。ナオミはどおした?オレは尋ねた。友人Sを知っているのか?奴は答えた。お前も知っている。Lobsに住んでいる。そうなのだ、奴は友人Sを迎えに来ず、寝坊したあのドライバーだったのだ。どうやら、奴は友人Sを気に入ったようだった。さすが、ボツワナ人だ。というか、さすが友人S。奴はどうやらアフリカ男に人気が高いらしい。ナオミという名前もその効果を大にしていると友人S、本人が言っていた。とにかく、このドライバーを、ちょっとからかってやろう、何故かそう思ったオレは、お前はナオミに嫌われている。約束を守らない男は大嫌いなんだよ。ボツワナの日本人女性全てがお前のことを嫌っているぞ。と教えてあげました。最初は元気のよかったこの兄ちゃんも、しまいには一言も口を利かなくなってしまった。で、オレは心の中で、友人S、恨みを晴らしてやったぞ!と至福の思いに浸っていたのでした。でも、きっと次の瞬間にはそんなことはすっかり忘れることができる。それが彼らの得意技。